2013.08.14  恒例の夏の遠征


Report by  T-Ya


まだまだ猛暑

 4日前に大遠征に行ったばかりだが、それは置いておいて毎年恒例の南紀のメッキ調査に行かねばならない。数日前に南紀調査済みのTATさんから、そこそこ釣れたとの連絡を貰っていたので、何となく楽な気持ちで出発出来る。心配なのは猛暑の方で、異常な暑さ続き。一雨欲しい所だがそれも期待できないらしい。コレばっかりはどうしようもない。

慣れないトップで

 まずはいつもの中規模河川に到着。早速橋のたもとで流心に向かってミノーをキャストするが、全くの無反応。そこで滅多にやることの無いトップウォーターを試してみることにする。操作が下手なので苦手なのだが、数日前に手のヒラアジさんからなかなか良いペンシルポッパーがあると教えて貰っていたのでそれを前日に購入していた。

 気合を入れて岸沿いにキャストしてみる。チョンチョンとロッドを動かすといい感じで首を振り、引き抵抗も軽くて扱いやすいのが実感できる。なるほど〜こいつはええわと思っていると、突然ズボッとルアーが吸い込まれた。うお〜〜いきなり来たと驚きながら強い突っ込みをこらえて寄せてくると、黒っぽい魚体。ウンウン、やっぱりトップでチヌかな、と思いつつランディングしたら、見慣れない縞々の魚。チヌではなく、初対面となるマングローブジャック(ゴマフエダイ)だった。今年はフエダイが多いようだが、これには驚かされた。初めての魚種は嬉しいものだ。その後はクロホシフエダイを2つ釣ったがメッキは出なかった。

川で涼をとりつつ

 その後も河川を中心に南下してメッキを探していく。有名なメッキポイントの河口は大量の土砂が積まれており地形がすっかり変わってしまっていたが、無事にギンガメアジとセイゴをキャッチ。しかしその他の場所はパッとせず、お約束のダツが釣れるのみ。更にはお気に入りとなっているサーフの流れ込みポイントは、水遊びする人で海水浴場と化していた。

 そんな中でも、海のすぐ近くなのだが山あいとなっている小川では、超浅場でギンガメアジが出迎えてくれた。ここは短パンで立ちこむとヒンヤリして気持ちいいのでついつい長居してしまう。他にもかわいいバラクーダ(オニカマス)お出ましして楽しませてくれた。

最後もトップで

 その後は日中にカマスが釣れる港で翻弄され、30cm弱のカマス一匹を釣るのにルアーを2個ロストと割に合わない釣果。釣れたカマスは後ろで観戦していた散歩のおばちゃんに進呈した。

 いよいよ日没が近くなり、最後と決めていた大きな港のスロープへ。ところがベイトはたくさん居るのだが、肝心のメッキが来ない。例年よく釣れるコトヒキもいないのが気になる。クサフグのみが釣れる中、ついに日没時刻になってしまった。まだ明るい内は可能性があると思ってトップをキャストしていると、やっと回遊がありギンガメアジをキャッチ。そして連発とは行かなかったが、強い引きで横走りするギンガメアジをもう一つキャッチすることが出来た。

貧果の残業

 夜は帰りつつ豆アジを探すが、釣れるのはネンブツ系2種とミナミハタンポのみ。最後と思って入った河口の港では、常夜灯の下で小アジの大群が旋回しているのを発見。でもこんな時は釣れないような気がする・・・と思ったらやっぱり釣れない。あまりにも釣れないので、もしかすると別の魚かと思ったが、あれこれやって極小ワームのスプリットでやっとヒット。やっぱり小アジだった。しかし後が続かずバラシのみで時間切れ。

 くたくたになるまで頑張り、何とか例年通りにメッキをキャッチ。色々釣ったな〜と数えてみたら全部で12魚種。存分に楽しんだ夏の一日だった。清流に名残を惜しみつつ帰路についた。