2020.02.08  冬エバを見届けに


Report by  T-Ya


終わった・・・

 2週間前に四国南西部でエバを狙って大漁だったので、当然のようにまた出撃することに。ただ場所によってはシーズン終了の気配も感じられた。また前回釣行の帰り際にはこの時期には珍しくかなり激しい雨が降ったので、濁りで群れが去ったりするのではとの不安も。いずれにせよ自分で確かめるしかない。今回は釣れそうな場所3か所だけに絞って狙うことにした。

 夜明けとともに到着したのは前回入れ食いだった場所。しかし珍しく先行者がその場所に入ってしまった。とりあえず一旦別の場所に行って様子を見ることにする。しかし水深が浅い為か反応は無かった。30分ほど経って戻ってみると、先行者はどこかへ行ってしまったようでラッキーと思ってそこに入る。きっと地元の人は粘らずに数匹釣って帰るのかな等と気楽に考えていたが、どうもそうではなかったようだ。投げても投げても全く反応が無く、ルアーを色々変えてみるもダメ。う〜ん居ない(泣)。2週間前にはあれだけ釣れたのに・・・まあ居ないものは仕方がない。この場所は終わってしまったようだ。

 もう少しやって移動しようとあちこち投げると不意打ちでヒット。ギンガメだ。群れも追ってきたが数匹だけ。おそらく単発で後が続かない感じ。しかししばらくするとまたヒット。その後ポツポツとヒットするようになり、前回ほどではないが結構な数のエバを釣ることが出来た。思うに前回は夜明け直後は別の場所を周り、入れ食いポイントに来た時には日がだいぶ高くなっていた。今回は夜明け直後にいきなりその場所に来たのが良くなかったようだ。危うくシーズン終了と勘違いするところだった。

いつものピンポイント

 2か所目は河口の漁港。まず港内を探って様子を見ると、一匹ヒットしたが群れが小さく後が続かない。例年シーズン終盤には大きな群れが居るのだが、ここもそろそろ終わりの気配か?そこで沖向きを遠投で狙ってみるとアタリ有り。続けて狙うと良型のギンガメが釣れた。その後はバラシが多発したのでメタルジグからミノーに変更。これが良かったようでやたらと激しいアタック、竿がドスンと止められる感触が堪らない。なかなか活性も高くいい感じで連発を楽しむことが出来た。この場所は沖に何があるのか分からないが、溜まる場所は大体いつも同じ。まだしばらく楽しめそうだ。

判断は難しい

 少し昼寝をして最後の3か所目へゆっくり移動。この場所は昨年の同じ時期に訪れた時、他がダメなのに唯一釣果のあった場所なので冬エバの実績は抜群。今回も大丈夫だろうと気楽に狙ったが、意外と苦戦。居るには居るが数が少なく忘れた頃に何とかヒットする感じ。セイゴ、イケカツオ混じりで楽しむことが出来たが、エバはやや物足りない数に終わった。

 とりあえず今回もトータルでは大漁で、まだシーズンは終わっていないことが確認できた。ただいつ終わってもおかしくない気もするし、水温低下が例年より遅れているのでまだまだいけるという感じもする。おそらくまた確認しに来ることになるが、全く釣れないと寂しいので、少しだけ釣れて諦めがつくような都合の良い釣果になると嬉しいのだが。