2022.01.09  シン・エバ 遥か南国


Report by  T-Ya


四国へ

 初釣りは四国南西部へエバ釣りに行くことにした。12月の前半に行った時には思ったほどは釣れなかったが、それはまだ水温が高かったのか、或いはそもそも今シーズンは数が少ないのか。その確認も兼ねて、十分に冷え込んだところで釣行。

 早朝に着いた漁港で車から出ると風が強く、恐ろしく冷え込んでいる。タックルを準備するも指がかじかんでスナップの開閉に四苦八苦。ちょっと探ったがアタリもなかったので早々に退散。次の河口へ急ぐ。

 実績たっぷりの河口に到着。こちらは風も穏やかで寒さを感じない。ジグで探るとアタリらしき反応があるが喰いつかない。横に移動しながら続けているとやっとヒット。この時期らしくない小型のロウニンアジだ。溜まっている所が見つかって、その後も釣れ続くが全部20cm以下の小型ばかり。しばらくするとアタリが無くなったが、この時期らしいプチ入れ喰いを堪能することができた。

 次の漁港も冬の実績は高いのだが、ミニギンガメが1匹のみ。やはり今シーズンは数が少ない感じ。更にアタリを求めて漁港をランガン。とある漁港ではいつもの護岸に釣り人が居たので、堤防の先端で釣ってみる。エバはいないようだったが、ジグの回収時に目の前で青い魚が喰いついた。ソーダガツオのようだ。さんざん引っ張りまわされたが、弱らせて抜き上げに成功。ソーダではなくヤイトガツオ(スマ)だった。さすが南国、嬉しいお土産をゲット。

冷え込みは重要

 その後も漁港をまわる。12月にチェックして釣れなかったポイントでも今回は少ないながらも釣ることが出来たので、やはり冬エバには冷え込みが必要なようだ。2年前にカスミアジの大群が溜まっていたポイントでも、今回姿を見ることが出来た。ただカスミはルアーを追っては来るものの、釣れたのはロウニンアジだけだった。

 北上して最後のポイントは前回良く釣れた所。今回も楽勝と思ったが、あまり良くない。なぜかオニヒラアジばかりがポツポツと。夕間詰めまでやればもっと釣れただろうが、早めに終了。今回はサイズが小さめで、数も少なかった。今シーズンの南国エバの具合が良く分かった釣行だった。

 夜は四国北西部まで移動してアジングを。あまり釣れなかったが、まずまず楽しむことができた。冬のライトゲームを存分に楽しんで帰路についた。

 ここのところ新型コロナの感染者数が落ち着いていたので釣行を重ねることが出来たが、また新たな変異株が流行し始めていて、間もなく自粛モードになりそうな情勢。例年ならこれからが本番となる冬エバだが、今年はもう無理そうだ。次に狙えるのはいつになるのだろうか。