2019.12.20  冬エバ開幕


Report by  T-Ya


暖かい12月

 例年12月になれば2ndシーズンということでメッキ釣りを再開している。今年も12月に入ってエギングのついでにチェックしたりしているが、水温が高いせいかポツポツと釣れただけ。まだ早い感じがするのだが、例年の事なので四国南西部にエバ(メッキ)を狙いに行くことにした。真夏の1stシーズンは絶好調だったので数は多いはずだ。

 朝7時から漁港で釣り開始。やはり例年より暖かく感じる。広く探ってみるとポツポツとギンガメがヒット。ちょっと少ない気がするし、サイズも小さめで20〜25cm。でも引きはなかなかGood。

 続いてはだいぶ前の夏に来たことがある河川のポイント。その時は釣れなかったが、水深があるので冬に良さそうだ。横に移動しながら探っていくと、とある場所でヒット。良型のロウニンアジ。ルアーを変えて同じ場所を狙うと素晴らしい引きで連発。ものすごく重いと思ったらジグにロウニンの二点掛けも。冬エバがバッチリ溜まっているようだ。続ければまだまだ釣れそうだったが、先を急ぐ。

 同じ川の船着きの実績ポイント。アタリが無いので今年は不在のようだ、と思ったらだいぶ経ってからヒット。小さめのギンガメ。続いて良い引きでブリブリに太った良型ギンガメ。この場所もまずまず溜まっているようだが、例年のことを考えると今後もっと増えるだろう。

まさに冬エバ

 昼前に別の河口の漁港へ。冬の実績ポイントだ。奥の方からボトムを中心に探っていくとオニヒラの群れがチェイス。一匹ヒットしたが、あまりにも小さいので港の入り口へ。今度は素早いチェイスでカスミアジが釣れた。更に堤防の先端から深場を遠投で狙うと、今度はロウニンアジが連発。ギンガメアジも混じってこの漁港では四種が釣れた。日中にのボトム狙いでまさに冬エバらしい釣れっぷりだった。

 続いては最後のつもりで湾奥の護岸へ。ここも実績ポイントだが、小さめがポツポツヒットするぐらいであまり溜まっていないようだった。午後3時になり、十分に冬エバを満喫したので終了することにした。遠征して夕間詰めを待たずに終了するのは初めてだ。といってもこの後別の目的の為に早めの移動、というのが真相。

再び聖地へ

 3月末に四国北西部でアジが良く釣れたので、再び訪れてアジングをしてみることに。前回はシーズン終盤ということだったが、今はシーズン初期らしい。まずは前回良く釣れた漁港へ。ところが常夜灯が消えている。それでもやってみようかと思って近づくと電気ウキが見えた。やむを得ず別の場所へ。前回は他の場所では殆ど釣れなかったが、日中にあちこち下見したのでその記憶をもとに巡ってみる。

 しかし目ぼしいポイントはどこも先行者アリ。空いている場所でやってみてもアタリなし。あと一か所チェックしてダメだったら諦めようと思ったいたが、その最後の護岸のポイントで反応あり。一応ゼンゴ(小アジ)はすぐに釣れたが、後が続かない。

 すると地元の人と思われる二人組が横に来てアジングを開始。話が聞こえるので聞いていると一人は熟練者でもう一人は久しぶりのアジングらしい。熟練者の方はササッと準備してあっという間にドラグを鳴らす良型のアジをキャッチ。もう一人もヒット。そして何と入れ食いになっている。

 エ〜ッという感じで驚き。さすが地元のエキスパート、よそ者には分からない超絶テクニックで釣っているのかと焦っていると、自分にもヒット。チリチリとドラグが出て良く引く。そして連発。どうやら二人が来ると同時にたまたま群れが回ってきたようだ。ホッと一安心してアジングを楽しむ。でもやはりお二人は一投一匹のハイペースだが、自分は二投に一匹ぐらい。レンジやジグヘッドの重さの話をしているので聞き耳を立てる(笑)。水深があるのでジグヘッドは重めのようだが、それ以外の釣り方は自分とあまり変わらないので、おそらく立ち位置の違いだろう(汗)。

 前回来たときは朝夕の間詰めしか釣れなかったが、今回はずっと釣れ続ける。良型だがやや細めの体形で、この地ではセグロと呼ぶタイプらしい。十分に聖地のアジングを堪能したので終了することにした。

 この日は好天に恵まれ、冬エバと小アジの両方を楽しむことが出来た。どちらもこれから本格シーズンになるので、忙しい冬の釣りシーズンになりそうだ。一日での遠征はなかなかしんどいが、存分に楽しみたい。