2016.01.09〜10  南国メッキ遠征


Report by  T-Ya


再チャレンジ

 初釣りは1月3日に四国南西部へ行ってメッキを釣ったが、普通の釣果に満足できず、また行こうかどうか迷っていた。するとメッキマニアのお仲間、TATさん、Commyさん、テトラさんの3名がこの連休に同じ方面に行くという話が。2週続けての遠征になるが、思い切って行くことにした。いつもなら日帰りで行くところだが、今回は車中泊で2日間の釣行。片道6時間も掛けてわざわざメッキ狙いで行くとは我ながら・・・と思うが、他の3名に比べれば私が一番短時間で行けるので、まだマシか(笑)。

1日目

 夜中に出発して到着したのは初めて訪れる大きな港町。護岸から狙ってみるが、反応なく撃沈。昼からは大きな河川に移動して、3名と合流。ポイントに入ってキャスト開始。皆はポツポツとヒットしているが、私にはポツ・・ぐらいであまり釣れない。どうもボトムすれすれを狙うのが良いらしいのだが、根掛かりが怖くてルアーが浮き気味なのか。その割には結構根掛かりでロストしてイマイチな釣果だった。

 日没後は港町の料理屋へ。地元の美味な料理に舌鼓、楽しい時を過ごした。その後、3名は宿へ。私は車中泊なので一人漁港の常夜灯に行って小アジングをしてみる。一番良さそうな漁協前のポイントは同業者が多かったので避け、他の常夜灯を巡る。しかし釣れるのはネンブツダイばかり。結局ロクな釣果のない1日目だった。

 川沿いの広場に車を停めて就寝。深夜に目が覚めたので車外に出て川の方を見ると、シラスウナギ漁の小舟が川面を埋め尽くしていた。初めて見る幻想的な風景にしばし見とれ、車に戻って翌日のことを考えながらまた眠りについた。

2日目の朝に

 夜が明け目が覚めると、近くにTATさんの車が。なんでもすぐ横の小さな船溜まりで少し前にメッキが良く釣れていたとの情報があったらしい。早速初めて見ると、やはりすぐにヒット。良型のロウニンアジだ。ボトムべったりだが、次々とヒットする。オォこれはスゴイ、釣れるうちに釣っておかなければと必死で釣り続けるが、終わる気配もなく終始誰かが竿を曲げている状態。メッキ絨毯か、釣り堀か、夢のパラダイスをひたすら満喫して2時間ほど、やっとアタリが減ってきて終了することにした。殆どが25cm級のロウニンアジだった。小型はいないというこの時期ならではの爆釣劇だった。

チャイロマルハタ

 ここで3名とは別れて別行動に。爆釣の船溜まりを離れようとしたところで入れ替わりに地元の女性アングラーが。聞いてみると、やはり前日にメッキが湧いていたという話があり狙いに来たらしい。ちょっとだけ釣っている所を見せてもらうと、何やら良型の魚がヒット。グイグイと引いていたので巨大なメッキかと思ったが、抜き上げてみると斑点のある黒っぽい魚が。40cm程もあるチャイロマルハタだった。この辺ではショアから結構釣れるらしい。初めて見る魚だったので、写真を撮らせてもらった。「今夜は鍋だわ」と喜んでらっしゃいました(笑)。それにしてもこの魚を抜き上げるとは、メッキ狙いでもこちらではさすがにヘビータックル。私のタックルでは抜き上げは無理なサイズだった。

ランガン調査

 日中は南下して漁港をランガン。しかしなかなか魚は釣れない。3か所目に訪れた川沿いの漁港でやっと反応が。深場に溜まっているメッキを発見。ロウニンとギンガメが半々、ボトムでの連発。冬メッキらしい釣りを楽しむことが出来た。

 最後は前日にも釣った大河川で夕間詰めを迎えたが、ギンガメが1匹だけと寂しい結果で終了した。それでも朝、昼と良い釣りが出来たので大満足の遠征だった。

珍メッキ?

 帰った翌日はキープした良型メッキを捌く。大半がロウニンアジだが、2匹混じったギンガメアジの顔が少し寸詰まりな感じ。調べてみると、どうもミナミギンガメアジらしい。いくつかの特徴がよく一致していた。

 捌いたメッキは刺身、塩焼き、酢ジメにして頂いた。特にロウニンアジの塩焼きは絶品で、家族にも大好評だった。またこのような楽しい釣行がいつかあるだろうか。