●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2004/11/27 福浦港・まるせ丸

11/27(土)晴 神奈川県福浦港まるせ丸
 大潮 7:00〜12:00 福浦沖。
  何でこんなに渋いの!?
 カワハギ 15〜22cm 10枚

「超強風が吹き荒れて・・・」

 前夜からの天気予報の通りに、超強風が吹き荒れて、雨まで降っていた。朝になって雨は止んでいたものの、風はまだかなり強く吹いている。まあ天気図を見た限りでは、すぐに落ち着くだろうと思えた。とにかく自宅の小田原を出発して、福浦港へと車を走らせた。海岸線の道路から海を見ると、強風のワリには海が穏やかだった。海面だけが風で波立っている感じだ。港についてから千春船長と相談。まあ日が昇ってからなら様子は分かるだろうということで、しばらく待ってみることにした。徐々に落ち着く方向なので、まずは問題ないだろうとの判断だった。他の船はエンジンをかけて準備をしているものの、出船する気配はない。

 1時間ほど経って7時近くになった頃、他のお客さんもやれると判断したので出船だ。朝だけちょっとアオリイカをしゃくって狙うことになっていた。とりあえず港近くで様子を見ながら釣りを開始した。いつの間にか風がおさまって、海は静かになっていた。しかし反応はあるものの、どうも触手でさわりにきている程度で乗りが悪い。じれた千春船長が自分もシャクリ始め、しばらくしてから1杯を取り込んだ。アタリエギはいつもの・・・。お客さんのひとりが1杯、この時期にしては小型をキャッチした。場所を変えても反応が良くならないので、9時頃にはカワハギ狙いへと切り替えた。

「根から離れるとアタリが止まる」

 結論からいうと、前評判どおりにかなり渋い。前夜に吹き荒れた強風が影響しているのか、こちらもアタリがほとんどない。エサも盗られないほどだ。今まではいくら渋くても、エサに何らかの食べたあとくらいは残っていたのに。しかし今回は、ホントに無視されているといった感じさえする。拾い釣りしながら根周りのポイントへ到着した。喰い渋りのときには、やっぱり根を集中的に狙う方が良い結果が出ている。今までも例外なくそうだった。そしてようやくカワハギからのアタリが出始めた。すぐに1枚目を釣り上げて、ポツポツと拾い釣りをしていく。(写真はツノが2本に枝分かれしているカワハギ)
ツノが2本に枝分かれしているカワハギ
 船を少しずつ流しているうちに、根から離れるとアタリが止まる。お客さんは根掛かりしてしまうようなので、船長は根から船を離し始めたのだけど、やっぱり離れるとアタリがまったくなくなってしまう。再び根に寄せると、やっぱり根掛かり。この根周りの攻略は、慣れていないと難しいのかもしれない。結局その後は根を攻めることなく、真鶴寄りのポイントへと一気に移動した。ここでは同じように根があるものの、ワリと釣りやすいのが特徴だ。根ではあるが、引っかかっても引っ張ればすぐに外れる。岩肌がデコボコしているだけのようで、たまに海藻に引っかかる程度だ。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」

 この場所では再びポツポツと釣れ始めるが、潮の動いたわずかな時間だけ。あとはキタマクラがハリスをかじって逃げていくばかり。潮の通りが良さそうな三ツ石の近くを狙ってみるが、潮が動かなく反応はない。再び先ほどのポイントに戻って、何枚かを追釣したが、たいした盛り上がりもないままに午前の部が終了してしまった。かろうじてボクが10枚で船中トップだけど、どうもスッキリしない。前夜の強風と不安定な水温、さらには動いてくれない潮には勝てなかった。根周りを集中的に続けて入れば多少は違ったかもしれないけれど、まあやってみないと何とも・・。後で聞いた話だと、こっちがアオリイカを狙っていた朝は、カワハギもポツポツと釣っていたようだ。午後船でも、よその船の様子を聞く限りでは、潮が効き始めてポツポツと釣れていたらしい。

 結局のところ、「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言葉がピッタリの結果になってしまった。まあ欲張るよりは、確実に数を稼げる時間帯に集中しろってことかな。久々のカワハギ釣りだったけど、かなり不完全燃焼の中途半端な気持ちで終わってしまった。まあ翌日には再びカワハギ釣りが控えていたので、この結果を明日につなげようと心に誓ったのであった。ちなみに午後船も継続して乗船し、朝の悔しい思いをしたアオリイカを釣って帰った。朝の暗いうちから、夕方の暗くなるまでをたっぷりと堪能した1日だった。疲れたけど、それなりに楽しめました(^^)


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