● 2008/09 大きなサバがきたよ〜 ●

早くもやってきた回遊魚の季節。地元の海岸には、大きなサバたちが群れで接岸していた。ずっとくすぶっていた何かを吹き飛ばすかのように、大サバは景気のいい釣れっぷりで、たくさんのアングラーを迎えている。でもね〜、harukaと時間が合わないんだよね〜。


 イヤ〜な梅雨に突入しちゃって、不安定な天気で釣りに行きにくい日が続いていた。なかなか思うような釣りに出かけられないから、ちょっとだけ空いた夕方に、海岸へシロギスの投げ釣りに向かった。

 最近はharukaと時間の折り合いがつかなくて、この日もボクはひとりで投げ竿を車に積み込んで出発。久し振りに本格的な遠投をするつもりで出かけたけれど、海岸はルアーをキャストしているアングラーでいっぱいだった。

 人ごみからちょっと外れた場所に入り、予定通り何ごともなくシロギスがポツポツと釣れた。そして夕マヅメが近づいたときに、それは起こった。釣り座の左の方で、いきなりナブラが出始めた。

 こっちにはこないだろうとは思ったけれど、とりあえず片付けがてらに車からルアータックルを持ってきてみた。まずはキャストしてみたけれど、周囲でもまったく反応がないようだった。

 するとちょっと左の女性が何かをヒットさせたけれど、少しやり取りしてバラシ。こっちも続けてキャストしていると、いきなり「ゴツンッ!」と衝撃がきた。

 ロッドを立てながらアワセると、緩めのドラグが一気に滑り始めた。0.4号のPEに8ポンドのリーダーなので、無理はできない。ちょっとだけ時間をかけてやりとりしているうちに、波打ち際へ寄ってきた。

 姿を見てビックリ。40cmを越える大きなサバだ。引きずり上げて測ってみると、45cmもあった。これくらいのマサバだと、さすがに迫力がある。強烈なファイトも楽しめるから、harukaの取材はこれに決めることにした。

 ところが相変わらずボクとharukaの日程が合わず、仕方なく最後の手段に出ることにした。それはひとりで釣りに行かせること。ロッドを担いで海岸へ行き、自分ですべてをやって釣ってくるのが、今回harukaの使命だ。

 とりあえず先日の釣行でボクの写真は確保してあるから、あとはボクが出かけていない間に、harukaは特大サバを釣ってくればいい。そんなわけで、初めてひとりで海岸へ釣りに出かけた・・・らしい(^^;

 そして、その日がきた。ボクが一生懸命仕事をして、そろそろ片付けようとしていたとき、harukaから携帯のメールが送られてきた。しかも画像付き!

 タイトルが「釣れた〜(^^)」だからビックリ。「なんだよ〜、ホントにひとりで行ったんだ〜」って返信しちゃった。まさかホントに行くとは思ってなかったからな〜(^^;

 平日だったから、学校が終わって帰ってから出発。だから海岸に到着したのは17時くらい。それからいつものharukaらしく、とってもノンビリしたペースでタックルを準備したんだって。

 犬の散歩をしているオジサンからは、「その辺でもう釣れているよ〜」って教えてもらったらしい。釣果が上向きだったらしく、平日なのに海岸にはルアーをキャストする人がいっぱい。わずかなスキマに入れてもらったらしい。こういうとき、女の子だと便利だよね〜。
 海岸に立つと、すぐにあちらこちらで大サバの入れ喰いが始まったらしい。驚くことに、harukaもあっさりヒットさせて、強烈な引きにてこずりながらもキャッチ。

 ノンビリと写真を撮って、その間にも周囲では入れ喰いが続いていたらしい。その間にはボクにメールを送ったりもしていて、あっさりと自分だけの力で釣ったから嬉しかったんだろうね〜。

 近くで釣っていたカップルは、そんな状況でも釣れなかったらしい。彼女の方は罵られていたらしくて、話を聞いただけでカワイソウ。釣らせてあげられない彼氏が悪いと思うんだけどな〜(^^;

 ひと段落したharukaは、その気になってキャストを再開した。そしたらまたもやすぐにヒットしちゃって、harukaは大喜び・・・だったらしい。釣れてくるサバのサイズは、40〜45cmの大型ばかり。陸っぱりからこのサイズが手軽に釣れるんだから、みんなが集まってくるのもうなずけるよね。

 3尾目に挑戦し始めた頃には、周囲の騒ぎも落ち着いていて、どこでも釣れなくなっちゃったらしい。ホントの入れ喰いタイムは、わずかに15分たらずしかなかったんだって。後で友人に聞いた話では、日に日にピークタイムが短くなってきていたらしい。

 こんな感じで、harukaの「ひとりでできるもん!」釣行は幕を閉じたのだった。仕事先で何度もメールをもらったボクは、さっさと帰って釣りに行きたくなっていたのは言うまでもない・・・(--;


harukaのおしゃべり

バラシにくいフックがいいね

 長い竿は持っているだけで疲れたよ(笑)だけどサバを釣りたかったから、頑張ってできるだけ遠くに投げた。回せる限り速くリールを巻いていると、突然竿が重くなった!そこからは体力勝負だったな(^^; 腕がだんだん疲れてきて・・・(笑)
 2本ついたフックのおかげで、バラスことなく釣り上げることが出来た(^^)楽しかった♪


Tackle Data

Rod :  ちょい投げ110 Proto(Online Lure Shop F)
Line : スムーズロックフィッシュ 6Lbs.(DUEL)
Leader : パワーカーボン 8Lbs.(DUEL)
Lure : アイルメタルTB 28g(DUEL)
      SHIW(スラッシュホログラムイワシ)

戻る