●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2007/09/22 福浦港・まるせ丸

9/22(土)晴 神奈川県福浦港まるせ丸
 中潮 6:00〜11:30 福浦沖。
  陽射しが暑くて・・・
 カワハギ  12〜24cm  5枚
 メイチダイ     23cm   1尾
 キュウセン     23cm   1尾

「久し振りの出船」

 久し振りにまるせ丸がカワハギで出船するという。台風の後でちょっとしてから、濁りがかなりきつくなっているらしい。それでもシーズンを感じたかったので、体を慣らすことも兼ねて出撃することにした。冷凍庫の中をチェックすると、マルキューさんのアサリが2パック残っている。去年の残りだね。今日は1人でharukaはお留守番だから、これだけあれば十分なはず。出船時間は6時ということだけど、ちょっと早めに自宅を出発した。何でかっていうと、先日からワラサが近くで釣れ盛っているため、駐車場のスペースを確保できるかが心配だったから。早めに到着したけれど、やっぱりほぼ満車状態。

 タックルを準備して船に乗り込み、出船の時間を待つ。そのうちお客様が到着して、7人の団体さんとのこと。普段は前の方で遊ばせてもらうけれど、まずまずの混雑状態なので右舷大艫に場所をセッティング。波をかぶらないし、風除けにもなるので快適な場所だ。もっとも釣っている最中は、ミヨシから突っ込んでいるので残り物を釣らせてもらう感じ。移動後、最初の投入でアタリがなければ難しい。

「とにかく暑い!」

 最初は港前の漁礁周辺をチェックしたけれど、数日前からの濁りが影響しているのか、まったく生命反応なし。すぐに船長は見切りをつけて、半島横のワンドに移動。ここではいきなりアタリがあって、さっそくカワハギが掛かってきた。幸先良さそうな雰囲気があったけれど、現実は甘くない。全員が投入を始めると、あっという間にアタリが途絶えてしまった。バリバリとエサ盗りされていたけれど、それすらもなくなってしまった。ミヨシに7人がいて、艫には2人。おこぼれをいただけないような状況で、魚影の薄さを感じざるを得ない。

 それでも何度か掛かってくれるものの、シーズン最初のいつものお約束で、掛かってはバラシの連続。10枚はバラシちゃっているだろう。サイズがいいので、ちょっと叩かれると外れてしまう。掛かりが悪いのか、それとも体が慣れてないから刺さりきってないのか。とにかく数少ないアタリで掛けても外れてしまうので、いつものハゲ針4号から6号に切り替えてみた。すると今度はハリに掛かりすらしない。やっぱりついばむのではなく、吸い込んでから吐き出しているのだろう。

 しばらく頑張ってみたけれど、結局は4号に戻すことにした。するとバラシはするものの、カワハギが再び掛かりだした。上がってくるカワハギは口の真上に刺さっているので、ちょっとしたタイミングの違いで起きているのだろう。面白かったのは、隣でバラシた直後に誘いをかけたら、釣れあがってきたカワハギの口に、そのハリが刺さっていたことだ。活性そのものが高いカワハギだけ、しっかりと掛かってくるのかもしれない。

 陽射しがどんどん強くなってくると、トラギスやキタマクラだらけになってきた。連日の好釣果をスポーツ新聞で報じていた真鶴の船も、近くで釣れずに移動を繰り返していた。まったくダメだったのか、粘っていたようだけれど諦めていなくなってしまった。それだけ海の状況は悪くなっているのだろう。水温もまるで夏用のようで、25度近くあるらしい。いつものパターンだと、まだ平場には出ておらず、根際だけで捕食するパターンなのだろう。ジリジリと照りつける太陽のお陰で、集中して釣りをすることが難しくなってくる。

「当たる場所と当たらない場所」

 この日の釣りで気になったのは、海底の微妙な変化でアタリの出方が違うことだ。平場を流していても、凹凸のあるエリアではまったく反応がなく、真っ平らな場所にポツンとある小さな根の周辺でだけ、カワハギのアタリがあるように感じた。やっぱり根に居着いている感じだ。それ以外の場所では、トラギスとネンブツダイばかり。根掛かりするような場所だとキタマクラの猛攻だ。

 船長は一生懸命移動を繰り返してくれるものの、アングラーがそれに応えることができない。何ともシーズン最初のチャレンジにしてはお粗末な結果になってしまった。ちょっと前の状況が良かったらしく、それだけに残念な釣行だった。せめてもの救いは、23cm級が数枚混じってくれたことだ。キモはまったく入ってなかったけれど、カワハギ独特の叩く引きを存分に味わうことができた。あとで捌いてみて分かったことだけれど、お腹の中には小砂利がたっぷりと詰め込まれるように入っていた。台風で流されないように、自分の体を少しでも重くしようとしている行動なのだろうか。

 今シーズンの「カワハギへの道」も、いよいよシーズンインした。例年の西伊豆で行われる大会以外は地元での釣りばかりなので、今シーズンは他の場所にも行ってみたいと思うようになってきた。時間的な余裕があれば、より多くの状況に遭遇してみたい。それらを体験し続けることが、「カワハギへの道」の新たな1ページを見つけてくれるかもしれない・・・。


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