●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2005/10/16 安良里港・好丸(西伊豆町カワハギ釣り大会)

10/16(日)雨 静岡県安良里港好丸
 大潮 7:00〜12:00 安良里沖。
  魚がまとまらずアタリ少ない!
 カワハギ 20〜24cm 10枚

「マルキューさんの小粒アサリ」

 今年も西伊豆のカワハギ釣り大会の季節がやってきた。昨年は賀茂村最後の大会ということで、NHKのテレビ放映もあって大盛況だった。今年は村の合併によって、賀茂村は西伊豆町となった。大会も10回を数えて、これからも続けていくという。町をあげての大きなイベントなので、こちらとしても、毎年参加したいと思っている。常連さんの顔ぶれも、すでに馴染み深くなっている。

 今シーズンは小粒のアサリが極端に入手しづらかったので、今回はマルキューさんの小粒アサリを使ってみることにした。以前は硬いというウワサもあったけど、実際に使ってみるとなかなかのもの。適度にしっかりしていて変な身くずれを起こさす、それでいてカワハギが吸い込みやすいような柔らかさだ。これなら釣るための問題は見当たらない。エサは安心できたので、これからは自分で剥かずに(最近はharukaが剥いていたけど(^^;)、マルキューさんの剥きアサリを使うことにしよう。

「今年も座れない釣り」

 当日は夜中の2時半に小田原を出発して、現地の駐車場には早めの到着だ。そこでしばらく仮眠して、運転の疲れを癒す。アラームの音に起こされてみると、周囲のアングラーたちはどんどん受付会場へと向かっている。こちらも急いで準備を済ませ、harukaと大会会場へと向かった。去年からキャリーを準備しているので、舗装路を引いての移動はホントに楽になった。最初の年は重いクーラーを担いでいたので、大変だったことがウソのよう(^^;

 受付場所へ到着すると、いつもの顔ぶれが揃っている。事務局の方々や、昨年、一昨年とお世話になった船長さんへご挨拶。受付を済ますと、今年の船は好丸さんという大きな船だった。船のところまで行って、さっそく楽しい船長さんと今日の話題で盛り上がった。ひとしきり騒いだ後、船の中を覗いてちょっとビックリ。座る場所のない船なんですね〜。普段は釣りのお客さんが乗らない船なのかな〜。これで今年もまた、落ち着いて座れない釣りが決定(^^;

 抽選の結果、ボクとharukaは左舷胴の間に決定。ちょうど荷物を積み込んでおいた場所だ。移動することもなく、そのまま広いスペースに荷物を広げて置くことができた。これは今までの狭いスペースでの釣りを考えると、ホントに嬉しいことだ。あとはバリバリとカワハギを釣るだけだ。船長に今年の様子を聞いてみると、「魚はいるよ・・・」とのこと。実際このエリアでカワハギを狙っている船はごく少数で、この大会の上位にはいつもそれらの船宿が名前を連ねている。そこに常連さんが乗っているのだから、この一角を崩すのは一筋縄ではいかない。

「体が慣れていない」

 開会式が始まる直前になって、やっぱり空からは雨が落ちてきた。小雨ではなく、本格的な雨だった。みんな慌ててレインウエアを着込みながら、開会式へと望んだのだった。さ〜て、いよいよ船に乗り込んで、もやいをとかれた船は安良里港を出船した。目指すは例年通り、田子沖の釣り場だ。10分程度で釣り場へ到着して、それぞれの船が思い通りの場所で釣りを開始した。こちらもちょっと沖のかなり深い場所で、仕掛けの投入を開始した。

 開始早々はまったく反応がなく、何度か流しかえていた。その頃から船中ではぽつぽつとカワハギが釣れ始めていた。ボクにもアタリがあったけど、なんと2回かけて両方とも途中でバラシ。シーズン最初だから、まだ体が慣れていないのかも。ようやく3回目のチャンスで釣り上げたものの、上がってきたのはタマガシラ。海へとお帰り願った。ところが驚くことに、横で釣っているharukaはすでに3枚目。アタリが少ないわりに、ここまででバラシがない。いつものバラシまくりharukaらしくないね(^^;

 船中ではポツポツと釣れあがっているものの、ボクにはその後のアタリは皆無。エサもまったく触られてない。おそらく回遊の群れが散発で、広範囲を移動しているのだろう。そこで船は普段の実績エリアを、端から端までず〜っと流しっぱなし作戦に変更だ。とにかく我慢の状態で釣り続け、1枚ずつ確実にキャッチしようという考え。何度かの流しかえで、ようやくボクにも1枚目のカワハギがきた。慎重に巻き上げると、いきなりの良型で24cmほど。しかしまたもやその後は沈黙だ。

「発光体装着!」

 ここで発光体を使うことを思いついた。水深があり、しかも喰い方が渋い。だからあまり動かさず、発光体でアピールさせて、ソフトで小さな誘いを心掛けるようにしてみた。するとこれが正解だったのか、立て続けに2枚、3枚と20cm級のカワハギが釣れ始めた。しかし他の人が釣れないようで、再びいいところで流しかえ。するとまたしばらくの沈黙が続いた。そして同じ辺りにきたら、再びカワハギが釣れ始めた。こうした拾い釣りで、ていねいに数を増やしていった。ここでharukaにも発光体を使わせて、harukaも逃げの体制に突入だ。数ではこの時点で、まだharukaに2枚差で負けている。

 ここでharukaが面白いものを釣ってくれた。重くてズンズンと底に引いていく魚で、途中でharukaはギブアップ。船長からは「いい魚かもしれないから代わってやりな!」と言われ、船長はタモを持って操舵室から降りてきた。まあこの引きの感じからすると、十中八九はエイかサメの類いだろうなと思いながら、ちょっとだけ期待して巻き上げた。ハリスは2号なので、無理したらあっという間に切れてしまう。しかし上げてみると・・・、やっぱり。平べったいけど、頭が尖がっていて、尻尾も普通にある。上から見るとひし形のサメらしい。でも裏返してみると、エイと同じように顔がある。普通は笑っているように見えるのに、これは怒っているように見えた。60cmほどはあるだろうか。ガッカリ・・・。

「連続バラシにイライラ」

 周囲の船も状況は同じようで、ほとんど釣れてないようす。こちらの船でも、あまりの釣れなさに、釣りをやらないで寝ている人もでてきた。まあここまで西伊豆の海で釣れないって、ちょっと信じがたいよね。ちらほらと船が減り始め、ほとんどが安良里沖へと移動していた。終わりの時間も近づいてきたので、こちらも一気に移動だ。そしてちょっと沖の深場を狙ってみたが、まったく反応がない。しかも着底したオモリが、泥に埋まって抜けない。さすがにダメなので、船長に移動をお願い。これまでの釣れ具合から、底質の締まった場所でしか釣れていない。ホントは根回りを攻めたいが、船が大きいのでピンポイント攻略は無理みたい。

 それでも浅場の底質が硬い場所から、徐々に水深のある場所へと続くカケ上がりを流し始めると、ようやくここでもアタリが出始めた。ところがボクもharukaもバラシが連続で、ボクは10枚ほどバラシ、harukaは6枚ほどの連続バラシにイライラしていた。しかしこの間も、船中ではほとんど釣れていない。とりにくいアタリで掛けているから仕方ないと納得しあって、とにかく落ち着いて慎重に巻き上げることにした。それから確実にキャッチし始めて、ちょっとひと安心。こういった繊細な釣りって、気の持ちようでかなり左右されるからね。

 ところが今度は、ボクの竿にいや〜な感じの手応え。重くて首を振るような反応に、根魚との確信を得た。しかし上がってきたのは嬉しくない魚だ。鮮やかなヒレを広げながら浮いてきたのは、なんとミノカサゴ。25cmほどのサイズだ。メゴチバサミを持ってきていたので、とりあえず安心してハリを外すことができた。逃がしてやるとしばらくは浮いていたが、忘れた頃にパシャッと暴れてから潜っていった。

「船中トップで4位入賞」

 最後の10分という船長の声を聞き、ラストスパート。ここで2枚を釣り上げて、ようやくツ抜けすることができた。長く厳しい釣りがようやく終わった。船はすぐに港へと向かった。港に戻るとさっそくの検量だ。結果はボクが乗った船では10枚でトップ。これで9隻なので9位以内は確定だ。しかし釣れなかったな〜。今回は女性対象の表彰もあったけど、harukaは7枚で残念ながらダメだった。ボクもharukaも、今後の課題はバラシ対策だね。とにかくどんな状況でも、バラシにつながらない掛け方を体に染み込ませることだ。深場は喰い込みがいいけれど、浅場はやたらとバラシが多かった。このあたりに何かのヒントが隠されているかも知れない。

 結果、4位。トロフィー、賞状、そしてサザエをたくさん、賞品としていただいてきました。来年こそは、常勝の船宿さんにくい込んで、賞品をサザエからイセエビにするぞ〜。しかし港に戻ってからいただいたイセエビの味噌汁、美味しかったな〜(^^)


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