●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2003/11/03 真鶴港・さい丸

11/3(月)曇のち雨 神奈川県真鶴港さい丸
 長潮 6:00〜11:00 福浦沖。
  場所動かず回遊待ちの釣り
 カワハギ 15〜24cm 24枚
 ホウボウ   27cm  1尾

「やっぱり生の剥きアサリでしょ!」

 今日はいつものまるせ丸ではなく、真鶴半島反対側の真鶴港からの出船だ。船宿は、さい丸さんにお世話になることになった。調子が良さそうとの情報を耳にして、じゃあ出かけてみようかという話になったんだ。予約から何から、全部K−チャンさんにお任せ。もちろん娘のはるかも同行しての、楽しいカワハギ釣りになった。天気予報では昼ごろから小雨がパラツクかもしれないと言っていた。念のためレインウエアを準備して、もしものために備えておくことにした。というわけで、今回はカメラが濡れるの嫌だから、写真はなしで〜す。

 当日は5時半の集合で、お客さんが揃ったら出船しようとのこと。氷は船に常備してあるし、エサも準備してくれるらしい。とりあえずエサに関しては、先日準備しておいた小粒の冷凍が残っていたので、それに生アサリの小粒を買ってきて追加で準備した。やっぱり剥きたてを使っちゃうと、冷凍モノや大粒アサリはできれば使いたくない。それでも先日の残りは上物の小粒で、保管状態も良好だったのでまずは安心だ。この日はアタリは少なめだったので、娘と2人で使った量は、およそ300粒くらいだろうか。

 船はなかなかきれいで、全体がデッキのような状態になっていた。ただ船ベリが浅いので、立って釣りをするのに、横波を受けたときにバランスがとりにくかったかな。それでもスペースは十分なので、前回の安良里での狭さを考えると、本当に天国のような状況での釣りだった。前回がひどすぎたんだよね。とりあえず自分の釣りやすい位置に小道具類をセットして、準備を整えた。ロッドを立てられるようになっている穴もあったので、いつものラッパを差し込むこともできた。これが使えれば、転がりやすい丸オモリでも安心してエサ付けができる。

「じっと我慢の釣りだ」

 船は6時くらいに真鶴港を出船した。まるで湖のようなナギで、とても海で釣りをするような雰囲気じゃなかった。正面の定置網をかわして、そのまま船は大きく回りこんだ。そして三ツ石左岸側のポイントへ到着。天気が悪いので、あたりはまだ薄暗くあまり良い感じはしない。たしかこのあたりの海底は、かなり根が険しかったはず。岬に沿って潮が流れている影響なのか、沈んでいくラインはどんどん横へ流されていく。着低した頃には、かなり斜めになってしまっている。案の定、アタリは明らかに異なる魚のもの。ベラの類が掛かってくるものの、巻き上げてくる途中の高根に仕掛けが引っかかってしまう。無理やり巻き上げて回収するものの、とてもまともな釣りができるとは思えない。

 素直にそこのポイントを諦めて、船は三ツ石を大きく回りこんだ。そして着いたポイントは見慣れた場所だ。三ツ石の付け根側の、しかもかなり沖のポイントだ。普段はこんな深い場所はボクもやらないけれど、聞いた話では30cmオーバーが最近ここで出ているらしい。その沖をじっくりと攻めるらしい。このエリアを行ったりきたりしただけで、他の場所を探ることはなかった。ボクは今まで経験したことがないけど、かかり釣りに近いようなイメージだ。つまりあまり色々な場所を移動せず、実績のある場所で回遊待ちもしくは、突然活性の高くなるカワハギを狙う釣りのようだ。個人的には待ちの時間が長いのは苦手なので、どんどん移動したほうが気楽なんだけどね。

 予想通り、アタリはしばらく何もこない。しかもこちら側はまったく潮が動いておらず、たまにアタリが出ても、釣れてくるのはキタマクラやベラといった魚ばかり。それでもたまにアタリが出始めて、ポツポツとカワハギが釣れ始めた。この頃になると、少しずつウネリが出始めて、弱い風も吹いてきた。そして小雨がパラパラと落ちてきてしまった。レインウエアをちゃんと着込んで再び釣りを始める頃には、10枚くらいのカワハギを釣り上げていただろうか。たま〜に回遊してくるのを、根気良く誘い続けてアタリを出す釣り方で数を伸ばしてきたんだ。

「回遊待ちの盛り上がり」

 しばらくすると、最初の群れと呼べる反応が出始めた。仕掛けを降ろすと突然ゴツゴツとアタリが出始めて、すぐに再投入するとまたアタリが出るといった具合だ。これが回遊待ちの釣りで報われた瞬間だね。この群れで5枚ほどを追加して、再び海は沈黙を始めた。色々な誘いを試みるが、エサを盗られる訳でもなく、ただただ我慢の時間が続いた。そこで思いっきり仕掛けを這わせて誘っていると、突然ひったくる強烈なアタリがきた。懐かしい感じのこのファイトは、やはり胸ビレを広げて上がってくるホウボウだった。ちなみにそのちょっと前に、反対側の方には珍しいセミホウボウが釣れていた。

 そして我慢の釣りを続けていると、2回目の盛り上がりがやってきた。このときは入れ食いという感じじゃなかったけど、ちょっと誘えばアタリが出て釣れ続けるという感じだった。しかしこの日のアタリはここまでだった。カワハギからの次の反応はまったくなく、時間だけがダラダラと過ぎていく。ちょっとだけ岸寄りに移動したけど、ここでもアタリはなし。結局そのまま時間切れの沖上がりになってしまった。最後は何となく尻切れトンボ的な釣りになっちゃったけど、結果だけ見ればまあまあの釣果だったかな。他の船の様子がまったく分からなかったけど、個人的な印象では群れを捕まえる移動があれば、もっと良かったかな。でも群れの後ろを追いかけちゃったら釣れないから、どっちが良いとか悪いとかは言えないね。色々な経験で、入れ食いも体験できたし、十分にカワハギを楽しめた。


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