●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2004/08/21 福浦港・まるせ丸

8/21(土)晴 神奈川県福浦港まるせ丸
 中潮 6:30〜12:00 伊豆山〜福浦沖
 カワハギ 20〜27cm 40枚
 カイワリ 16〜17cm  3尾
 シロギス   24cm  1尾
 ゴマサバ   35cm  2尾

「カワハギシーズン開幕!」

 今シーズンも、元気にカワハギ開幕だ。船はいつものように「まるせ丸」だ。まだ8月だから、夏カワハギとでも言うのかな。夏は浅場で釣れるから、暑ささえ我慢できれば楽しめるらしい。新聞とかの釣果速報を見ていても、あちこちでカワハギの釣果を見かけるようになってきた。今回もそんな情報を知っていたから、荒れたあとなんだけどちょっと期待していたんだ。ところが突然の釣行決定だったから、とくに何にも準備してなかった。仕掛けは昨シーズンの残り物。エサのアサリも小粒を売ってなかったし買いに行く時間もなかった。それで仕方なく、冷凍庫の奥に眠っていた去年のアサリを引っ張り出して、それでどの程度釣れるか分からないままの釣行になった。

 さてさて、当日は6時出船とのことで、ちょっとばかり早めに小田原の自宅を出発した。海はちょっとだけウネリがあるような感じで、風も海面を波立たせている。それでも荒れているというよりも、凪に近いような印象の海だった。福浦港に到着して、駐車場に車を停める。荷物を担いで出船場所へと向かった。船長もすぐに到着して、お約束のあいさつ。めずらしくバイクで来たので聞いてみると、この時期は車だと渋滞がひどいとのこと。でも魚が釣れるから、ボクたちもまるせ丸通いが続いちゃうんだよねぇ〜。

「出船前に捕食の研究」

 他のお客さんが到着する前に、船に荷物を積んでから海の中をharukaと覗き込んでみた。するとシマダイやオヤビッチャ、キタマクラがたくさん泳いでいた。溶かし始めたアサリを落としてみると、何と群がってきてあっという間に吸い込んでしまった。アングラーとしてこれを見逃すことはない。harukaのタックルを準備させて、カワハギ仕掛けのままでアサリをひとつ刺して静かに落とし込んだ。するとすぐにエサへ群がって、あっという間にアサリだけ持っていかれてしまう。魚がハリからどうやってエサを持っていくのか、目の前で見ることができた。harukaもこれを見て勉強になるかと思ったら、なかなか掛からないので「見えないほうが釣りやすい」などと言い出す始末。

 みんなが集まってきたので、ここでお遊びは終了。harukaは何とかキタマクラを釣って、喜んだんだかガッカリしていたんだか・・・。まるせ丸は乗船客を乗せて、いよいよ沖に向けて港を出発した。まずは港前の場所に入ったけど、ここでは反応が今ひとつ。そしてこの場所をあっさりと見切って、伊豆山方面へと船を走らせた。途中のポイントで早速カワハギが釣れ始めて、まずは今シーズン最初のカワハギと対面することができた。その後もポツポツと釣れ続け、船は更に移動を繰り返した。移動後の場所でもカワハギが釣れ続けて、船上はどんどん盛り上がる。サイズがいいので、本当に歓喜の声がついつい出てしまう。

「サイズが良すぎる!!」

 ところがサイズが良すぎるためか、とにかくバラシが多い。みんなでカワハギをどんどん掛けるのだけど、次から次へと外れてしまう。体が徐々に昨シーズンのカワハギ釣りを思い出してくるにつれて、まずはひとつ気がついた。懐の狭さが気になっていたので、それまで使っていたハゲ針のサイズを、4号から5号へと大きくしてみた。するとそれまでバラシが続いていたのに、かなりの確率でバラシが少なくなってきた。リズムが取れてきたら、今度はバラシやすいときのパターンが何となく分かってきた。しっかり口に貫通しているときは、暴れているときでもカワハギの動きが素直。ところが皮一枚で刺さっているようなときには、やたら左右に暴れる。ハリの刺さっている位置によって、カワハギの動きが違うのが分かるようになってきた。

 ここからが問題。この首振りでバラシてしまうときのアワセを思い出してみると、どうも誘い上げの動かし始めで掛かってしまうことが多かった。しかし確実に釣り上げているときには、一瞬のポーズをとった方が多かった。つまり動かしたときにエサを追ったカワハギが、上に逃げるエサを慌てて追いかけ、皮一枚になるのではないかと仮定してみた。アタリはとにかく多いので、この最初のアタリを感じてから、誘い上げを一瞬止めてみた。そしてすぐにロッドを立てると、それまでの首振りが消えていた。上がってきたカワハギの口には、バレルはずのないような刺さり方をしていた。このパターンで釣り始めたら、ほとんどバラシがなくなってきたんだ。

「大漁だぁ!」

 どんどん調子に乗って、ついには2枚掛けまで。仕掛けを降ろして誘い、アタリを感じたら一瞬の止め、そして再びアワセの動作に入る。これが面白いように決まり始めた。入れ喰い状況がしばらく続いて、いつの間にか終了の時間。終わってみれば40枚のカワハギを釣り上げていた。カワハギだけではなく、カイワリやシロギスなども混じって、本当に楽しい釣りになった。特筆すべきは小型の少なさだった。とにかく良型のカワハギばかりで、シーズン初期の素晴らしさを堪能することができた。何とか体を空けて、近々カワハギ釣りに再び出掛けてみたいと思う。


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