● 2008/10 船に乗ってカサゴを釣るぞ〜 ●

シーズン真っ盛りのカサゴを、久し振りに船から釣りたくなった。冬の間は夜の釣りを楽しんでいたけれど、今の季節は船から岸に向かってキャストする釣り方が面白い。根掛かりをさせまいと集中しながら、その1尾をヒットさせたときの嬉しさは最高だ!


 ようやく毎年恒例の、船のカサゴ釣りに出掛けることができた。真鶴半島の西側付け根にある福浦港の「まるせ丸」では、岸に向かってのキャスティングでカサゴを狙わせてくれる。乗合船でこんなことをやっている船宿は、ほとんどないんじゃないかな。

 実はharukaはこの釣りがとっても苦手で、最初はあまり気乗りしてなかった。その理由は・・・、ジックリ誘う釣りが我慢できないから。そうなんだよね〜、落ち着きがないから、メッキみたいなアップテンポの釣りがお気に入りなんだ。

 そのワリにシロギスのちょい投げが好きなのは、「簡単に釣れるから」なんだって。そんなこと言ってもね〜。「じゃあ、きっと簡単に釣れるから行ってこよう!」って話は決まったものの、いざフタを開けてみたら・・・。

 早朝の薄暗いうちに福浦港へ到着し、駐車場で同船のお客様たちにご挨拶。そして船に乗り込み、いざ出船だ。ボクも船で釣りをするのが久し振りで、ちょっと嬉しいかな。

 タックルは陸っぱりで使っている、いつものLT-590H/Sのソフトティップだ。手軽ないつものスプリットショットリグの先には、エコギアのパラマックス3インチをセットしておいた。これがボクたちのパイロットワームだ。

 カラーはグロウからスタートして、ベラやフグが多くなってきたら赤系、それでもダメならクリアラメというふうにチェンジしていく。状況を見ながら、カサゴのアタリが多そうな形状やカラーに切り替える。

 さて、船は港を出船して、すぐ横のテトラ前から流し始める。いつものように岸に向かってキャストし、流しながらジックリと探るのが基本的な釣り方だ。根掛かりが心配なら、船の真下だけをゆっくり上下に動かして探ってもいい。

 ミヨシからのキャストはお客様に任せて、ボクとharukaはその下で釣りを開始だ。釣り始めてすぐに、ミヨシを中心に釣れ始めた。ところがこっちにはまったくアタリ無しの時間が続き、周りが5尾ほど釣り上げても反応しない。

 時間ばかりが過ぎていき、さすがにボクも困ってきた。仕方なくミヨシ方向にキャストを始めると、ようやくそれらしいアタリが出始めてくれた。しかし喰い込みが極端に悪いようで、ちょっと動かすと離してしまう。

 それでも何とか1尾をキャッチして、まずはひと安心。ところがharukaは、いまだにアタリすらないという。しばらくharukaの状況を見ながら釣っていたが、あまりにも大きく動かしているのが原因と思えてきた。

 そこでできるだけ動かさないようにさせると、しばらくしてからようやく1尾目がヒットした。まずまずのサイズのカサゴに満足だ。ところがその1尾を釣ったら、「これで写真撮れたからもういいよね?」などと言っている。

 とにかく我慢するのがイヤで、じれったくて仕方がないらしい。少しでも吸い込みが良くなるように、パラマックスからパワーシラスに交換させたら、今度はアタリがなくなった。どうやらワームのボディーボリュームを見ているようだ。

 さすがに我慢の限界みたいなので、ミヨシの端にharukaと並ばせてもらった。するとアタリが頻繁に出始めて、穴の奥まで送り込んで待っていれば、そこそこにアタリが出ることが分かった。

 しかも自分から動かしたらまったくダメで、とにかく送り込んだらアタリがあるまで待つことがキモのようだった。ようやくこの日のコツを掴み、ミヨシから浅場へのキャストの重要性を再認識。エサと違うのは、こういった面なんだろうな〜。

 ボチボチとカサゴが釣れ始め、ボクには大きなムラソイがヒット。ようやくharukaも釣れ始めたけれど、ちょっとダレ気味。そこで船長の提案で、ちょっとだけ沖に出てサバを釣ろうということになった。

 沖に向かうのはいいけれど、そんなタックルは準備してない。しかもサバは40〜45cmの特大ばかり。ポイントに到着しても、harukaは掛かると大変だからイヤだとキャストしない始末(^^;

 それでも無理やり1尾をキャッチさせて、再び岸に戻ってカサゴ釣りの続きだ。不完全燃焼ながらもカサゴを追加して、この日の釣り・・・は、終えた。

 そこからが凄かった。途中で無線が入っていたけれど、昨日から港内にキハダがウロウロしていた。それを漁師さんが突いて、スロープでやり取りしていた。なんと20kg近くありそうな大型だよ。これが今日、最大のサプライズだった。いや〜、海って凄いですね〜(^^;


harukaのおしゃべり

キハダマグロだ〜!!

 岸からのカサゴ釣りと比べると、船からは難しいな。うまく喰いこませるタイミングや、根掛かりが・・・(笑)でも根掛かりしたくないからって浮かせたら釣れないし。
 まっ、そんなことはおいといて〜、港に戻ってからが凄かったよ。なんてったって、港の中にキハダマグロが泳いでたんだもん(笑)ヒレがピンとしててかっこよかったよ(^^)


Tackle Data

Rod :  Little Twitch LT-590 H/S ソフトティップ(Online Lure Shop F)
Line : スムーズロックフィッシュ 6Lbs.(DUEL)
Leader : パワーカーボン 12Lbs.(DUEL)
Lure : パラマックス 3インチ 010:パールグロウ(エコギア)
      HP ガン玉 6B×2個(DUEL:YO-ZURI)
      WORM 315 #4(がまかつ)

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