● 2008/07 ムラソイ獲ったぞ〜! ●

前回、前々回と、なぜか今シーズンはムラソイに出会う確率が高い。シーズン先取りって感じもするので、今回はムラソイを専門に狙ってみようと思う。そんなわけで、春まだ浅い3月下旬の伊豆半島へ、harukaと一緒に出掛けてみることにした。


 ムラソイを徹底的に楽しみたくなって、harukaと東伊豆の海岸線を探ってみることにした。早朝の薄暗い時間に小田原の自宅を出発して、伊東のあたりに着く頃には朝日が顔を覗かせ始めていた。

 南の海上には大きな低気圧があって、風も吹き始めているので外海はやりにくそう。最初に探ろうと思っていた場所は、満潮と風による波が重なっていたからダメ。

 次に向かった場所は、岬の影で波よけになっているはず。今日は風裏を探しながら、波の影響を受けにくいポイント探しになりそうだ。崖の上から下のゴロタ場を覗き込むと、海は静かで誰もいな〜い♪

 さっそくプライムエリアのフィールドポーチにジグヘッドリグのパーツとミノーを入れて、harukaと一緒にタックルを持って海へと降りていった。潮位は高いけれど、大潮なので下げ始めたら早い。

 スタート地点に到着して、まずはジグヘッドリグをセットした。大きめの岩が点在しているので、初めに足元を探って釣りきる作戦だ。

 風と波の影響を受けにくい場所といっても、やっぱり小さなウネリみたいな潮の動きをしている。だからちょっと重めの3/32ozのジグヘッドに、抵抗が小さめの2インチ(パラマックス)をセットした。

 まずは手前の大きな岩から探っていったけれど、ムラソイからの反応はまったくなし。普段はもう少し先の方までしか水がないから、潮位が少し高めなのが原因かも。

 そこでちょっと頑張って、目の前にある大きな岩へ飛び移ってみることにした。気合いを入れて「ピョン」と飛び移り、その大岩の周囲をチェックしてみた。

 岩の下は波の浸食でエグレているようで、ムラソイ狙いとしてはいい感じだ。さっそく岸側(波裏側)のエグレから探ってみた。しかし予想に反して反応はない。

 すぐに諦めて、今度は波のぶつかっている側のエグレを探ってみた。すると沈めていく途中でロッドが引き込まれて、一気に抜き上げるとまずまずのムラソイがぶら下がっていた。どうやら潮表にムラソイは目を向けているようだ。

 試しに近くの岩陰も同じパターンで探ってみると、波裏は反応がなくて、波のぶつかっている側ですぐにムラソイをキャッチ。これは間違いなく活性の高い状況で、こういう日はハズレがない。

 すぐにharukaを呼んで、同じパターンで探らせることにした。

「お〜い、haruka〜。岩に波がぶつかっている表側を集中的に探ってみなよ〜」

「それってどっち?」

「見りゃ分かるだろ(^^;)

 説明するのも面倒なので、harukaをボクが乗っている岩へ引っ張ってきた。ちょっと大きめの岩だから、この周囲だけでもポイントと思われる場所はたくさんある。

「お〜っ!きた〜(^o^)」

「ほら〜、そっちから波が来てぶつかってるだろ。たぶんその辺から流されてくるカニとかを待ち伏せしてるんじゃない?」

「げっ、口に何か入ってるのが見える。カニじゃ〜ん(^^;)

 狙いはビンゴ。やっぱり今日は活性が高い。こんなときは徹底的に楽しんじゃおう。harukaは夢中になって釣っている。ボクは足元をharukaに任せて、ルアーをミノーにチェンジした。

 アイルMGネオは、ちょっと独特なキラメキを見せてくれる。とくにホロアカキンは、朝夕のマヅメ時のように光量の少ないときに効果が絶大だ。岩の周囲はかなり浅いので、潮位が下がりきる前に広範囲を探りたい。

 案の定、沈んでいる少し大きめの岩陰から、次々とムラソイが飛び出してくる。小型も多いけれど、これだけ活性の高い状況はあまりない。アングラーの多くなるシーズン前だからこそ、これだけ好反応なんだろうね。

 ひと通り探りきって、次の場所へと移動した。ここも少しだけ風によるウネリの影響があったけれど、まずは同じパターンで潮表を探ってみた。ところがここではまったく反応がなかった。

 それに反して、harukaが横でいきなりの入れ喰いに遭遇している。釣り上げたムラソイを外して、そのままジグヘッドリグを沈めている。するとすぐに次のムラソイが掛かっている。3尾はもてないので1尾は逃がし、とりあえずの記念撮影だ。「ムラソイ獲ったぞ〜!」

 どうやらとんでもない超浅場に隠れていた群れを、宝くじのように引き当てたみたいだ。後にも先にも、ここではその周辺だけでしかヒットはなかった。ムラソイが好きだと、釣り運もいいのかな(^^;


harukaのおしゃべり

入れ喰いだ〜!

 水深の浅い岩の陰でムラソイが入れ喰いだった!(^^)釣れるときはワームを落とすとすぐに引っ張り込まれた。その引き込み具合が毎回楽しかった。
 一尾釣れてカメラを待ってる間、空いてる手で魚を持って釣りをしていたらまた釣れた〜。嬉しかったよ〜(^^)vこの次もいっぱい魚を釣るぞ〜!んっ、イカだったりして(^^;


Tackle Data

Rod : Day Squid 86 Evolution(Online Lure Shop F)
     Little Twitch LT-590H/Sソフトティップ(Online Lure Shop F)
Line : スムーズ・ロックフィッシュ 6Lbs.(DUEL)
Leader : パワーカーボン 8Lbs.(DUEL)
Lure : アイルMGネオ70F MHGRホロアカキン(DUEL)
     シラスヘッド 3/32oz #3(エコギア)
     パラマックス 2インチ パールグロウ 夜光:010(エコギア)

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