何を釣ろう
梅雨も明けてすっかり夏本番、プチ遠征して何か釣りたいと思うのだが、これと言って私に釣れるような目ぼしいターゲットがない。3週間前に南紀に行ったときはエンピツより少し大きいカマスがポツポツと釣れたが、バラシやラインカットが多く不満の残る釣行だった。カマスはまだ釣れているらしいので、リベンジに行くことにした。
大幅にサイズアップ
朝8時ごろから釣り開始。早朝の時合いに良く釣れるらしいのだが、のんびりと出発するので時合いに関係なく日中のボトムに溜まっているのを狙う。カマスを釣る時はいつもこのような感じなので、実は時合いの釣りをしたことがない。まずはミノーで中層を引くがチェイスなし。メタルジグに替えてボトムを叩くとすぐにヒット。かなり引くと思ったら25cmオーバーとまずまずのサイズ。同じようなサイズを数匹釣ると反応が無くなった。だが諦めずにしばらく続けているとまたヒット。で、2〜3匹続いて終了。どうやら小規模な群れが回遊しているようだ。サイズは3週前よりもはるかに大きく、ゴゴンというヒットが楽しい。成長したと言うよりは別の群れが入っているようだ。
その後地元の少年2人が登場。一緒にキャストしていると、活性が上がったのかヒットが少し長く続き、ミノーでもヒットするようになった。シオのチェイスもあったがこれはノーヒット。そのうち反応が無くなり少年も去っていったので、私も移動することに。
他の港はダメ
南下して港をチェックしていくが、チェイスは全く無く、本命と思っていた港でも20cmぐらいが2匹釣れただけ。昼過ぎまで転々と探したが大苦戦。どこの港でも見られたエンピツ君はどこに行ってしまったのだろうか。仕方なく、反応の良かった最初の港へ戻ることにした。
朝と同じようにボトムを狙うが、始めのうちは反応なし。でも我慢してキャストしているとやはり数匹が連続ヒット。朝と同じようなサイズで、30cmジャストも混じる。入れ食いとは行かなまでも、粘ればまずまず楽しめそうなので、車からクーラーボックスを運び出して腰掛け、じっくり狙うことにする。そうすると狙い通りに群れの回遊があり、ポツポツとヒット。たまに掛かったカマスに小さな群れがついてくることもあり、その時は続けてミノーを投げると表層でも釣れた。
ついに時合い
炎天下でそのような釣りを続けて3時間、日が傾いて防災無線が流れる頃になると、地元の釣り師が護岸に集まってきた。3週間前に来た時は夕マヅメの時合いを狙うも不発だったので期待していなかったのだが、地元の人が集まるとなれば話は別。大いに期待してキャストを続けると、ついに連続ヒット。数投で終わるかと思ったら終わらずに、まだまだ続く。ミノーを表層にあちこち投げるとどこでもヒット。オォ〜これが時合いなんだと感動。気がつくと目の前をカマスの大群が悠々と泳いでいた。そしてやがて時合いも終了。その後も単発で釣れることは釣れるが、十分に楽しんだので終了とした。
この日は不思議とルアーのロストは根掛かりの一つだけ。バラシも少なかった。良く釣れた港は一箇所だけだったが、20cm台の後半を中心に40匹と大漁で大満足の釣行だった。次の日は干物作りに精を出した。