2016.06.04  南紀梅雨メッキ


Report by  T-Ya


6月もいざ

 この日ちょうど梅雨入りした近畿地方、今までメッキを狙ったことのない季節にまた新たな出会いを求めて釣行。先月剥離骨折した足首はまだ完治していないものの、痛みは殆ど無いので問題なし。

 朝まずめを過ぎた時間に到着。トップで狙うと、大げさと思えるぐらい激しくバイトしてきて早速良型のメッキをゲット。今回も無事に釣れて嬉しい。その後もアタリはあるがバラシが多く、朝は2匹キャッチにとどまる。少し移動して探ると、今度はメアジがヒット。素早く横走りしてグイグイ引くのでメッキよりも面白いぐらいだ。しかしその後は潮がかなり引いた為かアタリもなくなった。

日中も

 昼前に移動して中規模河川へ。河口を探るが反応なし。釣れそうにないので駐車場に戻るが、その途中で気になる深みがありルアーを投げ込んでみるとヒット。やや小ぶりのギンガメアジをキャッチ。しかし1匹だけ。さらに移動して別の河口に行くが、全く釣れず。

 そうこうするうちに潮位が上がってきたので、午前中にメアジが釣れた場所へ戻る。すると狙い通りにメアジがヒット。群れが入ってきたようで次々とヒットして5匹確保。メアジ丼が楽しみだ(笑)。

 やがて日が傾いてきて、朝にメッキを釣ったポイントへ。こちらも狙い通りにギンガメアジがポツポツとヒット。水温は秋の盛期と同等かも知れないが、サイズは今の方が良いので引きは強烈。腕がパンパンになる。しかし相変わらずバラシが多く、アタリの半分もキャッチできていない。

 そろそろ夕まずめとなったところでなぜかアタリが減ってしまったので、秋の夕まずめに実績のある漁港へ移動。するとこれが失敗で、全くアタリ無し。やはり越冬メッキはどこでも釣れるというわけにはいかないようだ。日没まであと1時間弱、疲れたので終了しようと思ったが、思い直して頑張ってみることに。この日釣れたポイントへ急いで移動。

勘弁して〜、からの・・・

 キャストするとルアーの背後に大きな魚影が。何と1mほどのサメがチェイスしている。慌てて回収して事なきを得たが、嫌な予感。でもここでやめるのもつまらないので引き続きキャスト。するとガツンとヒット。グングン引くのでメッキだ〜と思ったが、途中からギャーンと猛烈にドラグが出て一直線。アチャ〜これはやっぱりサメが掛かったかと焦る。たとえ寄せることが出来ても切るしかないか〜、勘弁してヨ〜と思いつつ、とりあえず姿だけでも見れないものかと頑張ってみる。

 すると少し動きが弱くなり徐々に寄って来た。サメにしてはちょっと弱るのが早いような気がしたので、別の魚かも?と少し希望が出てきた。更に寄せると銀色の魚体。チヌか?いやメッキだ。しかもデカい。あと少しというところまで寄って来たが、そこからが長い。体を横に向けて目の前を何度も左右へ行ったり来たり。そしてやっとの思いで手の届く距離に。ランディングネットはトラウト用のSサイズ。1回失敗したが、2回目に何とか頭を突っ込んでネットイン。

 ヒーヒー言いながらも、思いがけず良いサイズのギンガメアジをキャッチできた。南紀ではたまに釣れるらしいが、まさか自分が手に出来るとは思わなかった。恐らく2回越冬した個体だろう。記念撮影して感謝してリリース。ヒットルアーは\180のメタルジグ(笑)。安物だけあってリアのトレブルフックが折れていたが、追加したアシストフックが良い働きをしてくれた。これで終了すれば良いのだが、暗くなるまで更に投げ続けて1匹ギンガメをキャッチ。27cmと良型のはずだが、引きがずいぶん弱く感じた(汗)。