●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2004/12/11 福浦港・まるせ丸

12/11(土)晴 神奈川県福浦港まるせ丸
 大潮 6:30〜11:30 福浦沖
  早朝だけアタリ頻繁だが、あとはポツポツ拾い釣り
 カワハギ 15〜25cm 13枚

「適当な準備のままで・・・」

 久々にカワハギ狙いで出船するという内容のメールが、まるせ丸の千春船長から届いた。それじゃあ・・・っと、harukaを連れて出かけてみることにした。今回はharukaのニューロッドがデビューだ。藤沢のマイルストーンで、今まで使っていたショートロッドを長くしてもらっていたのが仕上がってきたんだ。今までは短すぎて、引き込みに腕を伸ばしてショックを和らげながら対応していた。長さがあればごまかしもきくし、少しはバラシが減るんじゃないかってことだったんだけど・・・。しかもこの日は今まで溜め込んでいた、冷凍室の中に眠っていたアサリを使い切ることにした。その中には、3回ほど溶けたり凍らせなおしたりってのが混じっていたけど、まあ何とかなるだろうと適当な準備のままで出掛けていった。それが今回の大変な敗因になるとも知らずに・・・。

 早朝のまだ暗い福浦港に着くと、そこではちょっとしたゴタゴタが展開されていた。とりあえずちょっとばかり様子を見ながら、定刻を少々遅らせて完全に明るくなってからの出船となった。船はいつものように西へ向かい、最近になって実績の出始めたポイントへと向かった。ここは水深が浅いけど、水温の高い今シーズンはまだまだ釣りになる。逆に深い場所では群れがまだ安定しておらず、釣果もそれに比例するようにムラがある。

「カワハギのアタリがこない」

 最初は様子見で、ちょっと沖よりの場所から攻めてみる。しかしまったくアタリはない。そのまま潮回りしながら、本来の実績ポイントへと船は移動した。ところがここでもアタリが出てこない。さらにちょっとだけ移動すると、今度は船中でいきなりカワハギの入れ喰いが始まった。最近は早朝だけしか入れ喰いがないと聞いていたけど、これほどの釣れ具合はめったにあるものではない。

 ところがボクとharukaの仕掛けには、まったくカワハギのアタリがこない。何にも釣れないんだ。こんな入れ喰い状態なのに、こっちだけ釣れないなんてあり得ない。ところがエサは確実になくなっている。アタリを感じ取れないはずがない。だって周りの人たちのロッドは、いきなり絞り込まれるほどの強烈なアタリで釣っているのだから。かろうじて3枚釣り上げたときには、他の人たちからは既にツ抜けの声が上がっていた。あっという間の短い入れ喰いタイムは、残念ながら終わってしまった。

「エサだけが止まって漂っている」

 その後はどこへ移動してもアタリはほとんどなく、みんなエサも残っているようだ。ところがボクとharukaの仕掛けだけは、エサがハリからなくなっている。この時点でようやくあることに気が付き始めていた。「まさかエサが悪すぎて、沈めていく途中で外れてしまっているのでは?」という疑問が脳裏をよぎった。試しに沈めていく途中の仕掛けを巻き上げてみると、予想通りエサはなくなっていた。沈めていく仕掛けを目で追っていくと、仕掛けが見えなくなるあたりでエサだけが止まって漂っている。

 冒頭でも書いたけど、何度も溶けては冷凍を繰り返した古いエサなので、ハリにつけるのも難しいくらいだった。だから周囲の入れ食いの時にも、ほとんどカワハギの反応がなかったというわけだ。エサがなかったら、いくらカワハギでも喰ってはこないだろう。入れ喰いの時に手返しよく釣ることが、ある意味ではカワハギ釣りの数釣りをするコツだ。あとは他の人が釣れない時でも、集中して誘い続けながら、確実に1枚をモノにすることだ。


「準備は怠らないことを肝に銘じて!」

 これに気づいてしまってからは、とにかく移動後の1投目を大事に狙ってみた。移動直後だけは、とりあえず喰ってくるパターンが分かってきたからだ。仕掛けをゆっくり沈めながら、なるべくエサが外れないように意識する。エサが海底まで届けばカワハギが釣れると信じて。そして海底に沈めた仕掛けは大きく動かさず、ゆっくり寝かせては誘い上げる釣り方に徹底した。タタキをやるまでもなく、ちょっと速度をつけて仕掛けを動かすと、エサはハリから外れてしまうからだ。

 こんな調子でポツポツと拾い釣りを続けながら、終わってみれば13枚の釣果。この状況でこれだったら、まあ満足できるものではないかと思う。だって朝の入れ食いでツ抜けの声が聞こえていたのに、トップは15枚だったからね。入れ喰い以降はほとんど釣れてなかったってことだ。それだけにエサに気を使わなかったことが悔やまれる。まあこれを教訓にして、どんな釣りでも準備は怠らないことを肝に銘じて、これからもチャレンジを続けようと心に誓ったのであった!


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