2021.12.18  月夜の爆釣再び


Report by  T-Ya


Xデー

 一般的にアオリイカは月夜に良く釣れると言われているようだが、自分の経験でも11月から12月の満月前後にサーフでエギングをして、激しく釣れたことがあった。満月でなくても釣れるには釣れるが、やはり月があった方が良く釣れるような気もするしモチベーションも上がる。このことから、初冬の満月周りの週末を勝手にXデーと呼んでいる。とは言え週末と満月が重なるのは月に1回しかなく、更に釣りやすい天候も重ならないといけないので、それらの条件が揃ったときには万障繰り合わせて釣行するようにしている。

 11月に釣行した時には2杯とイマイチだったが、その時は現地(四国南東部)のアオリイカは不調との事だったので、やむを得ない感じだった。ところが最近になって釣果が上向いているとの情報があり、期待十分で釣行することに。

 ただ釣行2日前に低気圧が通過して荒天となり雨が降った。寒気が流れ込んで急激に気温も低下。釣行当日の最高気温は前日よりも7度も下がるらしい。幸い夜には晴れて風も弱まるようなので、出発前は期待と不安が混じる。

期待以上に

 四国南東部のお気に入りのサーフに、日没前に到着。ほぼ無風で波も穏やか、条件は最高。しばらくすると月も顔を出してきて、あとはイカを釣るだけ。そして最初のアタリは残念ながらゲソカット。しかしイカがいることは分かったので一安心。続けていると再びアタリがあって今度はしっかり乗った。小ぶりのアオリイカをゲット。開始早々にアタリが続いたので、もはや不安は消えて期待だけが膨らむ。

 そして期待以上にアタリが続く。イカパンチが何度も出るので、乗らない時は小刻みにしゃくって誘って待つと、ムギュッと乗った感触。合わせるとグングンと引きが心地よい。徐々にサイズも上がってきて、グーングーンとストロークの大きな引きが最高。その後も入れアタリ状態で、たまにバラシがあるものの忙しい状態。写真を撮っている場合ではないのだが、どうにも嬉しくてシャッターを切る。

 月が高くなるにつれて徐々にアタリが落ち着いてきたので、サーフを横に移動しながら拾い釣り。やがて時合いが去ったようで、全くアタリが無くなったので終了することにした。

 急激な冷え込みが心配だったが全く影響はなく、期待以上の入れアタリもあって13杯の釣果だった。さすがのXデー、ポンコツでも良く釣れる日があらかじめ分かっているのだから、今後も何としても行かなければいけない。