●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2002/11/23 福浦港・まるせ丸

11/23(土)雨 神奈川県福浦港まるせ丸
 大潮 12:30〜16:00 真鶴半島横
  強風、ウネリ、潮速い。アタリ少ない。
 カワハギ 14〜23cm 6枚
 キュウセン 20cm 1尾
 オニカサゴ 15cm 1尾

「天気わるいんだよなぁ・・・」

 結局今週も、カワハギを求めて沖に向かってしまった。久々の午後船だったから、朝はノンビリできたのが嬉しい。だけど最近の状況をみると、午前中の方がアタリは多いし釣果もまずまずだ。午前中は仕立て船だったからしょうがないんだけどね。沖のようすを携帯のメールで確認すると、エサは盗られてなくなってくるとのこと。ところがエサはなくなるものの、実際にうまくハリに掛けられないらしい。最も心配しているのは、午前船でエサを盗られてばかりで、午後船の頃にはカワハギのお腹がいっぱいになってしまっていることだ。狭いエリアで釣っているので、こういった心配も予想される。

 12時の出船だから、渋滞に巻き込まれても間に合うよう、ちょっとばかり早めに小田原の自宅を出発した。空はあいにくの雨模様。朝のテレビを見る限り、東京や山梨は雨なんか降ってない。海に近いエリアは、低気圧や台風の影響が出ているんだろうね。山も沖も真っ暗な空で、パラツク程度の雨も時折音を立てている。さすがに11月も終わりに近づくと、雨はかなり冷たいものになっていた。十分な重ね着をしているものの、長時間の釣りでは辛いこともあるんだよね。

「自分に合った仕掛けを探す」

 今日の目的は、自分にあった仕掛けの重さやハリスの長さなんかをチェックすること。最近調子良かった市販の仕掛けから始めて、次からは自分で作ってきた仕掛けを順番にチェックしていく。アタリの出方やスムーズな食い込みの状況をチェックすることで、より自分の釣り方にマッチした仕掛けを組み立てていくためだ。そんなにシビアな釣りなのかと思う人も多いだろうけれど、イメージと実際の感覚をいかにして重ね合わせられるかが、この釣りでは重要なウエイトを占めていると思っている。自分の思い通りに仕掛けを操作することができれば、エサが無くなってしまったくらいでもロッドの曲がりなどから判断できるようになる。

 船は小雨が降り続く中を出船して、最初は港前を探り始める。普段はやらな場所だけど、漁礁などがあってカワハギの集まる場所になっている。ここで最初に釣れてきたのは、俗に言うワッペンサイズのカワハギだ。そして続いて元気良くあがってきたのはキュウセン。岩場や漁礁を狙っていると、必ずといっていいほど混じってくる。しかしすぐにエサも盗られなくなって、船はいつもの真鶴半島横へと移動した。この日は遠くに来ている台風と低気圧の影響で、ウネリが出始めている。しかも相変わらずの強風で、半島の陰から出てしまうと釣りづらい。潮の動きも変な感じで、海底の仕掛けは安定しているんだけど、そのすぐ上の辺りの潮だけが早く流れているような感触を受けた。

 ここでは普段よりもちょっと深い場所を攻めて、カワハギを追釣することができた。しかし長続きしない。ちょっと場所をずらして、今度は午前中にエサをたっぷりと盗られてしまった場所へ仕掛けを降ろしてみた。しかし午前中の様子で感じていた懸念は現実のものとなり、カワハギはエサを食べる気がなくなっているみたいだ。時折エサをつっつかれるものの、釣れてくるのはトラギス、キタマクラ、ベラなどばかり。エサを盗られて掛かってこないのはほとんどカワハギだと思っているんだけど、アタリがあればみんな掛かってくる。その中にカワハギは混じってこない。途中で三ツ石の横辺りまで移動して、ちょっといいサイズを追加したものの、あとはまた沈黙のまま。せっかく何かがカワハギらしいヒットがあっても、巻いている最中にロープのようなモノに引っかかってしまい、あえなくハリス切れなんてのもあった。

「アンカーロープは困る!」

 余談だけど、この辺りは水深が30mくらいで、手漕ぎボートも攻めにくるエリアだ。しかしアンカーが抜けなくなってしまうと、そのままロープを外して捨てていってしまうことが多いらしい。せっかくのポイントにも、こんな障害物があったら結果は最悪。その場所を避けながら釣るしかなくなってしまう。こういった場所にアンカーを下ろすこと自体、ちょっと無理があるんじゃないかな。かなり沖だし潮も速い。ウネリが来てアンカーロープを張り気味にしていたら、あっという間の転覆は免れない。こういった安全面の注意もあるので、ボート屋さんではアングラーにちゃんと説明をすることをお願いしたい。

 さて、終わってみれば釣果自体はたいしたことなかった。カワハギはたったの6枚。それでも船中で一番釣っているんだから、この日の喰いの渋さは分かってもらえるだろう。しかし目的としていた仕掛けの違いをチェックすることを達したので、冷たい雨の中を頑張っただけの価値はあった。近いうちに、ボクの釣り方にマッチしている仕掛けを、この場所でも紹介しておこうと思っている。しかし雨の日の釣りって嫌ですよねぇ。カメラが濡れるの嫌だから、結局写真撮影はしませんでした。釣行記なのに、また写真がないけれどご勘弁を!(^^;


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