2013.09.22  懲りずに南紀チェック


Report by  T-Ya


好天の休日だったが

 三連休は天気も良さそうなので釣りに行かねばなるまい、ということでまた南紀へ行くことにした。前週は色々狙って中途半端な釣りだったので、その反省をするかと思いきや、折角行くのだからチェックをしないと気がすまない。メッキ以外にもカマスやアオリイカ用の道具も積み込んで出発。

 まずいつもの川に着いてポイントに出てみると、濁りと大量のゴミ。岸が貯木場のようになっている。しかも上流からも次々と流木が。前週の台風の影響がだいぶ残っているようだ。ゴミの隙間を狙ってちょっとだけキャストしてみるが、早々に退散。

 次はカマスが居そうな漁港へ。ところが外海がずいぶん荒れていて、港内も濁っている。メタルジグで探ってみるが案の定、無反応。先週よりも悪い状況にかなり意気消沈。

ウェーディングで

 その後はマシなポイントを転々としながら南下して、コトヒキやらチビアオリを釣ったもののメッキの姿は無く、最南端付近まで来てしまった。昼過ぎに着いた浅場の立ちこみポイントは水も澄んでいてなかなか良さそうな感じ。いつもなら短パンでOKなのだが、潮位が思ったよりも高かったのでヒップウェーダーを履いて浸かることにした。遠投して探ると何とかメッキをキャッチ。小さかったが2つ釣ることが出来た。その後はなぜかバラクーダが多発。鋭いアタリで面白いのだが、ルアーを1つ持っていかれてしまった。

残念な一日と思いきや

 最南端を越えて東側にまわりこみポイントをチェックするが、やはりメッキの姿は少ない。今日も冴えない一日に終わるのか〜と思いつつ、夕方近くに入った小河川の河口でやっと小規模な群れに遭遇。小型ながら、ピックアップ寸前に食ってきたり元気一杯のメッキだった。

 そうこうしていると、前日から南紀入りしているTATさんからメールが。夕間詰めに予定していたポイントで小型がプチ爆とのこと。早速行ってみると、駐車場からTATさんがメッキを釣り上げているのが見える。挨拶もそこそこに私も参戦。穏やかな水面のあちこちでイナッコがバシャバシャやっていて良い雰囲気。たまに追われている感じも。やがて私にもメッキがヒット。その後もポツポツと小型がヒットしてかなり楽しい。

 しかしそのうちアタリも減ってきて、そろそろ日没の時間。TATさんと世間話などしながらキャストを続けていると、突然強いアタリが。それまでとは全く違うグイグイという引き。バレないで〜とつぶやきつつ上げてみると、21cmのギンガメだった。やっとマシなサイズをキャッチできてかなり嬉しい。良いサイズの群れが入ってきたようで、その後のヒットも良い引きを見せてくれる。遠投して着水即ヒットもあり、お祭り状態に。TATさんも20cmオーバーを連発している。完全に暗くなってからも何本かキャッチしたが、やがてアタリも遠のいてこの日の釣りを終えた。

 最後の最後にTATさんの狙ったポイントに便乗してメッキ狙いの醍醐味を満喫できた。終わりよければ全て良しを絵に描いたような釣行。「良かったですね〜」と興奮と余韻を分かち合い、それぞれの帰路に就いた。