2012.07.29  酷暑! 根魚調査


Report by  T-Ya


恒例のゴロタ

 毎年初夏にはゴロタのムラソイ釣りを楽しんでいるのだが、梅雨やら台風やらでタイミングを逃し、初夏どころかすっかり盛夏になってしまった。8月を前にして猛暑が続き、近畿地方には連日高温注意情報が出ている。でもとにかく晴れて波の穏やかな日に行きたかったので、意を決して出発。

 朝8時、いつもの紀伊半島のゴロタに着くと、波は穏やかでいい感じ。でもやはり陽射しがきつく、準備をしていると汗だくに。日焼け止めを塗り、水分を取りながら調査開始〜。

ガシラ多し

 釣行のことを遊び心?で調査と言ったりするが、ここでの根魚釣りは本当に調査しているような感じだ。いかにもムラソイが沢山いそうな場所なのだが、釣ってみると意外とガシラが多い。昨年はムラソイ対ガシラの比が9対7だった。一昨年は行けなかったが、3年前は1対15と圧倒的にガシラが優勢だった。それぞれ好みの水深があるらしいが、ここでは両方が同じ場所にいて、勢力争いでもしているのだろうか。

 ソフトルアーを岩の際に落とし、すぐ釣れたのは小型のガシラ。活性はまずまずのようで、しばらく15cm以下のガシラが続き、やっと良い引きでムラソイが・・・と思ったら20cmぐらいのガシラ。その後も頻繁に小型のガシラが釣れ、たまに20cm級のガシラが釣れる。予定の半分ぐらい釣ったところでムラソイは一匹も釣れず、今年はガシラが優勢ということが判明。

やっぱりムラソイは

 何とかムラソイも釣りたいと思いながら探っていると、強烈な引きの魚が掛かった。固めのロッドを大きく曲げ、横にグイグイと走る。やっと20cmのムラソイと御対面。たまにしか釣らないので忘れかけていたが、やっぱりムラソイの引きは強烈。ガシラと似た姿なのに、引きは全く違う。どこにそんなパワーがあるのだろうか。

 その後はまたしばらくガシラが続き、波が出てきて根掛かりも多くなり苦戦。でも頑張った甲斐あって、何とか24cmの良型ムラソイをキャッチ。当たった時は根掛かりと勘違いしたが、ゴンゴンとこれまた良い引きで楽しませてくれた。

 昼前になったので調査終了。14対3でガシラが多いという結果になった。アタリが多くて楽しめたが、小型のガシラが多いせいかバラシが多発したのが少々残念だった。そして何と言ってもムラソイの素晴らしいパワーを再認識。もうちょっとムラソイの比率が上がってくれると嬉しいのだが。