●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2005/11/27 福浦港・まるせ丸

11/27(日)晴れ 神奈川県福浦港まるせ丸
 若潮 7:00〜11:30 福浦沖。
  早朝に反応良かったが、あとはポツポツ。
 カワハギ  16〜24cm  18枚
 ホウボウ  23〜26cm   4尾
 カイワリ    21cm   1尾

「冷凍室の中には・・・」

 今月の上旬に乗ったばかりだけど、まるせ丸の船長から突然の電話が来た。何かな〜と思っていると、カワハギ乗り合いの誘いだった。いつも釣れる釣りばっかりやってるから、たまには釣れないカワハギもやりにきなよという話だった。一時期の上向き状態とは違って、入れ喰いになるようなことはないみたい。潮が澄みすぎているのが影響しているのか、舐めるように捕食しているカワハギを掛けるのが難しいらしい。

 冷凍室の中には、まだマルキューのアサリが残っている。今回も1人で乗船するから、harukaの分は必要ない。210粒入りの1パックのみで十分に足りるだろう。しかもアタリが少ないのであれば、これで大丈夫だ。何度か解凍と冷凍を繰り返しちゃっているけど、この特殊な液体に浸されている状態であれば、それほど痛みはしないと聞いている。実際に当日の朝になって自然解凍させてみると、新品状態とほぼ同じで問題なし。

「ホウボウの魚影が濃い」

 出船は6時半との連絡をもらっていたので、港に到着したのは6時ごろ。ところが船の上はお客様ですでに賑わっていた。ひょっとして6時に変更になったのかな?とも思ったけど、やっぱり6時半に間違いないとのこと。とりあえず朝の挨拶を済ませてから、荷物を船に積み込んだ。車を駐車場に置いて船に戻ると、荷物を取りに行っていた船長が戻ってきた。今日は一番前で釣るように言われた。ポジションを確保して、準備万端で6時半ごろには港を出船した。

 船は進路を西に向けて、最近調子の良かった場所へと進んでいく。ポイントに到着してみると、すでに数隻のカワハギ船が釣りを始めていた。だいたいのポイントは分かっているようで、そのまま減速して釣り開始の合図だ。ちょっと浅めの場所で、あっという間に仕掛けが着底した。道イトは真っ直ぐ下に降りていて、潮がまったく動いてない。

 ハンドルを回して糸フケを取り除き、まずは鋭く仕掛けを叩くようにはたいてみた。すると少し弛んだ状態の道イトを引っ手繰られ、一気にロッドが絞り込まれた。ところがカワハギのように金属的に叩くような引き込みではなく、グングン引いたかと思うとゆっくり横移動するようなファイトだ。上がってきた魚は、予想していたホウボウだった。前回もそうだったけれど、今シーズンはホントにホウボウの魚影が濃いようだ。

「またホウボウ!」

 しばらくアタリが来なかったけれど、そのうちようやく1枚目のカワハギが釣れた。小ぶりだったけど、まずはひと安心することができた。そのまま2枚目、3枚目とポツポツながらも釣れ続け、入れ喰いモードではないものののんびりと楽しみながら釣りができた。そして4枚目を釣ろうと仕掛けを投入して、ハンドルを回して弛みを取り除こうとしたそのとき・・・。

 やってしまいました、めったにやらない失敗を。ちょっとよそ見してリールを巻いたとき、トップガイドに絡んだのに気がつかないで締め込んでしまった。当然ながら糸は簡単にはガイドからほどくことができず、仕方なくハゲ針を使ってほどきにかかった。すると道イトを持っていた左手に、突然の引き込みが来た。そう、魚が掛かってしまったんだ。こっちは一生懸命になってほどこうとしているのに、緩めると引っ張られてなかなかほどくことができない。

 その間もどんどん引きが強くなって、片手で弛みを確保しながら何とかほどくことに成功。ようやくリールを巻いて見ると、やたらロッドがバットから曲がって重い。ところが途中で1度、ハリスがブチッと切れたような感触があった。それでもまだ重い。リールを巻き続けると、水面下には羽根を広げたホウボウが見えてきた。しかも2点掛けだ。さっきの切れたような感触はなんだったのか・・・、とそのときは思っていた。

 ゆっくり抜き上げてみると、なんと針が1本なくなっている。そう、ホウボウはたぶん3尾掛かっていたんだろう。最初に1尾がかかって、動き回るエサへ次々と反応してきたんだと思う。ほどくために不自然な動きをさせていたのが良かったのか、不幸中の幸いだったみたい。この時点でカワハギ3枚に対して、ホウボウも3尾だ。いったい何を釣りに来ているのか分からなくなってきたぞ。

「パターン化されたスローな動き」

 その後は次の流しで再びアタリがきて、上げてみるとこれもホウボウ。ついにホウボウの数が先行してしまった。どうも移動してすぐに仕掛けを降ろすと、ホウボウは最初に反応してしまうようだ。しかも最初のハタキで反応してしまうので、カワハギ釣りの邪魔をされているようにも思えてきた。そこで最初はあまり仕掛けを動かさないようにしてみると、ようやくホウボウの猛攻撃を避けることができたようだ。徐々にカワハギが釣れ始めて、やっとカワハギ釣りの雰囲気になってきた。

 ところが9時を過ぎたあたりからは、エサも盗られない状況が始まった。胴の間のお客様はコンスタントに釣れている。ミヨシとトモは今ひとつといった感じだ。こんなこともあるんだな〜。それでもカワハギ同様にホウボウも反応が悪くなってきたようで、激しく誘っても掛かってこなくなった。そこで誘い方のパターンを少々切り替えてみることにした。

 まずは着底と同時に、一気に弛みを巻き取ってから鋭く激しく叩くように動かす。このときオモリは海底に着底させたままだ。そして少しだけ聞き上げてみる。反応がなければ同じことを少ない回数で繰り返す。そして再び聞き上げる。活性の高いカワハギは、この状態でアタリを出してくれた。これでもエサを盗らないときは、0.5号の中オモリを揺する程度で、ゆっくりフワッ、フワッと誘う。すると止めた瞬間にコツンのアタリが出る。そこで誘い上げアワセをすれば掛かってくるというパターンだ。

 ある程度のパターン化されたスローな動きに反応するようになったので、とにかく余計なアクションは加えないようにしてみた。これでようやくリズムに乗り始めて、ポイントを変えてからも何とかポツポツと釣り続けることができた。しかし相変わらずバラシは多く、この日も12〜13枚は口切れで逃げられている。やっぱり針のサイズを大きくしないと、これ以上のバラシ減は難しいのかな〜。相変わらず今後の課題は未解決のまま、この日のカワハギ釣行は幕を閉じたのであった。次回は針を6号までサイズアップしてみようかな〜。


戻る