●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2002/12/14 福浦港・まるせ丸

12/14(土)晴 神奈川県福浦港まるせ丸
 若潮 6:30〜11:30 真鶴半島周西側。
  潮動かずアタリ少ない。キタマクラ多い。
 カワハギ 15〜19cm 6枚
 ウスバハギ 38cm 1尾
 チョウチョウウオ 15cm 2尾
 カゴカキダイ 10cm 1尾

「若潮は釣れない?」

 週末の釣行って、なんとなく良い潮に当たらないような気がする。過去のデータを調べてみても、カワハギの釣果が安定しているのは大潮なんだよね。もちろん他の潮でも釣れるんだけど、それでも潮の速いときに限られているみたい。潮は動かないよりも、むしろ速すぎるときのほうが何とかできちゃうような気がしているのはボクだけだろうか。まあ普通のアングラーは週末だけの釣行なんだから、これも仕方がないかな。というわけで、今回は若潮(前日は長潮)での釣行となった。

 ある程度覚悟はしていたものの、やっぱり潮はほとんど動いていない。正確に言うと、表層は弱い風で押されていて、海底では潮が動いてない。ところが中層の潮がそれなりに流れていて、ちょっとばかりアタリが取りづらい。そんな状況だから、アタリをまったく感じ取れないまま、エサがなくなってしまうことも何度かあった。だけどこの潮が動かなくなるのも時間の問題だった。0.5号の中オモリを付けて仕掛けを沈めていくと、丸オモリの上に中オモリが乗っかって滑り落ちるような感触が分かる。それほど潮の動かない状況と表現すれば、いかに動かなかったかが分かってもらえるだろうか。後で分かったけど、隣の真鶴では、翌日の新聞に15枚くらいは釣れたという情報を目にした。適度に流れていたらしいから、場所によっては状況が違うんだね。

「胴の間で挑戦」

 今回は船長から胴の間での辛さを体験してごらんと言われ、右舷の胴の間に陣取った。一般的には難しい場所だから、どれだけ差があるか試してみなよってことだった。色々な条件で釣ってみるのは悪くないので、是非にと試してみることにした。東の空が白み始めた頃、まるせ丸は福浦港を出船した。しばらくするとあたりは完全に明るくなり、最初は伊豆山沖で第1投。しかし海底からの反応はまったくなく、キタマクラがいくつか釣れあがっただけ。徐々に福浦方向へ戻りながら試してみたが、やはり状況は同じだった。前日の伊豆山出船カワハギ船の状況も芳しくなかったそうで、結局その場を諦めて、いつもの真鶴半島西側へと一気に大移動。

 ここでも潮は相変わらずの状態で、なんだか活気の感じられない海底の状況が想像できる。たまにキタマクラのアタリがあって、それらが釣れあがってくるだけ。前日のアオリイカでは夜光で反応が良かったと聞いていたから、オモリはパールを使っていたんだけど、ひょっとしたら海底付近の潮が澄んでいて、パールを嫌っているんじゃないかと思った。それで試してみたのは、仕掛けの這わせ方。最初はオモリの上に仕掛けを沈めてみたら、明らかにまったくの無反応。次に試したのは、オモリから少し横へずらした位置へ仕掛けを沈める、いわゆる這わせ。これで這わせていく途中で、カワハギのアタリが出た。やはりパールを嫌っているのかも知れない!

「カワハギは金色がお好き?」

 そこで金色ラメの丸玉に交換して、それに望みを託してみた。するとこれが正解だったのか、いきなりカワハギのアタリが出始めた。難なく最初の1枚をキャッチ。ところが後が続かない。更にあえて試してみたのは、それまでの這わせをやめて、金色ラメのオモリへあえて乗せてしまうという方法だ。オモリの色を見ているんだったら、あえてそこにエサを持っていこうという考えだ。これが見事に的中して、ポツポツとカワハギのアタリが出始めた。キタマクラの猛攻に会っている集器を使った同船者に比べて、明らかにキタマクラの反応は少ないし、カワハギのアタリが出ているようだ。

 そのまま少しずつポイントを移動しながら、長い午前の釣りは終わった。結果は、小型中心ながらも6枚でトップの釣果。まったく釣れない人まで出てしまい、ちょっと寂しい結果になってしまった。今回の釣行で感じたのは、地域やエリアによって異なる釣り方があるのと同じように、キタマクラの多い場所ではあえて集器を外す勇気も必要だと。そしてそれよりも海底を見ているカワハギにとっては、海底にあるオモリに気を使うことを忘れてはならないってことかな。ひょっとしたら、全員が集器を外していれば、状況が違ってきたかも知れない。面白かったのは、カワハギに混じって釣れてきたスペシャルゲストの面々。大きなウスバハギ、キレイなカゴカキダイやチョウチョウウオが印象的だった。


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