●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2003/01/19 福浦港・まるせ丸

1/19(日)曇 神奈川県福浦港まるせ丸
 大潮 7:00〜12:00 伊豆山沖。
  アタリは多いが、食いが浅くバラシが多い。
 カワハギ 15〜24cm 15枚(娘は15〜24cm 7枚)
 カサゴ  15〜26cm  2尾(娘は15cm 1尾)

「スピニングのドラグは?」

 今日は先週納得できなかった、高性能スピニングリールのドラグを使って、掛かりの浅いカワハギを口切れさせずに取り込むことができないかを試してみた。ボクは普段使っているカワハギロッドに、無理やりスピニングリールをセットした。娘には、通常のホウボウで使っているバスタックルを使わせた。ボクの使ったタックルだと、小口径ガイドによってリーリング中にロッドがあおられる現象が起きてしまうはず。その影響が出るかどうかも確かめたかった。

 結果から先に言ってしまうと、スピニングタックルを使ってもバラシはそれほど違いがなかった。厳密に言うと口切れは減ったものの、リーリング中のブレが影響しているのか、やはりバラシは同様に多かった。しかしこの差は微々たるモノで、それ以上にスピニングタックルでの弊害を感じた。いくつかあるけど、一番気になったのは、タナを取り直すときに必要なラインを出し直すときだ。ベイトリールだったら片手でリリースボタンを操作できるけれど、スピニングだと両手が必要になる。わずかに良くなったかどうかというレベルの違いであったら、やはり操作性でベイトリールウを使うのが正解なのだろう。

「発光体の効果」

 釣果の方だけど、今回も相変わらずカワハギの食い渋りが目立った。居食いと表現できるような状況で、気づかないうちにエサがなくなることもある。これには実は訳がある。今回は先週同様に底潮の濁りが気になっていたので、ウキライトを準備して使ってみた。夜釣りで使うウキのトップに使う発光体で、ケミホタルと言った方が分かりやすいだろうか。ところが手持ちに小型がなかったので、50mmのビッグサイズを使うことになってしまった。これがなかなかの抵抗になってしまったため、小さなついばむようなアタリをうまく感じ取ることができなかった。

 だけどこれを使うのと使わないのとでは、明らかにアタリの数、そしてエサを盗られる頻度が異なる。何もつけずに使うよりも、明らかにカワハギはこの仕掛けに興味を示してくれた。もちろん集器などの光物よりもだ。これはごく当然のことだと思う。潮が暗くてパールのオモリが最近良かったのだから、当然グロー(夜光)でも結果が出ていた。それなら積極的に光らせてやったら?ってのが、今回試してみる気になった考えだ。本来なら一番下のハリに食ってきやすいカワハギなれど、発光体のついている仕掛け上部のハリに掛かってくる頻度が高かったことも、この効果を証明する事実として付け加えておく。

 それからもうひとつ。今回試してみたアワセの方法だ。従来は弛ませ状態などからの誘い上げでアタリを出して掛けていたけれど、それはしっかりと口の中に吸い込んでいる場合だけだと思う。今まで掛かりが浅くても何とか釣れていたってことは、積極的にハリ掛かりさせる方法もあるはずだと考えた。カワハギのアワセのイメージとはかけ離れているけれど、明らかにカワハギが居食いしているような、ホンノわずかな反応でアワセることを試みてみたんだ。つまり反応を感じたら、針先がカワハギの口に刺さる程度で中オモリを弾くような感じをイメージしたアワセだ。

 これが思いのほかうまくいき、結果として釣り上げた数はこんなものだったけれど、バラシてしまった数は釣り上げた数の倍以上はいる。つまりハリに掛けることはできるようになった。あとはこれをより確実なバラシにくいフッキングにすることと、巻き上げ中のバラシを減らす方法を改めて考えることだ。通うほどに繊細なアタリを感じ取れるようになってきているので、自分自身も今後の展開が楽しみでならない。

「針の形状を見直す」

 次に試してみるのは、発光体をより小型に変更して、アタリを更に確実にモノにすること。言ってみれば操作に関しては、途中についている邪魔者なのだから・・・。この抵抗が減れば、更にハリ掛かりが良くなるだろうし、バラシの現象にも役立つのではないかと思う。心配なのは海底の光量不足を、小型の発光体で補いきれるかどうかだ。まあこれは試してみれば、あっさりと結果が出るだろう。ちなみに誘いを激しくすると捕食は少なく、静かに中オモリの分だけを躍らせるような誘いに、カワハギは興味を示してきたようだ。激しく動く発光体は、ひょっとしたら嫌われるのかもしれない。

 それからもうひとつ次に試したいこと。始めたばかりの頃は何種類ものハリを試してみたけれど、今のボクの釣り方にハリの形状が影響するかどうかを知りたい。具体的にはボクはハゲ針を使っているけれど、これはカットチヌタイプに比べて掛かりが良かったからだ。しかし掛かりが浅すぎる欠点は否めず、掛かってから強いカットチヌも捨てがたい。今度はこの針も試してみようと思う。それから同じハゲ針でも、ヒネリの入っているタイプだ。カワハギが本当にエサを吸い込んでいるのだとすれば、宣伝文句が事実とすると口の奥に刺さってくれるはず。歯よりも外側の唇に刺さっている現状から、バラシが起きにくい口の中へのフッキングは望むところだ。

 こういった課題が出船するたびに出てくるのだから、本当に楽しい釣りにはまってしまったものだと自分でも思う。より多くのルアーアングラーが、このカワハギ釣りの世界へのめりこんだらどんなに素晴らしいことだろう。人それぞれの操作や考え方があるからこそ面白いのだけれど、筋道を立てて進めていくと、それぞれの利点や欠点が見えてくる。鵜呑みにしないで試してみることも大切だと思うけれど、その反面として従来の固まっている事実も認めざるを得ない。これから先は、本当に長くて楽しい世界になっていきそうだ(^^)


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