2017.07.08  大人気タコ釣り


Report by  T-Ya


タコシーズン

 関西では半夏生にタコを食べる習慣があるらしい。ちょうど近郊のおかっぱりでタコが良く釣れ出したようなので、久しぶりに狙いに行くことにした。場所によっては小ぶりながら2桁釣果もあるようで面白そうだ。ただし近場は人出も多いようなので、橋を渡って島に行ってみる。

 最近では船からのタコ釣りでタコ餌木を2つ、しかも上下ではなくて二又のサルカンを使って一ヶ所に付けるのが流行っているらしい。なんじゃそりゃ〜と思っていたら、おかっぱりでも2つ付けるのが良いと聞いて驚いた。

 更に更に、船では3個付けもあるらしい。釣り人の探究心はとどまることを知らないようだ(笑)。私はいつもエギングタックルをそのまま使っているが、専用タックルにすればもっと釣れるようになるだろうか。

空回り

 夕方前に現地に到着。少し前の雨の影響もなく、風も穏やか。暑いが曇っているのでまずまず快適だ。気合を入れて釣り開始。すごく釣れそうなのだが、なかなかアタリはない。他にもタコ狙いの人は結構いるが、釣れているのを見ないので移動することにした。

 次の漁港でもアタリ無し。好調とはいえどこでも釣れるわけではないようだ…というのはよく感じることだが(汗)。すると同じくタコ狙いの人が横に来た。既に小さいのを一杯釣ったそうだ。以前はバス釣りをしていたが、最近はタコ釣りにはまっているとのことで自作したというタコ用ルアーを見せてもらった。根掛かり回避とアピール力アップの素晴らしい作りで、売り物になりそうな出来だ。

 またベイトリールのボディは樹脂系だと巻き上げ時に歪んでしまうので、金属ボディじゃないとだめだそうだ。ハンドルは長めのものに換装しているとのこと。大物を狙っているらしいが、なかなか奥が深い。私のタックルを見てシーバスか根魚狙いだと思ったようだが、タコ狙いと聞いて驚いていた。かなり貧弱に見えたのだろう。まあ小物狙いですので(笑)。

お土産確保

 暗くなったので温存していた漁港へ。実績十分だが狭い場所なので先行者がいたらアウトだ。幸い空いていたので早速キャスト。しばらくやっているとついにアタリの感触が。思い切りアワセると、確かな手応え。しかも重いだけでなくグワングワンという引きが感じられる。張り付かれてはなるものかと必死でゴリ巻き。こんなに慌てて巻くのはタコ釣りぐらいだろう。

 やっとの思いで浮かせると、なかなかのサイズ。普通は足を開いたままかウネウネとくねらして抵抗するだけだと思っていたが、このタコは8本の足を綺麗に開いたり閉じたりしてスイミングで抵抗している(笑)。どおりで良く引くはずだ。

 その後はアタリも無く終了した。良いサイズだったので帰って重さを測ってみることにした。アオリイカなら大体分かるのだが、タコの重さなど気にしたこともなかったので、多分500gぐらいかな?などと思っていたが、何と1キロを超えていた。こうやって大物狙いにはまっていくのだろう(笑)。とはいえやっぱりアタリが多い方がいいので、次回は我慢して人の多い場所へ行くかも。