● 2008/11 南房でショゴを釣ったよ〜 ●

青物の話題がどんどん耳に入ってくるようになったら、久し振りに房総半島へ出かけてみたくなっちゃった。ショゴの群れに当たれば、かなり楽しめそうな情報も飛び込んできた。そんな訳で、今回は真夏の南房へと車を走らせてみた。


 今回は千葉の友人から飛び込んできた、「ショゴが絶好調ですよ〜」って情報に飛びつくことにした。ここしばらくは房総半島へ釣りに出かけてなかったから、こういった情報はとっても嬉しい。

 最初にもらっていた情報だと、外房は群れも濃いけれどアングラーだらけ・・・、のんびりと楽しむんだったら、南房がオススメらしい。たしかに混雑の中で釣るのは嫌いだから、少しでも空いているって聞いただけで南房中心に探ることにした。

 直前に連絡を取り合って分かったことは、数年までに爆釣した漁港が、今シーズンも絶好調とのこと。しかも早朝ならムツっ子もクーラーいっぱいになるくらい、良型が釣れ続くって聞いて二度ビックリ。

 ただし懸念もひとつあった。外房を中心にランガンする人たちは、このエリアにも探りを入れるってことだ。前日の夕方とかに叩かれちゃったら、群れが入ってこないかもしれないし、いてもかなりスレまくっているかもしれない。

 それでも「あの漁港は確実!」という話を信じて、現地で友人と待ち合わせることにした。そして朝になり、目的の漁港へと降りていった。堤防先端にはアングラーがいたけれど、目当ての場所は港内だ。

 タックルを準備して、まずは様子見のために軽くキャストして探りを入れてみる。しかしまったく反応がない。以前なら薄暗い時間帯は、ムツっ子がガンガンとアタックしてきたのに・・・。

 日が昇り明るくなっても、まったく魚っ気ゼロ。一度だけミノーに交換して対岸のヘチを探ったら、15cmほどのムツがヒットした。結果として、釣れたのはそれだけだった。

 帰り際に地元の漁師さんに話を伺うと、どうやら毎日のようにひっきりなしにルアーを投げに誰かしらが来ているとのこと。スレまくった魚たちは、どうやらこの漁港に寄り付かなくなったようだ。

 意を決して大移動することにして、思いっきり南下することにした。そして到着した大規模な漁港は、すでに本命ポイントでアングラーが釣りをしている。ヘチを探っているようだったら、どうやら回遊しているショゴを狙い撃ちしているらしい。見ている前で、小型を1尾キャッチしていた。

 しばらくすると本命の場所は空いたので、さっそく3人でそこへ入ることにした。とにかくショゴの存在を確認したかったので、目の前にあるブイに居着いていることを信じてキャストしてみた。

 するといきなり「ゴンッ!」と強いアタリがあった。すぐに外れてしまったけれど、3投目で確実にフッキングした。友人とharukaを大声で呼び寄せ、同じあたりにキャストさせるが反応は無い。

 しばらくして横に移動していた友人からヒットの声。すぐに移動してキャストし、みんなで仲良くショゴをキャッチできた。しかしショゴの活性は必ずしも高いとは言えず、先ほどまでいたアングラーは。おそらくヒットさせられずに諦めてしまったのだろう。

 ここで数尾のショゴをみんながキャッチしたが、すぐにまったく反応がなくなってしまった。仕方なく元の場所に戻りキャストを続けると、同じ場所を徹底的に探り続けていたharukaのロッドがしなった。

 海中を覗き込むと、たくさんのショゴが追いかけてきている。すぐにキャストすると、あっさりとヒットしてきた。群れは回遊していたのではなく、どうやら同じ位置のボトムに張り付いていただけのようだ。

 その後も立ち位置を変えたりしながら、徹底してボトムからの探り上げに集中した。とにかく激しく動かして誘い出し、水面直下でさらに小刻みなパニックダンスを演出することによって、フォールでバイトさせながら数を稼ぐ。

 ショゴは横の動きだと追ってくるだけで、上下の誘いに切り替えてやると確実に口を使ってきた。ただし少しでも動きに機敏さがなくなると、ボトムへ向かって戻っていく。

 こんなことを続けていくうちに、さすがに反応はなくなった。終わってみればそこそこの釣果で、harukaも満足しているようだ。入れ喰いになってしまう群れよりも、こういった条件の方が楽しく感じられた。

 この日はあえてルアーチェンジせずに、タメンタイの12gだけで通してみた。カラーやルアーのタイプをローテーションせずに、ちょっとしたアクションの違いによって、反応が悪くなったショゴを引き出す楽しさを味わうことができた。

 このショゴたちはいつまでも漁港内に居残る訳じゃないけれど、今シーズンも楽しむことができた。この楽しみを与えてくれている、大きな自然に感謝、感謝・・・。


harukaのおしゃべり

いっぱいついてくるよ〜

 ショゴは1尾釣ると、後ろにいっぱいついてくるから、みんなで続けて釣ることができて楽しかった〜(^^) 魚が掛かってもすぐに上げないで、誰かが投げるのを待っていると、バラシちゃったりもするんだけどね(笑) まぁ、なんだかんだ言っても、魚の引きが楽しくてとっても面白かったよ〜♪


Tackle Data

Rod :  Little Twitch LT-590 H/S ハードティップ(Online Lure Shop F)
Line : スムーズロックフィッシュ 6Lbs.(DUEL)
Leader : パワーカーボン 8Lbs.(DUEL)
Lure :  タメンタイ 12g(DUEL)

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