2012.09.22〜23  山形・新潟で渓流&アオリイカ


Report by  KO


予定の川に向かい・・・

 今回は秋の東北渓流釣行です。今回行くのは私と兄、そして一緒に渓流や海に釣りに行くことの多いH氏の3人のみ。9月の末にもなるとそれほどの釣果は期待できなくなるので、2日目は海に向かってアオリイカを狙うのはどうかと提案してみたら、みな嫌いではないので二つ返事で了承を得ました。そこで今回は渓流&アオリという狙いで行ってみました。

 21日の22時過ぎにH氏宅に向かい、そこから東北道に乗り、一路米沢方面を目指す。この辺には吾妻連峰・飯豊連峰があり、素晴らしい渓流が数多い。今回行ったのもその中の1本だ。

 予定の川に向かい、支流の林道を上って行くとかなり道が荒れていたので、隣の支流に変更し、さらにその源流部の枝沢に向かう。合流点に到着するとだいぶ明るくなっていたので、朝食をとってから着替え、すぐに釣り開始。

 この川は残雪が残る7月まではまずまず釣れるが、この時期に良かったことはない。でも、この時間に移動するのも面倒なのでここに来たのだが、3つの堰堤を越えてから釣り始めたにもかかわらず、チビが2度出ただけでほとんど反応がない。

32cmのイワナ

 私と兄は渓流ではほとんどサポートに回って釣りをしないのだが、今回もH氏のみが毛バリで釣りをしていた。しかし、あまりにも反応がないので途中から兄が替わって釣りをしていた。それでもしばらくは反応がなかったのだが、突然兄がアワセた。

 竿が胴から入る。なかなか魚が上がって来ないので大きいのかな?と見ていると、ようやく上がってきた魚は結構なサイズ。慌ててネットを取り出して掬いに行き、逃げ回っている魚をようやくネットに収めると思っていたより大きい。ちゃんと測ると32cmのイワナ。いきなり出た魚が尺上だ。最近は8寸級が出ればよしとしていたのでこれにはびっくり。私は渓流にはカメラを持って行かないので写真は無しです(^^;

 この後は気合を入れて釣り上るが、伏流になる所まで釣り上ったが結局この魚以外は出なかった。H氏はまだ釣っていなかったので一旦下り、車に乗って少し下流の枝沢の下流部を第2堰堤まで探り、6寸と7寸を2匹釣って渓流を終了とし、13時過ぎには海に向かって移動。途中、温泉に入ってから買い出しし、適当な場所を見つけて設営後、BBQのち就寝。

アオリイカを狙う人が多い!

 翌朝は6時前に起き出し、朝食をとってから少し北上し、山形県南部から釣り開始。日本海側は新潟・山形以北では今のところアオリイカは秋のシーズンだけで春のシーズンはない。それだけに秋の小型の数釣りがこの方面のメインの釣りとなるのだが、9月に入ってから好調に釣果が出ているようなので少し遊べればぐらいの感覚で行ってみた。サイズはせいぜい100〜150gぐらいのようだが・・・

 8時過ぎに最初の港に到着したが、堤防や港内などあちこちにエギ釣り師が。関東に比べれば人は少ないだろうと思っていたのだが、釣り場がそれほど多くはない上にこの時期はまだ青物も始まらず、他の釣り物が少ないだけにアオリイカを狙う人が多い。漁港周りの岩場にも人がいるので、しかたなく港内でやってみるが反応なし。ここから帰りがてら南下する。

 次の港も常夜灯下にはスミ跡が多いが、昼はダメなのか反応なし。どこも人が多いので、次は少し走って根が多いサーフでやってみるがここにも先行者がいて、さらに後から人が来た。こうなると穴場なんか無さそうな気配・・・(^^; ここで雨が降って来たので少し仮眠してから買い出しし、新潟方面に向かって走る。

3人で15杯ほど

 しばらく走ってサーフに突き出す小堤防の一つに到着した頃には17:30ぐらいになっていて、雲が厚いこともありかなり暗くなっていた。もう夕まづめは終わった感じだな〜と思っていると先行者が次々に帰って来て堤防には誰もいなくなってしまった。

 これは厳しいかなと思ってやり始めるが、少し離れてやっていた兄が小型ながらすぐ2杯釣った。私は小型ということでオレンジ3.0号のエギでやっていたが、反応がなかったので青に替えるとすぐヒット。その後も2連チャン。結構調子よく釣れ、2時間ほどで3人で15杯ほど釣れた。やはり100〜150gでそれより小さそうなのはリリース。

 まずまずの釣果を得たので十分満足できたのだが、試しに隣の堤防はどうかなと行ってみる。するとここでも兄とH氏は調子よく釣っていたが、私には来ない。最後に3回アタリがあったが、すべて乗せ損ね。結局私はここでは釣果なしで終わってしまった。

 アオリは十分楽しめたので、最近カマスがかなり釣れているというので最後に常夜灯下で遊ぼうと近くの漁港に向かってみたが、常夜灯が消えていたのでここで終了とし、今回の釣行を終了とした。

 今回、結果だけ見ると結構良かった感じなのですが、最初と最後だけで途中はかなり悲惨で海に向かったのは失敗かとも思ったのですが、最後は終わり良ければすべて良しという感じになりました。アオリイカは小型ながらかなりスレているのか、昼はさっぱりでしたが夜は好反応でした。もう少し大きくなったらまた行ってみたいですね。あと、堤防周りは20cm前後ながらかなりの数のサヨリがいたので、それを狙ってみるのも面白そうです。もう少しすると青物も釣れ出すでしょうし、いずれにしろ、今後がちょっと楽しみな日本海方面です。