2017.04.30  やっと一匹


Report by  T-Ya


釣りにくい時期

 例年この時期は季節の変わり目で釣り物に迷う。去年は4月に何を釣りに行ったのかメモを見ると、四国でメッキを釣っていた。まだ水温が低かったせいか、痩せていて引きも弱かった記憶がある。また南紀へもメッキ狙いで行ったが雨後の濁りで撃沈だった。

 そういえば去年は春から初夏まで南紀の越冬メッキを狙い続けていたが、4月だけは釣っていないことを思い出した。一応まだ4月なので(汗)、懲りずにまた狙ってみることにした。去年の秋はメッキが少なかったこともあり、あまり期待せずに出発。

朝は撃沈、昼は・・・

 早起きしたが日の出の時間も早くなっていて、完全に明るくなってから到着。数日前に降った雨のせいか、少し濁っていて嫌な予感。しばらくキャストしてみるが、やはり全く反応が無かった。その後何か所かポイント移動してみるも沈黙。やっぱりダメか〜という感じで一旦あきらめ、夕間詰めに期待することに。

 日中は全く釣れそうになかったので、エギングできそうな磯の下見をしたり、道の駅で土産物を見たりした後、疲れたのでぐっすり昼寝。

狙い通りに

 日か傾いてきたので釣りを再開。朝のポイントに行くと濁りが取れて良い感じ。水温も高くなっているようだ。期待してキャストを続けていると、ゴツンとヒット。しかし直ぐにバレた。と思ったらまた掛かった。今度は大丈夫、と思ったらまたバレてしまった。う〜ん残念、と思ったら直後にまた掛かっている。3度目の正直で今度はしっかり針掛かりしている。どうやら活性の高い群れが追い食いしているようで、メッキと確信。

 寄せてくるとギンガメの姿が見えた。そこへ横から小型のサメが突進。ウワーやめてと思う間もなくガガガッとロッドに衝撃が。横取りされたかと思ったが、メッキもルアーも無事。釣られつつも上手くサメをかわしてくれたようだ(笑)。サメは見えなくなったが、また襲われないように慌ててキャッチ。今回は良型でも素早くキャッチできるように少し強めのタックルにしたのが良かったようだ。

 続けて2匹目を狙いキャストを続ける。群れが居るはずなのですぐにヒットするかと思ったが、何事もなく日没終了。群れは3匹だけだったようだ(笑)。それでも狙い通りにキャッチすることが出来た。一日釣りをしてたった一匹の釣果でもかなり満足できたので、釣りは面白い。しかもこれで全ての月に南紀でメッキを釣ったことになる。簡単ではないが南紀では周年メッキが狙えるということが言えるのではないだろうか。メッキは手軽に狙えるターゲットだが、しつこく狙い続けていると新たに色々なことが見えてくるものだ。