2020.12.29  中アジ Challenge


Report by  T-Ya


釣り納め

 28日に仕事納め、30日から荒れ模様になるらしいので、自動的に29日が納竿釣行ということに。例年であればメッキ釣りに行くところだが、今年はそうもいかない。先日と同様に手堅く小アジ釣りでもいいのだが、ちょっと趣向を変えて中アジを狙ってみることにした。それというのもこの秋は大阪湾一帯で中アジが良く釣れており、先日の小アジ釣行でも港内で25cmぐらいの中アジが混ざった。場所を選べばもっと釣れそうな感じだ。今回は小アジではなくて中アジを沢山釣ってくると嫁さんに話したら、鼻で笑われたが(汗)。

 釣り方はフロートを使ってワームを遠投するのが良いらしいのだが、ルアーではなくてシンカーを操作するのが性に合わず、小型のメタルジグを使うことにした。回遊待ちの釣りになりそうなので、もしハズレだった場合には残業で小アジを狙えるように2種類のタックルを車に積み込んで出発した。

ハズレなのか・・・

 場所の下見を兼ねて明るいうちに到着。堤防は人が多いので横のテトラ帯へ。風もなく釣り易い。流れがあって右に投げたジグが左から返ってくる。なかなか良い雰囲気の中、キャストを繰り返しているとやがて日が落ち、代わりに満月が照らし始める。そろそろアタリでも、と思うが一向に反応は無い。結局2時間ほどジグを投げたが、カスリもしないのでおそらくハズレなのだろう。残念ながらチャレンジは失敗に終わったようなので、移動して小アジを狙いに行くことに。

 だが移動する前にこの場所でも小アジぐらい釣れないかと竿を持ち替えてワームを投げてみる。すると2投目でヒット。テトラ帯で飛距離の出ない1gのジグヘッド、きっとメバルだろうと思ってやり取りすると、やたらとグイグイと突っ込む。お~これは良型のメバル・・・じゃなくてアジだった。それも小アジではなくてメガ小アジ。狙っていた中アジだ。あれ?居たの?

怒涛の入れ喰い

 居るには居たがメタルジグでは無理だったようだ。そうと分かれば小アジタックルで中アジ狙い。しかも表層でアタッてくるので軽量ジグヘッドでも問題なし。釣り方は小アジと変わらずツンとアタればピシッと合わせ。その後は小アジと違ってギュイーンと竿先が絞り込まれるのがタマリマセン。体高のある旨そうな中アジ、抜き上げでロッドが折れるんじゃないかと心配になったので水面近くでネットイン。釣れる度にテトラを登ってキープしていたので暑いぐらいに。いい運動だ(笑)。

 それにしても常夜灯のない広いテトラ帯で、自分の目の前にだけ魚が溜まるはずもないので、そこらじゅう中アジだらけ、もの凄く魚影が濃いのだろう。小アジと違ってバラシも全く無い。しばらく入れ喰いを楽しんだが、午後8時を過ぎたところで急に風が強くなったので終了することにした。メタルジグで釣るという目論見は外れたが、予想(妄想?)通りの釣果を得ることが出来た。

 今年は3月にエバを釣って以降、南紀や四国への遠征を自粛したので残念な1年だった。しかし12月に入って近郊のアジに癒してもらい気分良くこの一年を締めくくることができた。2021年はどんな釣りが出来るだろうか。