2021.12.11  南国は今日も秋だった


Report by  T-Ya


久しぶりの遠征

 だいぶ冷え込んできていよいよ冬本番。そろそろ四国南西部のエバ(メッキ)がポイントに集結し始めるのではないかと思い、遠征することにした。冬のエバは良型が簡単に数釣れるので大好きな釣りの一つだ。例年は年末から3月にかけて釣行しているが、またいつ遠征を自粛しないといけない事態になるか分からないので、行けるうちに出来るだけ早く行くことにした。

 早めに現地入りして車中で仮眠を取る。ところが厚着をしているせいで暑くて寝付けない。いつもより気温が高いようだ。そして夜が明けて河口の漁港で釣り開始。2シーズンぶりのエバ釣りに心が躍る。すぐにガツンとロウニンアジがヒット。エバの引きはやっぱり強いな~と感心。だが数が少ないようで、数匹釣ったところで移動することにした。

大苦戦

 次は冬エバの定番の河口ポイント。係留船の横を探ると小ぶりのギンガメアジがヒット。今年も楽勝だな~と思ったが、次のキャストでメタルジグを追うエバの群れがUターンするのが見えた。冬エバならば同じルアーで連発するのが当たり前なのに、何か様子が違う。その後はセイゴが釣れただけで、全くの期待外れ。まだ群れが集まっていない感じだ。川の上流のポイントでもロウニンアジが一匹釣れただけで後が続かない。

 別の河口の堤防へ移動。長い堤防を移動しながら探るとどこかでヒットするのが例年のパターン。ところが全くアタリが無い。堤防の先端に来て沖にキャストするがこれも不発。う~ん何か違う。

 その後実績のあるポイントを7か所回ったが、全て不発。今年はエバのハズレ年だったのか、あるいはまだ冷え込みが足りなくて群れが集まっていないのか。昼間の気温が20℃に達したことも考えると、後者が原因だと思いたい。少し早めに来たのが失敗だったようだ。その推測が正解かどうかを確かめるには季節が進んでからまた来るしかない。

 最後は冬エバの実績が抜群のポイント。あまり期待せずにキャストするとアタリ有り。更に数投したところで掛かった。ロウニンアジだ。その後もポツポツヒットが続く。ギンガメ、オニヒラも混じる。どうもこのポイントは冬エバが集結しているようだ。他のポイントと較べて何が違うのか良く分からないが、不調の中でも押さえのポイントを見つけられたので次回も楽しみだ。最後に数釣りを楽しむことが出来たので、午後3時半と早い時間だが終了することに。

ダブルヘッダー

 2時間かけて四国北西部に移動。夜は聖地でアジを狙う。シーズンなので入りたかったポイントは先行者あり。他に自分の実績ポイントはあと一つしかない。そこも先行者がいたが、広い場所なので問題なし。水深があって、手持ちの一番重いジグヘッドでも着底に30秒掛かる。そして1投目でヒット。20cm弱の小アジだ。その後も連発はないがポツポツと釣れる。先に釣っていた人は良型が釣れないと言って移動してしまった。それでも27cmを筆頭にまずまずのサイズが釣れる。こちらでは30cm以上は無いと良型とは言わないのであろう。午後9時を過ぎるとアタリが無くなってしまったので終了した。

 四国の西側を一周してライトゲームを満喫した。昼間のエバは思ったほど釣れなかったが、今後は群れが集まってくることを期待したい。夜のアジはさすがの聖地なので、気力があればまた訪れたい。