2018.08.12  夏の南紀メッキ調査


Report by  T-Ya


今年も何とか

 忙しくて釣りに行けない時期が続き、春のメッキ調査には行けなかったが、やっと落ち着いてきたので、この時期恒例の新子メッキ調査に出かけた。前週の四国南西部のエバ調査ではそこそこの釣果だったが、今年の南紀メッキの接岸状況はどうだろうか。

 日の出前に大きなサーフに到着。しかし波が高いので断念して近くの小河川へ。期待してキャスト開始。ところがすぐ近くの空に怪しげな黒い雲が接近。雲の下は強い雨が降っているように見えたので、これはまずいと思って車に走る。しかし一気に滝のような雨が降り出してビショ濡れになってしまった。しばらく待機したが時間がもったいないので移動することにした。

 次の場所は河口わきの小漁港。雨は小降りだったが近くで雷が鳴りだしてまた待機。やむなく仮眠して雷が収まってから釣り開始。川は少し濁っていたが問題ないだろうと思ってキャストするも、全く居ない。例年一つ二つは反応がある場所なのだが、心配になってきた。

釣友と再会

 次に訪れた漁港も河口の近く。港の入り口、船道でルアーを引くと、ボトムから小ぶりなメッキがワラワラッと出てきてヒット。やっと今シーズンの南紀メッキと会うことが出来た。続けて狙うが反応が無いので群れが散ったかと思ったが、ルアーを変えるとまたヒット。活性は良さそうなので、ルアーを取っかえひっかえしながら暫しの間メッキとの駆け引きを楽しむことができた。

 そうこうしていると見覚えのある車が。遠方からメッキ狙いの釣友3名だ。前日から泊りで来ているらしい。状況を聞いてみると、釣れるには釣れるがあまり良くないとのこと。地域によっては過去にないほど悪いらしい。

その後は・・・

 釣友と別れて南下しつつランガン。色々周るも聞いた通りの状況のようで、日中は反応が乏しく諦めモード。何とか夕間詰だけでもと思い、最後は大きな漁港の実績スロープへ。薄暗くなってくるとポツポツとヒット。少しサイズも良くなり20cm程のギンガメもキャッチ。小気味よい引きを楽しんで終了した。

 日が暮れてからはアジングで豆アジの数釣りを目論んだが、こちらも渋くて初めのうちはアタリなし。常夜灯を何か所か回ったところでやっとヒット。しかし群れが移動しているようで、目の前に来た時だけヒット。釣れない時間が長く、思ったほど釣れないので終了することにした。

 どうも今シーズンの南紀のメッキは数が少ないようだ。ここ数年は良くないシーズンが続いたので今年こそと思っていたが、こればっかりはどうしようもない。のんびり構えて楽しむしかないようだ。