ハタンポを食べてみる
冬のライトタックルというと私の場合、普通は根魚なのですが、今回は前回あまり釣れなかったカマスと、ハタンポを釣って食べてみることを目標にして、ついでに根魚もやってみるという感じで行ってみました。副題は意味がよく分からないと思いますが、読んでいただければすぐ分かります(^^)
14日の22時過ぎに1人で出発。東名道を沼津インターで降り南下。途中、釣り具屋に寄り、最初のポイントには0:50ぐらいに到着。ここでも小型ながらカマスが釣れているというので少しやってみたが、真夜中では厳しいかな?
すぐに移動する。でもアジが釣れているようで釣り人は結構いた。
しばらく走って次のポイントへ。まずはハタンポのポイントへ。また反応なし。それではと近くのメバルポイントまで歩く。今日は波はほぼ無くなっていたが、うねりが結構あり、水はよく動いていて夜半までは飛沫をかぶっていた跡もある。これなら釣れるかなと港外をやってみるも反応なし。
次に港内を狙うとコーナー付近で黒っぽい影が近づいて来て、反転する。竿に重みがのる。結構いい引きをしたのは20cmほどのムラソイ。その後は反応がなかったので、今度は港外のヘチの暗がりをタイトに狙う。するとすぐアタリがあり、重みがのったところで切れた・・・というか抜けた。魚を抜いた後はちゃんと結び目をチェックしないといけないな・・・。その後は反応なく少し移動。
次のポイントは以前はヘチでよくメバルが釣れたが、最近はめったに釣れなくなってしまった。それでもカマスでもいないかと狙ってみるとヘチ際ですぐアタリ。この少しメバルを軽くしたようなアタリは、そう、ミナミハタンポ。入れ食いとまではいかないが、アタリはまずまずあった。しかし、半数ぐらい落としてしまい、キープできたのは4匹のみ。とりあえず味をみることはできるので、30分ちょっとで終了して次へ。
2匹の猫がすっ飛んで来た
しばらく走って次のポイントへ。ここも前々回、ハタンポが入れ食いだったポイントだが、今回は全く反応なし。あれ、ここも? 次のポイントもダメ。諦めてカマスポイントに向かう。
4時半ぐらいに到着してやり始めるが全くアタリが出ない。まもなく前回の猫が2匹来てお行儀よくお座りを始めた。しかし、一向に釣れる気配はない。今回は渋い時の対策として釣り具屋でキビナゴを買って来たのだが、魚がいなければ出番はない。そこで少し猫にお裾分け。
2時間ほど経ってもアタリなし。前回の時合いを30分過ぎてもダメ。すっかり明るくなったので、前回サバが釣れた所でやり始めた7時前、いきなりヒット。上がったのは27、8cmのカマス。やや小ぶりだがとりあえず今回も釣れたとホッとしていると、2匹の猫がすっ飛んで来た。
これはまずい、と慌てて車に戻り、バッカンを取り出してやれ一安心とカマスを下に落とした時、車の下から別の猫が飛びかかった。「しまった、そこか!」慌ててラインを引っ張ったが時すでに遅し。猫はしっかり魚を押さえていたのでラインが切れ、魚は猫の手に落ちた。「オレの2時間を返せ〜!」
魚をくわえて去っていく猫が振りかえると、魚の口にはルアーがぶら下がっている。「もう魚はあげるからルアーだけでも返してくれない? 針が付いてるから危ないよ。」と言ったところで聞いてくれるわけもなく、そそくさと猫は去って行った。かくなる上は、カマスが頑張って猫の鼻っ面でもかじってくれることを願うのみ・・・(^^;
乗るな〜!
その後は目の前を10cm前後の魚の大きな群れが通り過ぎたので、その下を狙ってみるが反応なし。群れが過ぎた後、2度ほど弱いアタリがあったがのらず。その後はまたアタリが消えたので、岸壁でちびカサゴとアナハゼと遊んでから仮眠。
14時過ぎに起きて少し周りの様子を見て来てから、15時半ぐらいから開始。時間はまだ早いが曇っていて夕方っぽい雰囲気だったから。すると15:50、何の前触れもなく、いきなりゴン! 何かと思ったら、やっぱりカマス。結構いいサイズだが、それほど引きは強くなかったのでそのまま抜き上げたら、目標を1cm超えている。やっと40アップが出た〜。粘った甲斐があった(^^)
しかし、その後は反応なく、10分もすると朝より大きなベイトの大群が足元を通過する。しかし反応はない。その後、1時間ぐらいした時にアタリがあったが重みがのったところでバレてしまった。どうも時合いというよりは、ベイトの群れの周りに付いていて、ベイトが回遊して来た前後で食って来るといった感じだ。その後はアタリも無かったので終了とし、前回のボイルポイントへ。
ポイントに到着すると風も無いのに誰もいない。新しく巻き替えたラインのチェックを兼ねて、ちょっとしゃくってみることにして堤防に向かう。するとここにも猫が1匹いて、スリスリして来た。しかも前に来て足に寄りかかるように座っている。「かわいい〜」。4投ほどするといきなりももったので下に置いて解こうとすると、猫も寄って来て興味津津。ももりが興味を引くようだ。
「こら、じゃま。後ろにいて!」と後ろにやると、背中に違和感が?・・・って、「乗るな〜!」もっとも、邪魔されずにすむのでそのままにしておいて、作業に集中。やっと解いて猫を下ろそうと立ち上がると、よじ登って肩にチョコン。鳥か君は・・・(^^;その後降りたが、場所を替えてしゃがんでやっていると、股の間に入って来て丸くなったと思ったら・・・寝ちゃった(^^; 「かわいすぎて集中できな〜い!(^^;」しばらくその状態を維持して、猫が顔をあげた時に移動し、数投して終了。後ろ髪引かれる思いで堤防を後にした。
外道?でメバル
港内では根魚の反応なし。暗い方でまたボイルが出ていたがこれもルアーは食わない。40〜50cmの魚が泳いでいるのが見えたので、ボイルしているのはシーバスのようだ。その後は帰りがてら、また今朝方のハタンポのポイントに行くことにし、途中、ちょっとセイゴと遊べる所に寄ってみる。
セイゴのポイントに着いてみると、波はそれほど無かったが、うねりが残っていて軽く濁りが入り、いい感じだ。やってみると早速ヒット。一旦バレたがすぐまたヒットし、上がったのは29cmのヒラセイゴ。その後も反応はよく、マルやチビメバル混じりでしばらく遊ぶことができた。小1時間やって移動。
ハタンポのポイントに着いてやり始めると最初はアタリなし。まずい、またこのパターンか?と焦ったが、少しするとようやくヒット。その後もポツポツとアタリがあって、今朝の魚と合わせて10匹になったところで、この日の釣りを終了とした。ちなみにハタンポを狙っている時、外道?で22〜24cmのメバルが4匹釣れたが、これはご愛嬌ということで(^^;
今回はなんとかカマスを釣って、後はハタンポが釣れればいいかなぐらいで釣行したんですが、セイゴやメバルが思いのほか良かったので結構楽しめました。カマスはそろそろ終わりかもしれませんが、機会があればまた狙ってみようと思います。