2012.01.09  寒中エギング


Report by  T-Ya


状況分析では爆釣

 連休なので久しぶりにイカの引きでも、と思って最近の釣果を調べてみると、秋には不調だったエリアでもここに来てそこそこ釣れているようだ。そこで更に風と波と水温をチェックしてみた。特にこの時期は水温が下がりすぎるとイカが居なくなってしまうので重要な要素だ。すると年末にはグッと下がった水温も、年が明けてからは19℃あたりで落ち着いている。風と波も全く問題なく、おまけに満月ときている。これは釣って下さいと言わんばかりの状況で、頭の中は爆釣の妄想で一杯になった。

夕マヅメを攻めるも

 日没に間に合うように昼に出発。片道200km程のプチ遠征でサーフに到着。予報通り、波もなく、弱い追い風でエギングには絶好の条件。ただ、一ヶ月前の満月の時はたくさんの釣り人がいたのに、この日はやけに少ないのが気になった。

 準備して、明るいうちにキャスト&シャクリ開始。やがて日が沈み、入れ替わりに月が顔を出す。そろそろ来るはずと思ってキャストを繰り返すが、全くアタリもなく、夕マヅメの良い時間帯を過ぎてしまった。開始して2時間全く反応が無かったので、条件が良いとは言えさすが真冬は厳しかったかと、安易な妄想をしてしまったことを少し後悔。これはボウズか?という気がしてきた。どうりで釣り人がいない筈だ。

後半2時間で

 それでも折角来たので、予定していた21時までは頑張ることにする。と、あるキャストでフォール後の最初のシャクリを入れた時、ゴン!と重みが。すぐにグイーンと竿先がお辞儀をする。300g程のアオリイカだった。とりあえずボウズは逃れたが、勝手に釣れてしまったのでかなり面白味に欠ける。それでもイカが居ることが分ったので、俄然気合が入る。しばらくすると今度は最初のシャクリの後に明確なアタリがあり、アワセを入れるとしっかりとした重みが。600gとまずまずのサイズをキャッチ。普通は手前のかけ上がりでアタルことが多いのだが、この日はイカが沖に居るようで、寄せてくるのがなかなか楽しい。これは地合い到来かと思ったが、その後はアタリが途絶える。

 厳しい中、2杯釣れたのでこんなものかと思って納得しつつあったが、しばらくしてモゾッとしたアタリ。タイミングを見計らってアワセを入れ、気持ち良くフッキング成功。これも600g程の同サイズ。更に次の1投では、竿先をスーッと持っていくアタリ。こういうアタリだと空振りをすることが多いので、スイープにあわせると上手い具合にフッキング出来た。これも沖で掛けたのでなかなか寄ってこない。しかもかなりの手応え。慎重にズリ上げると、自己記録を少し更新する1240gだった。終了予定を30分延長し、小ぶりながら2杯を追加。まだ釣れそうだったが、翌日のことを考えて終了とした。ボウズの予感から一転して後半にアタリが集中。キロオーバーを含む合計6杯は出来過ぎで、結果的には妄想していたものに近い釣果となった。