アタリ年の恩恵
例年ならば冬に終了するメッキシーズン。しかし昨年はアタリ年で南紀にメッキが大量に接岸し、多数が冬を越して今年も釣れ続いた。そしていよいよ新たな群れが接岸する時期に。新シーズンに入る前に、今回が最後のつもりで2015年接岸のメッキを狙いに南紀へ行くことにした。
時合いは一瞬
日の出とともにポイントに到着。7月初めに来たときは濁りがあって全く釣れなかったが、この日はクリアで期待が持てる。トップで攻めるとすぐにバシャっとチェイスがあったが、乗らない。ルアーにタッチしなかったのですぐに同じ場所に投げると、今度はヒット。30cmのギンガメアジ。同じようなパターンで同サイズを追加したが、バラシも何回かあって時合いも終了。でもとりあえず釣果があってホッとする。
その後は居そうなポイントを回るが、反応なし。接岸間もない新子メッキであれば日中でも浅場でそこそこ釣れるのだが、遊泳力のある越冬メッキは広範囲にお出掛けしているのだろう。全く釣れそうにないので、昼寝する。
狙うは夕マヅメ
午後もメッキを求めてウロウロするが、やっぱり見つけられない。釣友のひつじさんが夕方に来られるということなので、それに備えて休憩。やがてひつじさんが到着したので17時から夕マヅメ狙いで本命ポイントへ。ところがまだ日が高いためか全く反応が無い。少し不安になるが、必ず回ってくると信じてキャストを続ける。
すると日没間近になってひつじさんのルアーにガバガバッと派手なチェイス。ついに来たかと気合を入れ、私もトップで狙うとヒット。待ちに待ったギンガメアジをキャッチ。その次は岸沿いに投げていた時にヒット。ところが油断してやり取りしているとどんどん横に走られて、根ズレでラインブレイク。
良型に油断は禁物だった。お気に入りのペンシルをロストしてしまったので、ミノーにチェンジ。ガツンと強烈なアタリが来て、今度は慎重にやり取り開始。寄せては走られをを繰り返し、時間を掛けて良型ギンガメをキャッチ。
チェイスはあるもののなかなかヒットしなかったひつじさん。ミノーに恐ろしく強烈なバイトがあり一撃でブチ切られてそのまま終了。いいサイズだったようで、かなり悔しい結果に。またリベンジしたいとのことだった。
去年の8月から始まった未曽有のアタリ年だったこのシーズン。一年間狙い続け、数だけでなくサイズも上々で、最後も30cmオーバーで締めくくることが出来た。メッキ好きとしては堪らない一年間だった。十分に楽しませてもらったメッキに感謝し、これでひとまず2015年から続くメッキシーズンを終了することにした。しかし休む間もなくまた来月からは新しいシーズンが始まる(汗)