2023.09.16  残暑・夏エバ


Report by  T-Ya


雨続き

 盆休みの釣行後、すぐにまた次の週末に四国南西部へエバを釣りに行こうと思っていた。しかし前日に現地ではかなり強い雨が降ったようで、川が濁るのは間違いなさそうだったのでパス。その次の週も前々日に雨が降ったようだが、河川カメラで見るとあまり濁っていないように見えたので行くことにした。天気予報は曇だが、所により雨というのが気に掛かる。

 夜中に高速を走り現地に近付くと雨模様。朝には止む予報だったので大丈夫だと思ったが、高速を降りたところで滝のような雨に。ワイパーが効かないほどの強烈な雨で、恐る恐る走って道の駅に到着。仮眠したかったが屋根をたたく雨音で眠れず、やがて夜が明けた。川の様子を見ると当然泥濁り。流れ込みの無い近くのサーフを見に行くと、なぜかそこも濁っている。試しにルアーを投げてみるが、反応なし。少し移動して小河川で探ってみるが、やはり濁りがあって反応もない。この後移動していけばどこかにで釣れるのかも知れないが、濁りが気になって楽しめなさそうなので、あきらめて帰ることにした(泣)。

やっと好天

 今年の夏は雨が多いような気がする。河口での釣りをするためには数日前から晴れてもらわないと困るので、ますますタイミングが合わない。次の週末は雨の心配はなかったが、別の用事が入っていて釣行できず・・・。そしてこの週末。天候の問題もなく、当初の予定から1カ月遅れてやっと釣りが出来る~と意気込んで出発。

 最初に着いた河口で大きめのエバを狙ってみるが、これは不発。次の河口では海パンで浸かってひんやりと楽しむ予定。ところが車が何台か止まっていて先行者あり。釣り場に出てみると海パンではなく本格的なウェーディング装備で巨大なルアーを投げている。どうもシーバスかアカメを狙っているらしい。こちらも空いている場所で浸かって小さいルアーを投げてみるが、アタリもなく横に移動もできないので早々に退散することにした。

例年通りに

 2か所で釣れなかったのでちょっと心配になったが、次に向かった小河川は新子のエバに大人気。すごく狭くて浅い場所だが例年良く釣れる好ポイントだ。今年は少し時期が遅れてしまったので数が減っているかと思ったが、一投目から元気にヒット。新子のエバ(ロウニンアジ)だ。その後も連続でヒット。アタリが遠のいたら少し移動して投げるとまた連発。ギンガメアジ、オニヒラアジ混じりで良く釣れた。やっとこの時期らしいエバの数釣りが出来て満足満足。

 次に移動した河口も浅いが少し広い場所。4年前に来た時に良く釣れたので期待していたが、今年は2匹だけ。サイズが少し大きめだったので、そろそろ広い場所に移動が始まっているのかもしれない。

いい群れを発見

 その次の河口は海パンで立ち込むポイント。しかし波が高くて外海に面した場所はやりにくかった。上流側に移動してみると、数匹の錦鯉が悠々と泳いでいる。少し水深のある場所でキャストすると、下からワラワラッとエバが群がってきて簡単にヒット。ウッシッシ、活性の高い群れを発見だ~。毎回ルアーがもみくちゃにされる。メタルジグのアシストフックに2点掛けも。暑い中、夢中になって釣りを続けてしまったが、浸かっているのですこぶる心地よく数釣りを楽しむことが出来た。

 その後は2か所回ってポツポツ。今年は場所が当たればかなり数が多い感じだったので、今後の成長が楽しみだ。太平洋岸の3地域をめぐる真夏の新子釣りはこれで終了。暑さが和らいだら秋の釣りを楽しみたい。