2023.08.11  久びさの夏メッキ


Report by  T-Ya


盆休み

 例年会社の盆休みにメッキの新子を釣りに行っているが、近年は新型コロナや大怪我などで行けておらず、今回は4年ぶり。メッキの接岸状況も気になるが、久しぶりなので釣り場が無くなったりしていないかも心配だ。更に台風が近づいているのでサーフの釣りは厳しいかもしれない。台風の影響をなるべく少なくしたいので、連休の初日に出発することにした。

 最初に着いたのは中紀の漁港。スロープについているメッキを狙うとすぐに魚信。だがメッキではなくてクサフグだった。その次はセイゴ。生命感はタップリだがメッキは居ないのか?と続けているとコツーンとヒット。やっとメッキが釣れた。10cmちょいと小さいが、シーズン最初の嬉しい一匹。もう一匹追加して次へ移動。

釣り場へたどり着けず

 大きめの河口。いつも行く橋脚付近へ向かうには、車を置いてから河原のヨシ原の中の小道を歩く必要がある。その道が以前より狭くなっているような気がしたが、周りの草の丈は低いので問題なし。しかしさらに進むと道が無くなってしまった。薮コキを始めるが徐々に草丈が高くなり、そのうちに背丈よりも高くなって難航。進みたい方向はいよいよ難しくなったので、ヨシが少ない方向へ進んで無理やり水辺に到達した。しかし流れが無くて水がよどんでいる感じ。とりあえずキャストしてみるが、反応なし。いつものポイントへ行ければおそらく釣れるのだろうが、かなり遠回りが必要なので断念することにした。初めから遠回りすれば良かったのだが。しばらく来ないうちに河口の様子が変わってしまっていた(泣)。

群れがいた~

 次も河口のポイント。こちらは草は無く例年と変わらず。ただし河口の幅が1mぐらいになっていて、メッキが入っているかちょっと心配。キャストしながら横に移動していくと、少し深くなったところでワラワラとメッキの群れがチェイス。そしてヒット。小さいギンガメアジだ。入れ食いになるほどの活性はなくすぐにスレるので、ルアーを替えたり場所を休ませたりしながら追釣。この時期らしいメッキ釣りを楽しんだ。

ポツポツ

 次の場所はセイゴのみ。その次のサーフはウネリが少しあったがギンガメを1つキャッチ。ひざ下まで海に浸かって釣りをすると最高に気持ち良い。次に行った漁港は以前と同じ場所に小さな群れがいたが、最初に一匹掛けた後は苦戦して結局その一匹だけ。次の漁港はノーヒット。次の河口では極小のギンガメを一つ。

大波

 ランガンを続けて南下し、最南端を越えて東側へ回り込もうと思ったが、波が大きくて海沿いの道を走っていると飛沫で白くかすんで見える。ところどころ越波して路面が濡れている所もある。このまま進むと車が錆びそうなので(汗)、引き返して西側で続けることにした。

最後にサプライズ

 戻って漁港のスロープを狙うがノーヒット。少し昼寝して日が傾いてきたので、次の場所で夕間詰めを迎えることにする。別の漁港のスロープへ。すぐにアタリがるが、サイズが小さいのかなかなか掛からない。チェイスも見えるがUターンばかり。それでも活性は高いようで、我慢して続けているとやっとヒット。小さいギンガメアジ。さらに一匹追加して、日没前に。

 まあこの場所はこれぐらいかなと思っていたら、ガツッと重いアタり。それはバレてしまったが、すぐにまたガッとヒット。グイグイと良く引いてラインが出て行き、なかなか寄ってこない。この場所で以前50cmぐらいのヒラスズキを釣ったことがあるが、引き方は違う感じ。ならば良型のチヌかなと思ったが、横に走ってあまりチヌらしくない。時間を掛けて何とか寄せると、良型のギンガメアジだった。え~君は来る場所を間違ってるんじゃない?と思ったが、次のキャストでまた同じようなアタリ。夕間詰めに群れが入ってきたようだ。フックが伸びないように慎重に釣り上げた。やりとりする時間を短くするためにルアーを少し大きめに変更。ただ狙い通りにはいかず、チビのチェイスは多数あるが掛からない。やがて暗くなってそろそろ終了、と思ったらゴンとヒット。何とか狙い通りに3匹目の良型をキャッチした。大きいのは33cmあり、思わぬお土産になった。

 今シーズンの南紀のメッキは好調と言うほどでもないが、不調でもなさそうなので、今後もランガンすればまずまず楽しめそうだ。