1996.08.25号 あの さとう珠緒 ちゃんと・・・
今回はとっても嬉しかった話だ。最も嬉しくて楽しくてしょうがなかったのはボクだけだったのかもしれないけど。ホントはまだ内緒にしておこうかなぁって思ったんだけど…やっぱり黙ってられなくなっちゃった。 何をそんなに嬉しそうにしてるの…って思うでしょ。ど〜しようかな〜、教えちゃおうかなぁ〜。ヨ〜シ、もったいぶってもしょうがないから清水の舞台から飛び降りるつもりで(なんか凄く大袈裟だよね)しゃべっちゃおう。 実は今回のソルトルアーターゲットはカマスなんだ。このカマスってヤツは堤防から手軽にライトタックルで狙えるターゲットとして有名なのは知ってるよネ。そこで、今回は早朝出船してオフショアからカマスを釣ってやろうと思いついたんだ。 『エッ、そんな程度の事じゃあもったいぶるほどじゃないだろ』 実はそうなんです。オフショアのカマスゲームは決して珍しいって程の釣りじゃないんだけど、なんと、ナント、ヌワ〜ント…今回はアノ『さとう珠緒』ちゃんと一緒に釣りをする事が出来たんだ。 知る人とぞ知る彼女は最近人気が急上昇中で、DUELが提供している釣り番組の『快楽釣美人』にレギュラー出演している。小さなお子さんのいる人には、今年の2月まで放映していたオーレンジャーのオーピンクをやっていた女の子(失礼…彼女は女の子ではなく立派な女性です)と言ったほうが分かりやすいかもしれない。 それでもまだ分からないと言う不届き者の読者は、フジテレビで毎週月曜日の夜10時54分から始まる『快楽釣美人』を見ること。彼女を知らないと時代に取り残されるぞ〜。こんな情報収集のクセも釣りには役立つんだぞっ…と無理やりこじつけておこうっと。 さてさて、そんな訳でこの日はオフショアからカマスをルアーで釣ろうというロケが始まったのであった。 『ンッ。ちょっと待てヨ。ロケって事はテレビのロケだよナ。という事は…』 そうなんです。出るんですよ、珠緒ちゃんと一緒にテレビに…。何が嬉しくてしょうがなかったかと言うとやっぱりこれだよネ。可愛い珠緒ちゃんと一緒に釣りが出来たうえ、一緒に釣りしてるとこを全国の珠緒ちゃんファンもみんなに見せてあげるんだ。ど〜だ、羨ましいだろ〜。 まあ、こんな話は別にど〜って事ないんだけどさ、フンフンッ。ホレホレッ、早く釣りの話に入らないとページが無くなっちゃうヨ…ていう編集長の声が聞こえてきそうなんで本題に入りましょう。 今回お世話になったのは福浦港のまるせ丸さんだ。高橋千春船長は最近特にルアーに力を入れているのでこういった変わったターゲットを船から狙うことに非常に前向きだ。しかも本人も立派なルアーマンであるうえ、他の人が狙わないようなターゲットの開拓にもチャレンジ精神で立ち向かっていく心強い船長なのである。 今回のカマスも千春船長からの情報だ。まるせ丸は朝の4時に福浦港を出船した。事前情報ではつい先日まで50尾くらいが早朝のひと時で釣れていたとのこと。『快楽釣美人』のロケ隊一行は期待に胸を膨らませてポイントへと向かったのであった。最も珠緒ちゃんの胸は最初から大きく膨らんでたけど…。 千春船長からポイントと釣り方の説明を受ける。船がいる場所の水深は約15mで、岸に向かってキャストすればポイントの水深は5mくらいとのこと。カマスは群れで一帯を回遊しているのでボトム周辺をスローリトリーブするのが基本ということであった。 ところがキャスト〜カウントダウン〜デッドスローリトリーブを繰り返すがなんとなくアタリがあったようなないような。ちょっとカマスの反応を見るためにボトムをとった後にファーストリトリーブしてみたところコツンとアタリがあり、小さくアワセるとフッキング。やっとカマスをカメラに撮れる…と気の緩んだ瞬間にサヨ〜ナラ〜。 後で千春船長に聞いたのだが、このバラシで今日はもうダメだと思ったそうだ。気をもませてゴメンナサイ。 どうやら今日はアピールさせてリアクションバイトに持ち込むのが正解のようだ。そう判断し、おもいっきりロングキャストしてカーブフォールでポイントの真上にルアーが沈むようにコントロールしてみた。ボトム付近で大きくスローでロッドをあおり、再びカーブフォールさせるとカマスは簡単にひったくっていく。結果はこれで連続ヒットだ。 アピールを重視した今回のヒットルアーはヨーヅリのジグ・ブランカとアルティマTJスプーンだった。最近ルアーはリアルじゃないと釣れないと思っている皆さんも、ルアー本来の輝きで楽しんでみてネ!