2023.12.09  豆アジ楽釣

Report by  T-Ya


三無し

 前週に続いて今週もアジング釣行。今シーズンは好調だと思っていたが、場所によってだいぶ違うようで前週の南紀は貧果だった。今回はまたリベンジということで何とか好釣果にありつきたいと思っていたところ、天気予報を見るととても条件が良さそうだ。月無し・風無し・波無しと3つが揃っていて条件としては申し分なし。あとは場所を選ぶだけだ。一か月前に良く釣れた島で候補を2か所考えていたが、当日の朝に釣り番組の録画を見ていると候補のうちの一か所でアジングをやっていた。TVで紹介されると人が増えるのでちょっとな~と思いながら見ていると、なかなか渋くて釣るのに苦労している。収録は何週間か前だと思うので状況は変わっているとは思うが、候補からは外した方が良さそうだ。ということでもう一つの候補である島の北側の漁港へ行くことにした。

釣り場がない

 目当ての漁港に着いてみると、常夜灯の前の護岸に船が並んで停まっていて釣る場所が無い。これまでは船があったとしても隙間が結構あって問題なく釣りが出来たのだが。ちょっと予定が狂って焦ったが、港内で大きな常夜灯があるのはここの他にもう一か所あるのでそちらに移動することにした。

 無事に場所を確保できたので日暮れ前にキャスト開始。風は無く水面は鏡のようだ。数投目でひったくるようにヒット。豆アジだ。その後も釣れて明るいうちから2桁確保。今日は調子が良さそうだ。やがて背後のナトリウム灯が点灯。徐々にアタリが増えて、入れ食いではないもののいいペースで釣りあげる。この日は表層にいるようで、掛けるとすぐに水面でバシャバシャとなってバラシも多い。そのまま水面を滑らせると手返しが良いのだが、少し潜らせて丁寧に寄せるようにした。ただ抜き上げて地面に落ちるとネコがあっという間に持ち去っていくので、時々背後を見てネコを牽制しなければならない(笑)。

アタリを堪能

 その後も順調に釣れ続ける。アタリの出方は色々だが違和感のようなアタリは少なくて、ツンという明確なアタリが多かった。ものすごく小さなアタリが出ることもあって言葉では表しにくいが「チッ」ではなくて「チ」ぐらいだろうか。それを感じてピシッと合わせるのがものすごく楽しい。はっきりとしたアタリの時は空振りになることもあるが、小さいアタリの場合は合わせるとしっかり掛かることが多かった。また稀に「ビビビッ」と震えるようなアタリがあって、ベラか何かだろうと思って釣り上げてみると豆アジということもあった。

 やがて当たりの間隔が長くなり、群れが回ってきた時にパラパラと釣れる感じ。午後9時までやる予定だったが、終了前に群れが来たようで30分ほど延長して楽しんでから終了した。何年かぶりに60匹越え。絶好の条件の中、大好きなアタリを取る釣りを存分に堪能して今年のアジングは終了。いやもう一回、エバ釣りの帰りにやるかな(笑)。