2020.02.22  終わりなき南国エバ


Report by  T-Ya


南国詣で

 1月に大漁、2月上旬もまずまず釣れてエバが好調の四国南西部、しかし暖冬とはいえ彼の地でも雪が積もるなどそれなりに季節は進んでいる。2月後半ともなればそろそろ終盤に近付いているだろう。厳しいかもしれないが釣れているうちに釣っておきたいのでまた行くことにした。前回は実績のある3か所だけを回って時間を持て余したので、今回は冬エバポイントの再開拓を目論んで違う漁港も回ってみることにした。

最初から爆釣

 最初は川のポイント。前回は日の出直後には釣れなかったので少し遅めのスタート。雨が降っているので誰もいないと思ったら先行者あり。釣れているようだ。そしてしばらくしたら帰ってしまった。ちょっとおかずになるぐらい釣れば十分なのだろう。なかなか羨ましい生活だ。

 こちら遠征しているのでガツガツ釣りたいところ。早速投げてみると一投目からギンガメがヒット。チェイスも多数でまだまだ終盤とは言えないような釣れっぷり。恐ろしく活性が高く着水即ヒット、水面のラインにもアタック。時折ボイルも発生。入れ食いなのだがトレブルフックだと外しにくく手返しが悪かったので、アシストフックのみのメタルジグに変更。狙い通りに?掛かりが悪くなって乗らなかったりバラシたり。それでも何度でも食ってくるのでルアーだけで帰ってくることは殆ど無かった。

 そんな感じで一時間半ほど。ずっと釣れ続いたが、良型をキープしていたバッカンが満タンになってしまったので撤収。1月が最盛期だと思っていたが、全くの思い違いだった。

漁港巡り

 続いては前回も訪れた河口の漁港。港内は今回も小サイズの群れが健在。前回良かった沖向きは一匹釣れただけであまり良くなかった。その次は今シーズン初期には良かったが冬は良くなかった湾奥のポイント。今回もダメだった。

 この先は外洋に面した漁港を回ってみることにした。私がよく行く冬エバのポイントは水量がそこそこ多い河川がらみで外海の影響を受けにくい場所。一方で外洋に面した場所は潮通しは良いものの冬エバには居心地が悪いのか、過去にポイント開拓で回っても小型が単発で釣れるぐらいだった。そんな場所を今回は改めて狙ってみる。

 最初の漁港は以前セイゴが釣れた覚えがあるがエバはサッパリ。期待せずに投げてみるとアタリ有り。再度投げると小ぶりのギンガメがヒット。どうせ単発だろうと思ったが、連発。数匹釣ってアタリが無くなると別の方向に投げてヒット。群れが港内をウロウロしているようだ。活性が高くサイズもまずまず。魚体が綺麗な銀白色でまさにメッキという感じ。朝一に釣った河川では少し黒ずんでいて、なぜか傷ついた個体が多かったのとは対照的だ。

 狙い通りに釣れたのできっと次も釣れると期待したが、そう甘くは無くノーヒット。ところがその次の漁港では良型のギンガメがヒット。同サイズをもう一匹キャッチしたが、更にその次をバラシたのが良くなかったようで群れを見失ってしまった。

釣り堀カスミ荘

 居る場所、居ない場所とあるが、これぐらい釣れるのであればランガンし甲斐がある。次の漁港に着いてみると、小魚が追われて跳ねていた。これは頂き〜とその方向に投げるとガツンと激しくヒット。寄せてみると良型のカスミアジだった。お友達も多数連れてきている。しかもチェイスの仕方が真冬とは思えない素早い動き。足元にはメダカぐらいの小魚が多数泳いでいる。これがベイトのようだ。そのうち漁港内のあちこちでバシャバシャとボイルが発生、ボイルの主は殆どカスミアジのようだ。なんだかエライ事になってきた。

 ベイトに夢中になっている時は釣りにくいかと思ったが、そんなことは無くガンガン当たってくる。しかもいちいちガツーンと強いアタリで驚かされる。何度も下に突っ込む引きも抜群。寄せてくるときについてきた群れが、足元のベイトに襲い掛かってその場でボイルも発生。やりたい放題の巨大なカスミの群れ。これを独り占めしている幸運は二度とは無いとは思ったが、この時はなぜか次の漁港を調査しなければということが頭にあってその場を後にすることにした。あとで考えると少し後悔(泣)。次に来た時はベイトと供にどこかに去っているだろう。

 その後は漁港を2箇所回って一勝一敗。明るいうちに帰路についた。

考えを改めて

 今回外洋に面した漁港を狙ったのは正解だったようだ。黒潮が近いので水温が高いのだろう、冬でも十分狙えることが分かった。前回と同じように鉄板ポイントだけを回っていたら幸運には巡り合えなかった。この場所は釣れないという先入観を持ってはいけないと改めて感じた。

 今年の冬エバはピークを過ぎたと思っていたがそれも間違いで、やはり行ってみなければ本当のことは分からない。今回良く釣れた場所で粘っていれば軽く3桁に届くような釣果だった。今後の水温次第だが、冬エバは終わらずそのまま春エバに続くような気がしてきた(汗)。