●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2004/11/28 早川港・おおもり丸

11/28(日)晴 神奈川県早川港おおもり丸
 大潮 7:00〜15:00 小田原沖。
  地元小田原で初挑戦!
 カワハギ 14〜28cm 32枚

「早川港からカワハギ狙いで出船」

 友人からのお誘いを受けて、初めて地元小田原の早川港からカワハギ狙いで出船だ。他の釣りでは今までも何度も出船しているけれど、早川港から小田原沖でカワハギを狙うのはまったくの初めてだった。シロギス狙いの仕立てなどで狙った経験はあるけれど、本格的にカワハギを始めてから3シーズン目。かなり期待して楽しみの1日が始まった。前日は初めての場所を狙って、かなり数が釣れたとのこと。いやがおうにも期待が大きくなっていく。

 出船は7時。左舷のミヨシ側に席をとって、友人たちとあわせて4人の小田原カワハギ初出船が幕を開けた。さ〜て、どうなることやら。今回は前日にちょっと小粒のアサリが入手できたので、そういった面では色々と対応ができそう。根を狙うと思っていたので、仕掛けも十分に作っておいた。ボクは自動ハリス止めとかがついた仕掛けは嫌いなので、どんどん仕掛けを交換して使う。仕掛けによけいなものがついていると、どうも感じ取れるアタリが緩慢になってしまうからだ。段取りさえちゃんとしてあれば、仕掛けの交換もハリの交換も、ボク自身はたいした時間のロスもなく行えるようにしてある。とにかく釣れ始めると数を稼げる釣りなので、手返しをかなり重要視して準備している。

「入れ喰いが始まった」

 船は定刻に出船して、船長の得意なエリアへと向かう。ちょっと風が出てきて、海面は少々ザワツキ気味だ。まあ強風になることはなさそうなので、の〜んびりと1日を過ごせそうだ。船の中の雰囲気は、ほとんどが常連さんという印象だった。ボクたち御一行は、ちょっと場違いな感じが最初はしていた。まあ釣れ始めたら周囲の緊張もほぐれてきたのか、普通に初めての方達とも会話を楽しめるようになったけどね。時折マイクで話す船長は、丁寧に全体の流れを説明していく。さながら1日のイベントを楽しんでもらおうという、イベントクリエーターかな?って印象を受けた。釣っていく最中も釣れ具合をマイクで話しているし、大型が釣れると素早く測定に走る。とにかく船の中は明るい雰囲気で時間が過ぎていった。

 朝一番は本命ポイントから意識的に外していたらしいけど、それでもポツポツとカワハギが釣れている。もちろんボクも、それなりに釣果を伸ばしていった。何度か船を回し始めているうちに、昨日のよく釣れたポイントだと船長のアナウンスが流れた。するとその言葉のとおり、いきなり小型混じりで入れ喰いが始まった。船中25人ほど乗っているけれど、いたるところでカワハギが釣れている。船長のアナウンスも、どんどん盛り上がっていく。ボクたちも順調に数を伸ばし、大盛り上がりで釣りを楽しんでいた。

「小田原沖、おそるべし!」

 このあたりで今日の喰わせのタイミングがようやく分かってきた。周りが徐々に落ち着き始めても、ボクは順調に入れ喰いが続いていた。ここは根の上を釣っているので、ちょっとばかり誘い方に特徴を持たせた方が良さそうだ。カワハギも完全にボトムで捕食しているわけではなく。カワハギ自身の感じているボトムを釣ればよいことに気づいた。通常は一番下のハリを意識して、そこにカワハギを喰わせようとする。しかし根の起伏があるので、むしろその上を意識した方が良かったんだ。とにかくオモリが海底から動かないようにして、まずは仕掛けを安定させることに集中してみた。そしてフカセ気味の仕掛けでアタリを出すタイミングを模索した。

 このパターンが当たり始め、順調に数を伸ばしていった。周囲が落ち着き始めると、今度はサイズアップしてきた。小さいカワハギが混じらず、みんな20cm以上だ。ついには26cm→27cm→28cmと大型が飛び出した。その後にさらに強烈な引きを味わったけど、残念ながらバラシ。ハリが開いていた。かかりが浅くて、ハリが立っていたのだろう。残念・・・。それでもここで一気に数、サイズ共に大満足できた。小田原沖、おそるべし!


「32枚、竿頭!」

 明日以降の出船もあるので、船はまた新しい根を探して試し釣りを兼ねて移動を始めた。船長は魚探を見ながら、どんどんボクたちに釣らせてくれる。こちらもそれに応えるよう、入れ喰いとまではいかないものの、ポツポツと数を伸ばしていく。ボクのクーラーもだいぶいっぱいになってきて、海水を追加して氷の配置を変えたりしていた。とにかく久し振りに波長の合う船長に出会えた感じだ。福浦港まるせ丸の船長も、こうやってどんどん活性の高い群れを拾ってくれる。流しっ放しではなく、こういったこまめに動いてくれる船長だと、こっちも気合が入ってくる。釣れていてもちょっと反応が悪くなると、再び別の釣りやすい群れを見つけてくれるのでとっても釣りやすい。

 午後になり船は大きく移動を開始した。30分ほどの時間をかけて移動して、回遊待ちの大型狙いに切り替えた。しかし残念ながら、ボクにこれ以上の大型は微笑まず、レギュラーサイズを数枚追加して長い1日が終わった。釣りが終わると全員に釣果を確認して、最後にはマイクで発表。「竿頭は32枚、最大は29cmでした。」28cmクラスも何枚かあがったという。このあと船長の挨拶があって、船は港へと進路を向けた。ボクにとっては新鮮な船で、地元の小田原でも、「これだけ頑張っていたんだなぁ〜」と、ちょっとばかり感激。機会をつくって、今度は空いている平日にチャレンジしてみようと思った。色々な場所で様々な地形を釣る、そしてそれに応じた釣り方は無限に広がっていく。でも基本はひとつ。3シーズン目に突入したボクのカワハギ釣りだけど、他に行っても対応できる自信がつきつつある。32枚、竿頭!(^^)


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