●アイルマグネット SB105●
ボートの周りを囲まれた!

 ソルストの手漕ぎボート釣行記でも掲載したけれど、今年は手漕 ぎボートのシイラが面白かった。東伊豆の多賀沖で、水面にベイト フィッシュを突き上げている何物かを発見したんだ。同行のマッチ ョと一生懸命ボートを漕いで、そのポイントへ真っ直ぐに向かって いった。  近くに行ってとにかくルアーをキャストすると、シイラがルアー を追ってきた。最初のヒットはメタルジグだったので、それほど興 奮しなかったけど、とにかくサイズが凄かったんだ。沖で狙うシイ ラと同じように、ルアーを追ってくるシイラのサイズは全てメータ ー級だった。大きなものは120cmはあるだろう。  良く見ると水面にはそんなシイラがたくさんいる。いつの間にか ボートの周りはベイトフィッシュを突き上げるシイラに囲まれてし まったんだ。これにはさすがにビックリしたよ。でもやっぱりルア ーをキャストしちゃうんだよねぇ。だってこんなチャンスって滅多 にないでしょ。

低い視線は抜群の興奮度だ!

 見えるシイラを面白く釣るには、やっぱり水面でテクニックを駆 使するルアーが一番だ。この日ボクの持っていたトップウォーター は、発売されたばかりのアイルマグネットSB105mmだ。しかも 試作品だったので、なんと色を塗ってないクリアカラー。まあ水面 で興奮してベイトフィッシュを追いまくっているから、色を塗って なくてもSBのスプラッシュで誘えるだろうとキャスト。  

 105mmのSBは、昔バスプラグとして一世を風靡したジッター バグと似たようなアクションをする。当然カップの形状も125mm とは異なり、より挑戦的にダンスを見せてくれるんだ。特別なアク ションを意図的に加えなくたって、勝手にフリフリ魅力的に動いて くれる。  普段だったらロッドアクションで誘うんだけど、SB105mmを 使う限り、それほど気にする必要はなかった。この時は比較的スロ ーなアクションで反応したので、ボートの近くまで追ってくるシイ ラをジックリと観察しながら釣ることが出来たんだ。  なんと凄い事に、ボートの際1mくらいの場所で、SB105mm を追ってメーター級のシイラがガバッと飛び出した。自分の目の前、 しかも普段の大きな船と違って視点が低いから迫力満点だよ。とに かくこんな事がしばらく続いちゃって、マッチョもボクもいい加減 うんざり(^^;;;;;


オールマイティな操作性が凄い!

 SB105mmはこのようにスローな釣り方にも使える。もちろん ハイスピードで操作したって安定しているから、ロッドティップの 下へ向けての連続ジャークだってお手の物。移動距離を短くして、 決まったエリア内でバイトさせる事もOKだ。そんな時はロッドを 立てて、ティップを震わせながら左右に激しく首を振るのを手伝っ てやろう。首振りペンシルベイトのようなアクションがこれで簡単 に出来ちゃうんだ。特にシーズン後半のスローで見せる釣り方が効 果的になってくると、このようなテクニックが相模湾では有効にな るんだよ。  どう? ひと口サイズのSB1105mmって。これさえあれば、 ちょっと渋いシイラだってばっちり攻略できるよね!


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