2019.08.24  豊年メッキ


Report by  T-Ya


嵐の後

 前回南紀メッキの釣行後、大型台風が西日本を直撃したので前の週末は釣行を見送った。今度こそと思った週末は小雨の予報。ただ雨量は少なそうなので釣りは出来そう。四国の南西部で河口の浅場に立ちこんで気持ちよく釣りをするつもりだったが、一日中雨の予報。そこで雨が止んでいる時間が長そうな四国南東部に行くことにした。

 早朝に現地へ。濁りやゴミもなく台風の影響は無くなっているようだ。最初は大きな川沿いの漁港のスロープから。ところが全くアタリなし。まあこんなものかなと思って移動。次は海水浴場の横の漁港内の大きなスロープ。キャストするとモワモワっとチェイスがありすぐにヒット。すぐ釣れて嬉しいのはもちろんだが、数が多そうなのが何より。アタリ多発で一時間ほど楽しめた。隣の海水浴場も少しチェックすると3匹キャッチ。なかなか好調だ。しかし続いて漁港を2つ訪れたが、反応薄く2匹ヒットしただけ。

 次は小河川の河口。浅くてスケスケ、魚が居るようには全く見えないが、居るであろう魚に気付かれないように離れてキャストすると一発でヒット。超小型ばかりだがポツポツと釣ることが出来た。

 川が良さそうなので次も西に移動して河口を狙ってみることにした。大きめの川で河口部は漁港になっている。この漁港は過去に何回か釣りをしたが、散発するだけであまり良いイメージがない。そこで少し上流の浅場で良さそうな場所を探す。上流に行き過ぎるとメッキが居ない可能性があるが、足場の良い護岸があったのでとりあえずキャストしてみるとアタリあり。セイゴかと思って続けてみるとメッキだった。サイズもまずまず。護岸を移動しながら拾い釣りして2桁キャッチとなった。

雨中立ち込み

 次は別のサーフでポツポツと釣った後、期待の河口へ。遠浅で立ち込んでの釣りが出来る場所だ。いそいそと海パンをはいて準備をしていると雨が降り出した。小雨だがすぐに止む感じではなかったので仕方なくカッパを着ることに。上はカッパ、下は海パンというおかしな格好でザブザブと海に入る。まずは河口外側の遠浅の海でキャスト。本来は猛暑の中でひんやりとした海水に浸かるのが気持ちよいのだが、この時は気温がだいぶ下がっていたので海水が生ぬるく感じる。

 外海側はメッキが居ないようで、アタるのはクサフグばかり。川の中へ移動すると一気に水温が低くなってかなり冷たく感じる。これは難しいかと思ったが、意外とメッキが良くアタッてくる。小型が多くバラシまくりだったが数釣りを楽しめた。体が冷えてしまったが、大好きな立ち込みの釣りを殆ど無理やり?楽しんだ。

やっぱり川が好き

 日没まであと二か所、漁港のスロープを攻めるつもりだったが、一か所目は施設の作業中で断念。残り一か所へ向かう途中、漁港の手前の川が何となく気になったので車を降りて様子を見てみる。以前見たときは水量が少なく釣れないような気がしたが、この日は水量が十分にあっていかにも釣れそうな感じ。予定を変更して漁港に行く前にこの川をチェックすることに。

 まず手始めにテトラ際を狙うとギンガメがヒット。続いて遠投して対岸の深みを狙うとまたヒット。群れが追ってくることは無いので単発かと思ったが、投げる度にヒットする。しかもルアーが着水してすぐにヒットすることが多い。水中の様子は見えないが大きな群れが居るようだ。サイズも良くて20cmも混じって釣れた。結局一時間近く入れ食いが続いて日没終了。

 この日は曇時々雨で快適とは言えなかったが、釣りには悪い条件ではなかったようだ。この時期ならではの数釣りで前回の南紀よりも多数キャッチ出来た。また河川の好ポイントを2か所見つけられたのも収穫だった。次は1stシーズン最盛期のうちに四国南西部に行きたいが、雨降りが続くようなのでヤキモキする日が続きそうだ。