2011.12.27  恒例の冬メッキ調査


Report by  T-Ya


寒波襲来

 いよいよ今年もあとわずか。例年のように南紀に冬メッキ釣りに行くことにした。今シーズンのメッキは秋の大型台風のせいで釣りが出来ない場所があるなど大きな影響があった。また数日前から寒波襲来で水温が下がっており、かなり厳しそうな状況。でもその寒さで群れが集まっているところを見つけることが出来れば好釣果も期待できる。サイズアップしたメッキを求めて、いざ出発。

去年と同じ場所で

 朝から南下しつつ目ぼしいポイントを打っていく。この時期のメッキはいるいないがハッキリしていて、いないとチェイスもなく完全に沈黙。新しいポイントを新規開拓したいと思うものの、空振りばかり。でもそれも例年通り。途中、とある港でアオリイカの群れが浮かんでいるのを見つけ、LT590にエギをセットしてサイトで1杯キャッチ。ありがたくお土産にする。

 昼を過ぎて、去年見つけた冬メッキのポイントに到着。この辺りが良かったかな〜と思い出しながらボトムを狙っていくと、グンとアタリが。24センチのギンガメだった。やはり同じ場所に溜まっているようだ。

スリル満点

 ひとまず一匹キャッチできて一安心。サイズ的にはまあまあだが、同じようなサイズを8月に釣っているので、もっと大きいのがいても良さそうなのにと思いながらキャストを繰り返す。するとガツンというアタリとともにロッドが絞り込まれた。さっきのとは全然違う引きで、良型の予感。やがて横を向いた銀色に光る魚体が見えてきたが、手前に来たところで急に下に突っ込み根ズレしそうになる。突っ込みを何とかこらえ、またじわりじわりと寄せてきてやっとキャッチ。初めて見る太い魚体に驚いた。計って見ると30cmジャストだった。思わずヨシッと声が出る。

 続けてキャストするとまたヒット。日中にも関わらず、なかなか活性が高い。ところがファイト中にバレてしまった。ルアーを見ると前後ともフックが伸びている。さっき釣った時に伸びていたようだ。痛恨のミス。

 バレたせいか反応がなくなったので、目先を変えてソフトルアーに交換し。ボトムでダートさせるとすぐにアタリが。でも食い損ね。そのまま続けていると乗った。太軸のジグヘッドなので強引に寄せつつ引きを堪能。体高があり、この時期しては良く太っている。これぐらいのサイズになるとついついじっくりと計ってしまう。30.5cmあった。

 また反応が悪くなってきたので、ミノーに戻してトゥイッチトゥイッチ。で、ゴンとヒット。手前に寄せてくると下へ下へと突っ込むのでヒヤヒヤするが、あまり強引にやるとフックが伸びそうだったのでドラグを緩めて走らせる。何とか沖で浮かせようと思うのだが、結局浮かないままで手前に寄ってきてしまう。おそるおそる巻いてキャッチに成功。29.5cm。全部ギンガメ。

今年も満足

 その後はサイズダウンしてきたので、10匹釣って切りのいいところで移動。夕マヅメは本命と思われるポイントに入るが、不在のようでそのまま終了。結局9箇所まわって釣れたのは一箇所だけと、ボウズと紙一重だったが、良型が釣れて満足のいく釣行だった。