●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2003/11/15 福浦港・まるせ丸

11/15(土)曇のち雨 神奈川県福浦港まるせ丸
 小潮 6:00〜12:00 伊豆山沖。
  潮速くて釣りづらかった
 カワハギ 14〜25cm 53枚
 ホウボウ   25cm  1尾
 カイワリ   20cm  1尾

「久々のまるせ丸だ!」

 今回は久々のまるせ丸だ。前回まるせ丸に乗ったのが9/15(86枚の爆釣した日)だったから、ちょうど2ヶ月も乗ってなかったんだね。その間には、他の船に2回乗っていたってことか。まあ他の取材も多かったし、仕方ないよね。前日までの情報では、エサを盗られてるけど、釣果がいまいち伸び悩んでいるのが続いていたらしい。まるせ丸の掲示板にも書き込んだけど、エサが盗られるような場所へ連れて行くのは船長の腕、エサだけ盗られて釣れないのはアングラーの腕の問題。そうやって書き込んじゃったから、今回はそれほどまでに難しいとされている状況でも、それなりの釣果という結果を出しておきたかった。でも前日の21時に急遽決まった釣行だったから、まともに準備もしてなかった。エサも1ヶ月前の冷凍モノ。せめてもの救いは、小粒だってことかな。

 当日の出船は6時との連絡を受けて、とにかく荷物をまとめて車へ積み込んだ。天気予報だと、午前中は何とかもって、昼ごろからは雨が降るかもしれないようなことを言っている。自分自身の予報でもだいたい同じようなつもりでいたから、とりあえずレインウエアは着用せず、降ってきたら着ることにした。いつものように福浦港へ到着して、重い荷物を担いで乗船場所へと移動。すでに乗船を済ませている船も多く、ようやくこの港にもカワハギ船の活気が戻ってきたような感じがした。ワラサフィーバーが落ち着いたから、これからしばらくはカワハギとアオリイカだね。ルアーで狙うホウボウも、そろそろ始まってくれるかも知れないね。

 前日の情報をチェックする限りでは、潮はかなり速かったらしい。こうなってくると、釣果は船長の操船の腕によっても、アタリを取れるかどうかも違いが出てくる。自分の攻撃的な釣り方に対して、まるせ丸の船長が動かす船の動きは、ボクの釣り方にマッチしている。今日は潮が速かろうが、気にしないでアタリを取って掛けることに専念すると決めた。エサも盗られやすい状況が続いているそうなので、特に集魚効果を期待するようなモノは付けない。潮も比較的澄んでいるから、シンプル・イズ・ベストのノーマル仕掛けで釣り始めることにした。

「変化する自然を相手に・・・」

 まだ薄暗い中、まるせ丸は伊豆山方面を目指して出船した。ポイントに到着する頃には周囲も明るくなり、風も弱く海も静か。このまま雨が降らずに、のんびりと楽しめれば最高だ。船長の合図で、まずは仕掛けを沈めてみた。最初は反応なし。そしてすぐに船を移動させる。このあたりがアングラーの気持ちを分かってくれているよね。とにかく最初の1枚が釣れれば、気持ちも楽になるし、それ以上にその日のパターンを探り出すヒントになる。何枚も釣りながら、刻一刻と変化する自然を相手に、どんどん釣り方を補正していくのがボクのやり方だ。

 場所を移動すると、早速アタリがあり、まずは1枚目をキャッチ。サイズはいまいちだけど、これでちょっとひと安心だ。ここからはポツポツと釣れ続き、ちょっとアタリが遠のいたところで再びポイント移動だ。完全に日も高くなっているけれど、雲でどんよりした空からは、今にも雨が降ってきそう。それでも気にしないで釣り続ける。何度か入れ食いのような状況になり、あっという間にツ抜けは達成した。そこからは忍耐の釣りで、アタリがちょっと減ってきた。だけど最近気になっている、独特の誘い方でアタリを出せ始めて、あっさりと単発ながら釣れ続くようになってきた。こうしたねちっこい釣り方が、最終的に数の差になって現れてくるんだよね。

 しばらくするとあまりにも小型が混じるからか、船はどんどん移動する。周辺では無線のやり取りがあって、「向こうで型があったぞ〜」ってな具合で情報が飛び交っている。あまり他の船では釣れてないのか、周りの船は一斉に移動を始めた。まるせ丸も同じような方向へ船を向けたけど、「みんな釣れてるからって同じ場所で狙うんじゃなくて、ヘソ曲がりで違う場所で更に釣れれば面白いじゃん」な〜んて船長の判断で、ちょっとばかり違う位置で仕掛けを降ろすことにした。実はこれが正解で、若干サイズアップしたカワハギが、再び面白いように釣れ始めた。移動していったカワハギの船も、あまり釣れなかったのか徐々に戻ってくる。このあたりの判断が、なかなかできないよね。さすが、船長!

「バラシにくい掛け方を考えるぞ!」

 何度か元ヤマへ戻して流し直し続けて、順調に数を伸ばし続けた。結果としては数が釣れたんだけど、自分の気持ちとしてはどうも納得できない。最近は口の中の上だけにハリを掛けるコツのようなものを会得しつつあった。9割以上の確率で、うまい具合に掛かってくれていた。だからバラシを意識しないで釣り続けることができていたんだけど、後半からは釣りが雑になってしまったのか、小さなアタリで掛けたとしても、途中でバラシが目立つようになってきていた。20枚近い数をバラシてしまったのではないだろうか。そう考えると、今日の釣果は結果だけを見ると納得できない。まだまだ自分自身の釣りを見直せるって意味じゃあ、存分にカワハギ釣りの楽しさを再認識させられて良かったんだけどね。

 それから改めて今日感じたのは、針先の鋭さとハリスの傷つきやヨレの影響だ。何枚も釣っていると、針先は甘くなってくる。掛かりが悪くなるというよりも、急激にバラシやすくなる。納得できないバラシがあったら、積極的に仕掛けを交換するようにしたい。そしてハリスのキズやヨレは、カワハギの捕食活性にも影響している感じがした。まったく反応がなくなりエサを盗られないときでも、ヨレやキズのない仕掛けに交換するだけで、バリバリエサに飛びついてきた。こういった捕食の多いときこそ、色々なことを試せるんだよね。今日も途中からは、そんなことを考えながら次の釣行までに考えておくことを頭に思い描いていた。さあ、次回はバラシ激減を課題に、バラシにくい掛け方を研究しておこうっと!(^^)


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