2024.10.14  ヘトヘトエギング

Report by  T-Ya


今年は好調

 しばらく釣りに行っていなかったが、すでにアオリイカの新子の季節が始まっている。今年はなかなか好調のようなので、行けば簡単に釣れそうだ。東からの風が強い予報だが、中紀~南紀は風裏になるので何とかなるだろう。早めに出発して夜明けとともに釣り開始。連休の為か、予定していたサーフの真ん中の駐車スペースが満杯で、仕方なく端っこに行ってテトラに上がる。すぐに釣れると思っていたが、なかなかあたらず30分ほどしてやっとヒット。とりあえずの一杯目は胴長15cm程のアオリイカ。ヨシヨシ、これからだと思って2杯めを狙うが全く釣れない。しばらくやって諦めて次の場所へ。

 周辺にシャローが広がる磯に到着。ここではすぐに小さいのがヒット。投げる方向を変えてまたヒット。やっと調子が出てきたと思ったが、この後は反応なし。例年はもうちょっと釣れる場所なのだが、本当に好調なのか?と心配になる。次は大きく移動して、広く長く続く地磯。黙々と歩き続けて目的地に到着。実績十分な場所で期待してしゃくるが、ノーヒット。本命視していた場所なのでちょっとダメージ。駐車場まで戻りつつキャストするがやっぱり釣れない。ここで昼食に。

イテテテ・・・

 午後は小さなサーフの横にある岩場から開始。遠くから見ると人が見えたが、釣り人ではないようだ。近づいてみると親子のような2人連れが素潜りで何か採っているようだ。少し怪しいと思ったが、とにかくポイントが潰れてしまったので釣りは出来ない。仕方なく反対側の岩場へ行ってみる。以前一回だけ来たことがあるが、釣りが出来る場所へ出るまで巨岩をいくつも乗り越えないといけない。エッチラオッチラ進んでいると、途中で滑って左足を変な向きに強く着地してしまった。グギッという嫌な感触の後に激痛。何とか歩けるが、足の外側に力がかかるとメチャクチャ痛い。うぐぐぐ、これは折れたかも。それでも途中まで来たので進み続けて(馬鹿)何とかポイントに到着。テンションダダ下がりでキャストするが、釣れなかった。イテテテと呻きながらそろそろと岩場を戻り、車の中でこの後どうするかを思案。靴下を脱いで足を見ると、全く腫れていなかったので骨折ではなさそうだ。まだヤル気は残っていたので、足場の良さそうな場所を選んで続行。しかし3か所周るもノーヒットだった。

サーフで神秘

 夕間詰めは、朝一に訪れたサーフに戻る。さすがに連休最終日の夜なので駐車スペースは空いていた。綺麗な夕日を見ながらしゃくる。暗くなってきて、釣れないな~足が痛いな~などと思いながら空を眺めていると、夜空に白く光る筋のようなものが。アッ彗星だ! 少し前に記事で見たが、特に気にしていなかったのでまさかそれが目の前に現れるとは。珍しいので撮影にトライ。ポンコツのデジカメを多分初めての夜景モードにセットする。10秒ぐらい露出するので手持ちでは無理で、バッカンの上にカメラを置いて何とか撮影成功。まるで沈んだ太陽に向かっているように見えるが、これは太陽から離れているところだそうだ。神秘的な光景を見られたので気分が良くなり、このあとイカが釣れますようにとお祈りした。が、そういえば彗星は不吉なことの前兆と言われていたような・・・。案の定、この後2時間程釣りを続けたが全くアタリが無かった。結局朝に3杯釣れただけで、その後はノーヒットに終わり疲労困憊、怪我までしてしまったが、まあ珍しいものを見られたのでヨシとしよう。