2012.04.21  やっちゃった感満載の房総レポート


Report by  KO


釣れるものは何でも

 そろそろ時期的に大アジが接岸して来そうな時期ですし、一旦下がった海水温もようやく上昇してきて、アオリイカやカミナリイカもポツポツ釣れ出しているようなので、今回は房総方面に大アジ・カミナリイカ狙い、ついでにムラソイ・カサゴという、要は釣れるものは何でも狙っちゃえという感じの釣行でしたが・・・

 20日の20時過ぎに兄と出発。アクアラインを通って南下。途中、餃子の有名な店で夕食を済ませ、今回は一気に南房に向かう。最初のポイントに着いたのは23時半頃。大潮のほぼ引きいっぱいで、真冬ほどではないが水位もかなり低い。ここは反応なし。

 次のポイントは常夜灯下で何か魚が泳いでいる。いくらか反応するので狙っていると、少し沈めた時にヒット。結構いい引きで水面で跳ねたのでセイゴかと思っていたが、水面に浮かんだ魚は黒っぽい。メバルかなと思いながらあげてみると25cmぐらいのフグだった。何だ、フグか・・・。ん、フグって跳ねるのか? ま、いいけど。

正体は35pのメジナ

 その後、少し場所を替えてやっていると、ヘチの底に落とした時にヒット。かなり強烈な引きで底へ底へと引き込んでいく。最初カサゴかと思ったがカサゴはこんなに頑張れない。底に行くと今度は底に張り付くような感じ。こんな引きは今まで味わったことがない。いったい何だ? ようやく浮かんだ魚は黒くて大きく、斑がある。大きいムラソイかとタモ入れしてみると、正体は35pのメジナだった。

 それは初めての引きなわけだ。こんな港内でこのサイズのメジナがいるとは・・・。今日は予報より北東の風が強く、8〜10m/sぐらいの風が吹いていて外が荒れているからかもしれない。その後は反応なく移動。

 次のポイントは反応なし。ついでにカミナリイカを狙ってみるが、こちらもダメ。次のポイントはかなりのベイトがいて、いかにもフィッシュイーターがいそうな感じだったがこちらもダメ。次も反応なし。その次のポイントは近くで少し遊んでいるうちに先行に入られてしまった。

 次のポイントも反応がないので3時を過ぎていたこともあり、内房のイカ狙いのポイントに移動。ここではカミナリイカよりもアオリを意識したポイントに入るが、横風でかなりラインが流されてしまう。2時間ほどやって反応もなく体も冷えたので移動。電池切れの兄はここで就寝。

あら、下がり過ぎて・・・

 この後はムラソイ・カサゴを狙うつもりだったが、まだ水位が高いので時間潰しに風裏になるポイントでカミナリイカを狙ってみる。しかし、1時間ほどやってみたが反応なし。ふと、足元にある石積みが気になったので、ここにもいるんじゃないかとやってみる。

 すると3カ所目ぐらいの穴でムラソイ21cm。次もいいサイズがヒットしたが、根ズレでブレイク。そこでラインを50cmぐらいにして狙うと18cmぐらいのが釣れたが、おチビさんは2匹ほどアワセたらそのまま飛んで行ってしまった(^^;

 そろそろ水位も十分下がったかなとメインのポイントに向かうと、あら、下がり過ぎてポイントがない。しまった〜、待ち過ぎた。なんとか20cmと25cm、そしておチビさんの飛行1。ま、とりあえず釣れたから良しとしよう。この後はカサゴのポイントへ行こうとしたが、さっきのポイントがさらに引いて新しいポイントが出ていたのでやってみる。

 すると14cmぐらいのムラソイと25cmのカサゴ。やっぱりこんなところにもいるんだな〜。良型のカサゴに気分を良くして本命のカサゴポイントに向かうと、ここも引き過ぎ。ありゃ、またやっちゃった。ほとんどポイントも消えてしまった中、何とかムラソイ1匹。もっとも、ゴロタでのカサゴ狙いのポイント選びで最近考えていたことが、これで実証されたような気もするが・・・

何か釣れないか

 やることもなくなったので、引きいっぱいで沖が狙いやすくなったムラソイ狙いのポイントで、ちょっとアオリを狙ってみる。すると3投目で200gほどのアオリイカ。その後は30分ほどやって終了。この後は買い出し後、仮眠。

 17時頃に起きると風は予報通り強くなっていた。夕まづめもイカ狙いをしようと思っていたのだが、風裏になるポイントにはどこも人がいっぱい。仕方なくイカを諦め、風裏になる港で何か釣れないかとやってみる。

 まづめの時間はメバルを狙ってみるが反応なし。次の港は以前兄がドンコを釣ったことがあるので、また釣れないかと狙ってみる。すると20cmぐらいのドンコが釣れた。兄は小型を2匹に1バラシ。これは今後も狙って釣れそうだ。

今回の唯一の収穫

 次に向かった場所にはエサ釣りの先行者がいたので少しやって終了とし、最後に昨夜できなかった所でアジを狙ってみる。しかし、1回アタリがあっただけ。諦めて帰りながら少しキャストしてみると、ココッとアタったのち重みがのる。これは大アジ来たかと喜んだが、少ししてドラグが唸りだした。たまにここで釣れるもう少し大きいのが来ちゃったみたい(^^;

 寄せては走られ、ライトで照らすとまた走られ、ようやくタモ入れしたのは55cmのマルフッコ。かなりの引きだったので、もう少し大きいのかと思ったが、それほどではなかった。やはり水温が高めなのと産卵後の体力を回復したからかな?なんか最後まで予定外の物が釣れるというオチが付いて、21時半ぐらいに今回の釣行は終了となった。

 今回は結果的にはいろいろ釣れて楽しめたのですが、狙いたかった物は釣れないし、ムラソイ・カサゴ狙いの水位は見誤るしで散々でした。それでも、苦しい時のムラソイ頼みは健在でしたけど。とはいえ、南房でドンコが狙って釣れるということが分かったのは、今回の唯一の収穫かな・・・(^^;