2013.08.10  南の島へ遠征


Report by  T-Ya


メッキ開幕戦

 例年盆休みになると南紀でメッキ釣りを開始するのだが、今年はちょっと違う場所へ行ってみたくなり、何年か前に旅行で行った南の島へ行くことにした。その時は20cm級のメッキが大漁で、今回もそれを期待しての釣行。

 行き先は厳密には島とは言えないが、一応車で橋を渡る(笑)。しかも日帰り(爆)。島の南西部で家からは往復約800kmのあり、日帰りで行くにはやや無理があるが、限られた時間でどうやって釣るかを考えるのがまた楽しい。荷物を詰め込んで未明に出発した。

ポイント絞れず

 現地の川に8時前に到着。以前旅行で行った時は河口に好ポイントがあり、その一箇所だけでたくさん釣れたのだが、今回は地形が変わってしまったようでポイント消失。仕方なく、まずは中州のサーフ状のポイントに入って釣り開始。まずは今シーズンの第一号となるロウニンをゲットした。しかし群れが薄いのか、そこではこの一匹だけ。

 次に近くの石積み護岸に移動。ミノーで小規模な群れが追ってくるのが見えたのだが掛からず、メタルジグを遠投して狙うと沖でロウニンがヒット。その後ギンガメを一匹追加するがどうもパッとしない。しばらくして良い引きの魚がヒットしたので、やっとの良型のメッキが来たと思ったら、20cm程のフエダイだった。

 その後は移動を繰り返すものの、ミニサイズのメッキがパラパラと追って来るだけでノーヒット。予想外の苦戦だ。

酷暑

 昼になると猛烈に暑くなり、眠気も加わってきたので風通しの良い日陰で横になって休憩。後で知ったのだが、この日、この周辺の気温は40度を超えていたらしい。それでもヤル気を回復して次に河口のゴロタを狙うが、フエダイがヒットしたのみ。ゴロタ横のサーフでは魚を狙いつつ、短パンで浸かって涼をとるが、水温が高くてぬるま湯に浸かっている感じだった。

 水分を多めに取りつつ移動を繰り返し、日が傾いてきたところで流れ込みのある船着場に入る。上げ潮の流れもあり如何にも釣れそうな感じなのだが、ここでも反応なし。それでも流れ込みをしつこく攻めていると、コンとヒットして沖に走り出した。これは良型のフエダイだと思って慎重に寄せてくると、30cmオーバーのキビレだった。メッキタックルでこのサイズはかなり楽しい。

日暮れ時

 午後になってからメッキが全く釣れていないので、日没時の最後のポイントは午前中にメッキの反応があった石積みに入る。それなのにメッキの反応は無く、代わりに他魚の活性が上がってきたようでフエダイやシマイサキがヒットする。

 日が沈むまで諦めずにルアーを取っかえ引っかえしてキャストを続け、いよいよ薄暗くなってきた頃に手前で何かがヒット。なかなか良い引きで、またフエダイかと思っていたら最後の最後に嬉しいロウニンをキャッチした。

 結局メッキは4匹だけで、遠征した割りには貧果だったが、その代わりにこの時期ならではの多彩な他魚が楽しませてくれた。真夏の清流に名残を惜しみつつ帰路についた。