●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2006/12/23 福浦港・まるせ丸

12/23(土)曇 神奈川県福浦港まるせ丸
 中潮 6:30〜11:40 福浦沖。
  潮はトロトロ流れていい感じだったけれど・・・
 カワハギ  12〜22cm  8枚
 カサゴ       27cm   1尾

「雨と風がないっていいな〜」

 前回はロッドのインプレッションのために、自分のカワハギ竿を使わなかった。年内にもう一度は自分お竿で釣っておきたかったので、千春船長の連絡をもらってふたつ返事で釣行が決定。仕掛けはたっぷりと作ってあるから、エサのアサリだけを準備すればOKだ。最近はアサリを剥きたくても小粒が入手できず、結局は市販の剥きアサリを使っている。これはこれで便利なんだけれど、できることなら生のアサリで楽しみたい。

 それにしても前回とうって変わり、雨や風がない釣りって気楽だね。冷たい雨でこごえながらの釣りって、やっぱり楽しさは半減しちゃうしね。それでもどんどん釣れてくれればいいんだけれど、自然界はそんなに甘くはない。今回は天気は良かったけれど、カワハギのアタリはとても少なかった。それがちょっと心残りかな。できれば今シーズン中の冬の間に、もっとチャレンジしてみたいな。

「アタリが来ないよ〜」

 朝の6時半に福浦港を出船して、船は沖のポイントを目指す。行程は5分程度で、すぐに釣り場へ到着してくれるのが嬉しい。今回の釣り座は船の後方なので、走行中も風がこなくて快適だ。もちろん飛沫を浴びることもない。あとはカワハギが喰ってくれるかどうかだ。自然解凍しておいたアサリの袋を開封して、100均で購入した小さなザルにアサリを少し移した。なるべく袋の中に液体を残すように注意して・・・。マルキューさんの話だと、この中に入っている液体は特殊なモノで、アサリの劣化をセーブするようになっているらしい。

 まだ薄暗いうちに投入の合図があった。東の空には、ようやく顔を見せ始めたお日様が見えている。とりあえず釣りを忘れて、デジカメを引っ張りだしてワンショット。レンズが寒さの影響で曇っていたけど、まあとりあえずはこれでヨシと。そして遅ればせながら仕掛けを投入してみた。ところが誘っても待ってもアタリが出ず、しかもエサを盗られることもない。

「だいぶ経ってからアタリが・・・」

 しばらく何もつけないシンプル仕掛けで試していたけれど、船中ではポツポツと釣れあがっているのに、まったくの反応なしにしびれをきらしてしまった。中オモリ0.5号を外して、1号にチェンジ。そしてその中オモリの上には、発光体をセットしてカワハギを誘うようにした。ところがこの状態でもまったくアタリが出ず、相変わらずエサを盗られることもない。

 これってひょっとしたらエサの差なのかな。最近はマルキューさん直送のアサリを使わせていただいていたけれど、今回は時間がなかったので近所のお店でカチンコチンになっているのを買ってきた。一般家庭の冷凍室で凍らせたものはすぐに解凍できるけれど、お店の冷凍レベルはとんでもなく高く、冷凍焼けみたいな状態になっているみたい。霜が噴き出しているし、中の液体はひび割れが起きているほどだった。これっていつの品物なのかな?

「やっとワッペンサイズが・・・」

 こんな状況が1時間ほど続き、ようやく船は別のポイントへと移動した。するとここではすぐに小さなアタリがあって、ようやくワッペンサイズの小型が姿を見せてくれた。しかしすぐにアタリがなくなってしまい、エサも盗られない。船中ではポツポツと釣れあがっている。エサもしっかりと盗られているようなので、この違いはやっぱりエサなのだろうか?

 その後はたま〜にアタリが来て、力なく上がってくる小型のカワハギが続いた。釣れないよりは気分的に安心できるけれど、ちょっと不満なサイズだな〜。それでもようやく満足のサイズが上がってきて、ちょっとひと安心したな〜。

「カサゴがゲストで登場!」

 しばらく探っていると、今度は海底がゴツゴツした根の中に入ったような感触になってきた。すると竿先を押さえ込むようなアタリがきて、ゆっくりと竿を立てると重々しい引き込みが来た。ゆっくりと巻き上げてくると、ちょっとばかり赤い魚の姿が見えてきた。逆光で見にくいけれど、上がってきたのは紛れもなくカサゴだ。でっぷりとした良型のカサゴで、これはとっても嬉しいゲストだ。

 このカサゴを釣り上げたら、再びカワハギのアタリが出始めた。しかし最初の流しだけしか反応がなく、すぐに沈黙状態に陥ってしまう。水温を確認すると、表層で16.8℃だとか・・・。なんか中途半端な水温だよね。いっそのこと水温が下がりきって安定してくれれば、カワハギも釣りやすくなるだろうに。ゲストにホウボウの賑やかな姿を見ることもありそうだ。やっぱり水温の推移が心配だね。上がってくる仕掛けのオモリが冷たく感じないもんね。

「盛り上がりがないままに・・・」

 こんな感じであっという間に終了の時間になってしまった。終わってみれば小型を中心に8枚の釣果。これにカサゴが混じってくれたから、半分だけ嬉しさがある。う〜ん、なんかおかしい。自然界を相手にしているから難しいのは仕方がないけれど、正解がどんな状態なのかが予測できなくなってきている。初心に立ち返ってチャレンジしたつもりが、どうもうまく回ってくれない。リズムが来るってしまったのか?

 ボクのカワハギへの道は、やっぱり終わりは見つかりそうにない。だから面白いのかもしれない。今回は徹底してアタリを感じ取ることに専念した釣りを心がけてみた。やっぱり面白さを比較すると、発光体も使いたくない。中オモリは0.5号あれば十分。発光体を使うときは、中オモリを1号以上にしないとアクションでの動きが緩慢になってしまう。這わせを効果的に行うためには、仕方のない1号なのである。ほとんど盛り上がりのない釣行だったけれど、それでも久々にカメラで景色を撮影する余裕もあった。競技じゃないんだし、こういったノンビリムードの釣りもあったほうがいいな。次回は盛り上がるドラマを体験したいものです。


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