2014.11.01  雨中エギング


Report by  T-Ya


雨の連休

 前日まで秋晴れが続いていたのに、せっかくの3連休は全て雨の予報。かといって秋の好期をじっとしているのも残念なので、雨中の釣りを計画。滝のような大雨でなければ釣りは可能だろう。濁りや水潮の影響が広がる前に釣りをするために、連休初日に出かけることにした。行先はこのところエギングで好調の南紀。

 最初はサーフに隣接する磯。雨がたまに本降りになるが、釣りは可能。しかし反応は薄く、400g程度が一つだけ。それでも最初の場所で一つでも釣れるとホッとする。

 次の場所への移動中に雨が強まり、やがて滝のような大雨に(泣)。釣り場の駐車場に着くと他の釣り師が車中で待機している。同じように待機していると、周囲の地面が水浸しになり、ジワジワと水位が上昇。すると他の車が撤退を始めた。これはもしかしてヤバイ状況なのか?と不安になりながら様子を伺っていると、幸いにも雨は止んだ。

パタパタフットの威力

 誰もいない磯を歩いて釣り場に到着。やや波が高く難しいかと思われたが、しばらくするとヒット。小ぶりだが活性が高いのか良く引いた。ここでエギをEZ-Q CASTに交換。発売からだいぶ経つが、今回が初使用だ。店頭で見ると一つの商品にしか見えないのだが、磯で見るとどう見てもエビ(笑)。これは釣れそうだと思いながらしゃくると、すぐにヒット。そしてその後も連発。うぉ〜これはすごいエギだと喜んだのもつかの間、ラインが岩にあたってブレイク。その後は他のエギで続けたが一杯追加しただけだった。結局この磯では大小混じりで7杯キャッチ。パタパタフットのおかげで美味しい思いができた。次回のために追加購入決定(笑)。

夕間詰めの一発

 その後は風が強くなって苦戦。2か所まわって全く釣れないまま、日が傾いてきた。夕間詰めの場所は風裏にするか、それとも向かい風になるが7杯釣れた磯に戻るか悩んだが、後者に決定。着いてみると幸い風は弱まっており、問題なし。しばらくしゃくっていると、ヒットしたようだが重いだけで全く引かない。タコかと思ったが途中で外れてしまった。そして次のキャストでもヒット。今度も重かったが、すぐに猛烈なジェット噴射が始まった。緩めのドラグがしばらくジージー鳴り続け、おとなしくなったところでゆっくりと回収。ギャフ入れも無事に成功。測ってみると胴長28cm、1010gのナイスサイズだった。何となく姿に違和感があると思ったら、触腕が2本とも途中で切れていた。そんな姿でも釣れてくれたことに感謝。その後はアタリがなかったので終了した。

 雨と風でかなり苦戦はしたが、良く育ったイカにも出会うことができ、思い切って来て良かったと思える釣行だった。