●●●これがボクのカワハギへの道ぃ〜(^O^)♪●●●

★2008/11/09 宇久須港・福神丸

11/09(日)小雨時々曇 静岡県宇久須港・福神丸
 中潮 7:00〜12:00 宇久須沖
  宇久須沖を広範囲に探り釣り
  所々で入れ喰いがあった
 カワハギ     15〜25cm 37枚

「やっと福神丸に乗れた」

 以前、NHK-BSのロケで乗船させていただいた、西伊豆・宇久須港の福神丸さんに、久し振りの乗船をすることができた。前回の乗船が2004年だったから、もう4年も経っちゃっていたんだね〜。船長とは毎年の大会で顔をあわせていたから、いつのまにか顔馴染み。そんな訳で、久し振りに乗りたいってことで友人との仕立て船を出船させてもらうことになったのでありま〜す(^o^)

 今回のテーマは、前回の大会での釣行で身に付けつつある新テクニックを、完全に開眼させること。今までのボクがチャレンジしていたスタイルを、まったく異なるアプローチに切り替えるためのもの。だから使っているロッドも一新して(・・・というか、普通にDUELさんの出していた、旧モデルのカワハギロッド)、これからの釣り方にマッチするかの見極めも行ないたい。

 従来使っていたオリジナルロッドは、繊細なアタリを感じ取りながら、1枚ずつを楽しみながらキャッチするというものだった。だけど毎年の大会に参加するようになってからは、これだけでは物足りなくなってきた。だって、一生懸命やっているのに、自分よりたくさん釣る人がいるんですよ〜。同じ船だったら1〜2番の釣果になってはいるけれど、常に結果を良くするためにはそれだけじゃダメ。昔ながらの意地っ張りが、こんなところで起きちゃった(^^;

「カワハギを自分の仕掛けだけに集中させる」

 ここでボクがどんな釣り方に切り替えようとしているかを、ちょっとだけ話しておこうね。今までの釣り方は、超繊細なアタリを感じ取りながらの釣り。だけど、やっぱりもっと極端な攻めの釣りを展開していきたいと考えるようになった。アタリを掛けるというよりも、人より多くハリ掛かりさせられるアタリを増やすテクニックを意識するってこと。つまり長い時間の競技中って、盛り上がるような入れ喰いもあるけれど、ジッと我慢が必要な時間帯の方が多いはず。そこでいかに数多くのカワハギをキャッチできるかが、最終的なトータル釣果に結びつく。

 その結果として考えなきゃいけないのは、いかにカワハギを自分の仕掛けだけに集中させるか、そしていかにエサを吸い込ませるか、さらにはバラシにくいようにハリ掛かりさせられるかにかかっている。おそらくカワハギ大好きアングラーにとっては、永遠の課題なのかもしれないですよね。でも、ボクとしてはそのある部分に気がついたから(気づいているトーナメンターは何人もいると思うけれど、実際にできている人は数少ないはず)、イメージと現実の誤差をできるだけ縮めるためのことを考え始めてきたってわけ。

 もちろんボク自身が独自の考えでやっていることだから、カワハギ専門のプロから見たら「くだらないこと言ってら〜」とか、「そんなことみんな知ってるよ〜」や、「それじゃあ渋いときは釣れないよ!」な〜んて言う人もいると思う。だけど前回と今回の釣行で分かったことは、やりようによっては周囲でアタリすらないときに、自分にだけアタリを連発させる確率を高めることができる・・・かもってこと。そこをこれから煮詰めていって、様々なケースや釣り場の違いで検証していきたいと思っている。

「すべてが従来と違う路線」

 今までは飾りモノが嫌いだったけれど、これからの釣り方にはそれも必要。動かし方によって反応が異なることや、潮色と水深などとの関係も何となく分かり始めてきた。かなり実りのある探求を進められているから、商品開発にもプラスにできると思う。ロッドの基本設計も、それに見合った硬さやベンディング、それに必要なバットパワーも見え始めてきた。仕掛けの長さやバランス、それにハリのサイズも切り替えてみた。それぞれが、異なる釣り方によって変化を必要としてきたから、当然のことながらすべてが従来と違う路線だ。

 今後の展開については、おいおい「カワハギへの道」の中で紹介していこうと思っている。でもね、おそらくしばらくは、自分が試しているキモとなる部分は紹介しないと思う。だって、ちょっと大会とかにも本気で出てみたくなってきちゃったから(^^;

「23〜25cm級の型揃いで37枚」

 ところで今回の釣行なんだけど、出船時刻には小雨がぱらついていたのでレインウエアを着用しての出船。船は宇久須沖を目指した。最初のポイントでは、1投目から幸先よく良型カワハギをキャッチ。数枚を順調にキャッチしてからは、アタリが散発になった。周囲でもアタリのほとんどない流し釣りの最中に、「それ」を試し始めてみた。するとコンスタントにポツポツと掛かり始めてきた。やっぱり今までとは、ちょっと違う釣れ方だ。しかも掛かりどころがよくて、バレル掛かりとキャッチできる掛かりが、引きの具合で判断できるようになってきた。掛けるタイミングを微妙にずらしていくだけで、それすらある程度はコントロールできることが分かってきた。

 たまに根際を流しているときに、落とせばすぐにかかっちゃうほどの入れ喰いが何度かあった。だけどほとんどの時間は、いわゆる平場の拾い釣り。だからこそこの釣り方が生きてくる。しかも潮が速いのでアタリを感じ取りづらい。そんなときは、このテクニックがより効果を発揮してくれることも分かった。前回の釣行での気づきを、とことん検証することができた。

 終わってみれば37枚の釣果だった。色々と試しながらだったワリに、思っていた以上の結果にビックリ。しかも良型が多く、23〜25cm級の型揃いだった。西伊豆という秘めたる底力という気もするけれど、今までの釣れ方と比較して違いは歴然。新しいボクの「カワハギへの道」は、こうして確実に新たなスタートをきることができた。さてさて、次回の検証は、いつやることができるかな・・・。


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