2017.09.09  今年の南紀メッキ


Report by  T-Ya


2回目の釣行

 8月中旬に南紀へメッキの接岸状況を確認しに行ったが、好調とは言えない状況だった。例年より遅れ気味だとしたら、9月になれば上向いているかもと思って2回目の調査に出掛けた。

 朝一は、以前は良く釣れたが近年は釣果が落ちている河口へ。期待を込めてキャストするが、一匹釣れただけで期待外れ。いい時間帯でなのにこの釣果ということは、もうこの場所はメッキが好まなくなってしまったのかも知れない。その後はランガンをするが全く居なかったり1匹だけだったりと、やはり調子が悪い。

細長系

 国道から見える、以前から気になっていた小河川の河口へ降りてみる。すると水量が少なくて河口が閉じており、あまり良くない感じ。仕方なく横の小磯でルアーを投げてみると、何者かが頻繁にアタック。なかなか掛からないのでルアーを沈め気味にするとヒット。細長い魚。サーフ際の磯なのでエソかと思ったら、25cmぐらいのカマスだった。これは頂きと思ってルアーを替えて真剣に狙うと連発する。よ〜し爆釣と思ったが、次にかかったのは60cmぐらいのダツ、かと思ったらアオヤガラだった。それっきりカマスのアタリは途絶えてしまった。

夕間詰めのみ

 相変わらず貧果のランガンで南下し、紀伊半島の東側で夕間詰めを迎えようと思って車を走らせるが、なにやら怪しい黒雲。その下に差し掛かると滝のような雨になりワイパーが効かないほど。これはダメだということで西へ戻り、日中にまずまずのギンガメアジが一匹だけ釣れた港へ。夕間詰めの実績は十分の場所だ。

 そして日没の時間になるとヒット。この時期のメッキってこんなに引いたんだと思い出させてくれるような一匹だ。その後も20cm前後のメッキが、ガツーンと激しいアタリで驚かせてくれる。真っ暗になるまで粘って夕間詰めの回遊を楽しむことが出来た。

 サイズがだいぶ良くなってきたこともあって、もう日中に釣るのは難しいシーズンに入ったのかも知れない。夕間詰めは、日中に姿が見られた場所であればそこそこ釣れる感じだ。でもそろそろ日中はアオリイカ、夕方にメッキというパターンが良いのかもしれない。